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この日は午前中、大阪市の天満に用事があって出かけていました。
今年最初の緊急事態宣言が解除されて、日が経っていない頃です。
用事を済ませると、天満を訪ねた時には是非とも行ってみたいと思っていたお店へ向いました。
それが↓↓こちらのお店です・・・。
「長崎五島うどんの店 510(ごとう)」さんです。
長崎県五島列島の郷土うどん「地獄炊き」を食べたくて訪ねました。
でも、暖簾は出ているものの、店頭には「準備中」の札が・・・。
おまけに、出入口扉の前に自転車が置かれている・・・。
店内も暗い・・・。
店頭には↓↓このようなPOPが・・・。
腕時計で日付と時間を確かめてみた。
2021年3月8日午後12時5分・・・営業日に違いない・・・。
開店の時間はとっくに過ぎているけど・・・。
それから10分ほど待ってみたが、結局お店が開く事は無かった・・・。
残念だけど、今回は「地獄炊き」を諦めることにしました。
どこか他にうどん屋さんは無いかな?と、JR環状線天満駅近くまで戻ると、
↓↓こちらのお店を発見。
「うどん(堤)つつみや」さん。
昭和の佇まいを感じる、創業50年以上の老舗うどん屋さんです。
50年前と言えば、日本万国博覧会で国中が盛り上がっている最中ですね。
大阪市北区の土地整備開発が進められている時でもありました。
高度経済成長期の流れの中で、こちらのお店は開業されたのでしょう。
店内はお昼時という事もあり、多くのお客さんで賑わっていました。
外観だけではなく店内も、昭和な雰囲気を醸し出しています。
出入口扉を開けて右の方に、6人掛けのカウンター席が設けられています。
あと4人掛けのテーブル席が5卓と、2階には座敷もあるそうです。
私はカウンター席に座り、メニューを拝見しました。
↓↓メニュー。
こちらのお店、カレーうどんに定評があるので、
私は「かつカレーうどん」を定食(「ライス」を選択)で注文しました。
注文の品を待っている間、どこからともなくタバコの煙が・・・。
健康増進法どこ吹く風、受動喫煙対策もそっちのけで、
普通に喫煙が許されているお店のようです・・・。
個人的に喫煙可の飲食店で、
受動喫煙対策をしっかりされていないお店には、かなり嫌悪感を抱いています。
ただ、こちらのお店については、「昭和」の落し物なんだと・・・、
なぜかそう思い、変に納得してしまっている自分がいます・・・。
あの時代は、何処も彼処も喫煙が許されていた時代でしたから・・・。
注文の品が運ばれた時、喫煙されていたお客さんはすでに退店されていて、
内心ホッとしました。(^-^)
うどんはそこそこ大ぶりの丼に入っています。
雑にトッピングされているカツも、昭和の大衆食堂にありがちな豪快さを感じます。
ライスも少し量が多めで、お腹いっぱいになりそう。(^-^)
まずはカレーをひとくち・・・。
サラッとしたカレーで、出汁の風味が良いカレーです。
辛さ抑えめなので、お子様でも大丈夫だと思います。
うん、美味しい。(^v^)
麺は手延べうどん。
包丁を使わずに、生地を細く引き延ばして麺にするのが手延べです。
艶感が良くて、モチモチとした歯応えも良いです。
サラサラしたカレーを、麺に染み込ませて口に連れて来ます。
良い麺です。(^-^)
カツは衣がしっかりとカレーに浸かっているので、
サクッとした食感は味わえませんでした・・・。
お肉も硬くて噛み切れず、衣がはがれてしまう・・・。
でも、何故かその食感が、遠くにあった記憶を、ぼやけていた思い出を、
くっきりと鮮明に蘇らせてくれます。
とても懐かしい味です。(^-^)
〆はかつカレー丼にしていただきました。
予想通り、お腹いっぱいになりました。(^v^)
つつみやさん、良くも悪くも昭和という時代を背負っています。
どんどん進化していく料理もあれば、それとは真逆の料理もあります。
変わらない味、伝統の味、そういう味も、私は大切に思っています。
「これを食べると懐かしくて涙が出る。」そんな言葉をよく耳にします。
変わらない味、伝統の味は、多くの人の心にある、思い出の味なんです。
つつみやさんにはこれからも、昭和を背負い続けてほしいと願います。(^-^)
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