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うどん食べ歩きブログ
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尾道の猫と風景、そして尾道ラーメン朱華園

2016年01月15日 | 広島県(大豆うどん・細うどん・竹原いもタコカレーうどん・その他)

午前6時59分発こだま731号博多行き・・・。

昨年、よく利用した列車です。

この日も広島県尾道市へ向かう為に、この列車へ乗り込みました。

 

テレビで小津安二郎監督の作品「東京物語」を観賞して、

無性に尾道へ行きたくなったのです。

 

「東京物語」では、ストーリーの冒頭と結末あたりで尾道が映し出されています。

尾道が映し出されているシーンを見て、私は居ても立ってもいられなかったのです。

 

この年、尾道を訪ねるのはこれで3回目になります。

尾道には私の心を魅了する風景がたくさんあります。

今、一番好きな場所かもしれません。

午前8時36分、JR山陽新幹線福山駅に到着。

その後、午前8時49分発JR山陽本線糸崎行きに乗り換えました。

 

この電車に乗車すれば、尾道まであと少し。

心がワクワクドキドキします。(^_^)

それから、過去2回の訪問では天気に恵まれませんでしたが、今回は違う!

今回は天気がとても良い!

そんなわけで、私の気分はどんどん上昇して行きます。(^^♪

午前9時11分、JR山陽本線尾道駅に到着。

 

駅舎から出ると、澄み切った青い空に出迎えられました。

思い切り背筋を伸ばして大きく呼吸・・・まるで故郷に戻った気分です。

ただひとつ残念な事がありました。

この日は千光寺公園へ向かう為にロープウェイを利用しようと思っていたのですが、

なんと、この日から修繕工事が始められるという事で、運転休止となっていたのです。

事前のリサーチが甘かった!!(>_<)

仕方がないので歩いて行く事にしたのです。

千光寺公園は小高い山の上にある公園です。

なので、いきなりの登山となるわけですが、嬉しいことがありました。

これから上がって行こうとする階段に、可愛らしい猫が・・・。(^_^)

 

その猫が、三つ指を立てて「いらっしゃいませ」と言っているように思えたのです。

それが何とも可笑しくて、ついつい笑みがこぼれてしまいました。

ロープウェイに乗れなくて良かった・・・そんな風に思えました。

そうそう、尾道は猫の街としても、実は有名なのです。

 

千光寺公園を目指して坂道を上がって行きます。

息をハアハアさせながら坂道を上がって行きますが、しんどさよりも、

映画のワンシーンのような風景が次々と現れてくる事に喜びを感じます。

しばらく坂道や階段を上がっていると、また猫と遭遇。

 

猫と遭遇する度に元気が出てきます。

実はわたくし、かなりの猫好きなのです。(^^)

さらに階段を上がりますと、またまた猫と遭遇。

ほんと猫が多い。

でも、屋根の上で日向ぼっこしているところを、どうやら邪魔したみたいです。

猫に睨みつけられました・・・(^_^;)

しかも3匹いる。

 

みかんの木を背に日向ぼっこ・・・なんだか気持ち良さそうだな~・・・。

この猫達を見ていると、生きる事にいろいろと理由付けしている人間が、

とても窮屈な生き物だな~と思えてしまう。

生きる理由なんて、本当は余計なものかも・・・。

でも、それを考えないと生けて行けないのが人間たる所以・・・。

猫達をあとに、さらに上を目指します。

しばらくすると尾道水道が眼下に広がってきました。

 

やはり尾道は良い!とても良い!

長い坂道を、汗水垂らしながら上がれば、このような素晴らしい景色を見せてくれる。

癒しを与えてくれる・・・。

 

この景色を見る為なら、どんな辛い坂道も上がって来れそうな気がします。

私はこの場所で立ち止まり、しばしこの景色を眺めていました。

そして大きな深呼吸を一度すると、さらに上を目指して歩き始めました。

上へ行くと、面白いものがありました。

それは尾道駅からも見えていたものですが・・・。

 

尾道城です・・・。

とても小さなお城です。

 

この尾道城ですが、実は昭和39年に建てられた博物館なのです。

歴史的背景が全くないお城です。

現在は廃墟と化していて、建物の中に入る事は出来ません。

このお城は尾道に必要のない気がした。

尾道城を離れて少し歩いたところに「土屋寛翁像」と書かれた石像がありました。

 

この石像の人は、衆議院議員、尾道市長をされていたそうです。

この像はどんな風景を見ているのだろうか?

