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手打うどん讃岐屋 ー もう味わうことが出来ない「きつねうどん」 ー

2023年11月16日 | 大阪府八尾市のうどん屋さん

わが町大阪府八尾市で、またひとつ、うどん屋さんの灯火が消え去りました。

1975年創業の「手打うどん讃岐屋」さん。

2023年10月31日、その長い歴史に幕を下ろしました。

こちらのお店の特筆すべき点は、経験豊富な女性スタッフの皆様が醸し出す温かい雰囲気です。

その雰囲気は、おそらく人それぞれで、誰かには母のような存在であり、故郷を思いを起こさせるような感覚かもしれません。

スタッフと直接会話するわけではありませんが、なぜか心に温かさを感じました。

昭和時代を過ごした人なら、この店内の雰囲気に懐かしさを感じることでしょう。

私が訪ねたのは閉業される前日です。

開店まもない時間に訪ねました。

閉業を惜しむ気持ちで来店される方もいて、店内はすぐにお客さんで賑わっていました。

今回私が注文したのは「きつねうどん」と「カツ丼」です。

このお店で頂く最後のメニューです。

まずは「きつねうどん」から頂きました。

出汁が旨い!(^^♪

魚介節の旨味が口いっぱいに広がります。

油揚げも、しっかりとタレが染みていて、甘辛くて美味しかった!(^O^)

麺は手切り感のある、不揃いな麺幅の食感が印象的です。

出汁にもよく馴染んだ美味しい麺でした!(^^♪

「カツ丼」は衣がカリっと揚がり、お肉の歯切れも良い!

とじ卵は少し固めでしたが、逆に食べ応えがあり、良い味わいでした。(^^)

讃岐屋さんの「きつねうどん」と「カツ丼」、そして雰囲気に、大変満足させていただきました。

うどん屋さんの灯火と、昭和の火影が消えてしまう事、とても寂しく思います。

時代が流れていくのは仕方ないけど、とても切ないですね・・・。


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