そんな疑問を持ったものですから、像の後ろに立ってみました。

 

なるほど、尾道水道が見える。

 

この景色をずーっと眺めていたかったのでしょうね・・・。

なんだか分かるなぁ・・・。

でも、空が木の枝に隠されていることが、少し残念な気持ちです。

 

像のあった場所から千光寺公園はすぐ近くでした。

まず展望台へ向かいます。

 

展望台に差し掛かった時、売店で美味しそうなソフトクリームを発見!

さっそく購入して食べてみることにしました。

 

「瀬戸内みかんソフトクリーム」です。

甘いみかんの風味が口の中で爽やかに広がります。

クリームもなめらかで、ほんと美味しい!

ただ、おっさんがひとりでソフトクリームを食べて微笑んでいる光景を、

周りの人はどう思っただろう?

う~ん・・気持ち悪かっただろうな。(^_^;)

少し苦笑いしたのち、展望台へ向かいました。

 

展望台は円形で、喫茶レストランなどもあります。

 

螺旋階段で展望スペースに上がると、目の前に尾道の素晴らしい風景が広がっていました。

尾道を丸ごと独り占めしたような気分です。

遮るものは何もなく、空がとても広い!

まるで飛んでいるような気持ちになります。

空と心が同化します。

気持ちが安らぎます・・・。

 

この場所に、悲しいものなんて何ひとつない。

それが故に、人間の弱さを痛切に感じることができる。

悲しみはいつも人の中にある。

喜怒哀楽はいつも人の心から発生し、人の心を揺さぶる。

真実と虚構が交差する社会。

誰かをいじめ、共通の敵を作ることによって繋がる友達の輪・・・。

ひとり歩きする言葉。

優しさの裏にある罪・・・。

人は残酷で無慈悲だ・・・。

だからこそ、やさしさを必死に探し求める。

尾道の風景はやさしい・・・。

もちろん、雨の日や風の強い日もある。

でも、どんな場面でも、しっかりと風景にやさしさを感じる。

自分が、より強くなれそうな気がする。

泥臭くても、カッコ悪くても、強く生きていける気がする。

人のやさしさは、この風景のやさしさには到底及ばない。

この風景のやさしさは、悲しみのない光と風の中にある。

ここへ来て本当に良かった。

人から学べないことを学べた。

気持ちが晴れ晴れとした。

そうかぁ・・・ここは恋人の聖地でもあるんだ。

「永遠の愛」・・・いい言葉だと思う。

人が、尾道の風景に優るものがあるとすれば、

誰かを愛おしく思える心ではないかと思った。

そしてふと、カミさんの顔が浮かんだ。

今度はカミさんと一緒に訪ねたい。   To Be Continued

 

 

ここからはこの日に食べたものを紹介します。

この日、実は3軒のお店を訪ねました。

今回は、まず1軒目に訪ねたお店の紹介です。

1軒目は「朱華園」です。

こちらの「朱華園」の先代が、尾道ラーメンを最初に始めたと言われています。

地元では、こちらのお店の事を「しゅうさん」と呼んでいるそうです。

 

尾道ラーメンの有名店だけあって、常に行列の状態です。

ただ、回転が良いせいか、お店へは割りとスムーズに入ることが出来ました。

↓↓メニュー

私はもちろん「中華そば」を注文。

「中華そば」と「ラーメン」の違いについては諸説ありますが、実際のところ明確な違いはなく、

現在では同じものとして認識されているようです。

5分ほど待って運ばれてきたのが↓↓こちらです。

尾道ラーメンには背脂がつきもの。

こちらのスープにも背脂がゴロゴロとあります。

スープからいただきますと、醤油と魚介系の風味が鼻を抜けます。

意外とさっぱりして、なかなか美味しい。(^^♪

麺はストレート麺ですが、スープがしっかりと絡んでいます。

こういう麺はズズズと音を出しながら食べるのが一番ですね。(^^♪

 

 

朱華園
ジャンル:ラーメン
アクセス:JR山陽本線(岡山-下関)尾道駅南口 徒歩1分
住所:〒722-0034 広島県尾道市十四日元町4-12(地図
周辺のお店のネット予約:
海鮮ダイニング 美蔵 ルートイングランディア 福山SPA RESORT店のコース一覧
瀬戸内海庄や 福山駅前店のコース一覧
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情報掲載日:2018年11月18日 

 



2 コメント

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Re:朱華園 (Unknown)
2016-01-16 05:12:23
たこさんコメントありがとうございます。

魚介は使われていないですか?
でしたら、私が味オンチなのでしょうね。
醤油と鶏ガラ、そして魚系の味を、私は感じたのですが・・・。
気のせいかな?(笑)
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朱華園 (たこ)
2016-01-16 04:00:01
朱華園は魚介使って無いです。
返信する

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