門司港をあとにした私は、小倉から新幹線に乗りました。
17:34発みずほ新大阪行きです。
当初の予定では博多で一泊するつもりでしたが、
翌日の午前中には島根県へ到着しておきたかったので、博多からの移動は少し困難と思い、
博多での宿泊をあきらめました。
新幹線に乗り込んで席につくと、一気に疲れが出てきました。
ほんと、ぐったりです・・・。
お腹もいっぱいだし・・・(^^ゞ
でも、車窓から見える緑の風景が疲れを癒してくれます。
どんな癒しの言葉よりも、この風景を眺めている方が、心安らぎます。
小倉から新幹線に乗り1時間30分足らず、私が下車した駅はJR岡山駅です。
今夜の宿泊地は岡山県です。
岡山県を宿泊地にしたのは、明日乗車する特急の始発駅だった事と、
格安なホテルを見つけたからです。
一泊3000円足らずのホテルです・・・(^_^;)
川沿いにある↑↑こちらのホテル、実はカプセルホテルです。
個室タイプのカプセルルームがあるので、ここを選んだのですが・・・。
ホテル内に入ると、なんかゴチャゴチャした感じ・・・。
一応、しっかりと清掃はしているようだが、見た目にはどうも・・・(-_-;)
さっそく部屋を訪ねると、一応個室になっているが、
入口扉の上部分から天井まで、30センチほど吹き抜けになっている。
問題は、狭い通路を挟んだ向かい側に、上段・下段と2段のカプセルルームがある為、
上段のカプセルルームに宿泊している人からは、扉上の吹き抜けを通して、私の部屋が丸見えなのです・・・。
しかも向かい側の上段に宿泊している人は、入口のブラインドを下げず、
ずーっと部屋に入り浸っている・・・。いつも覗かれているようで、何だか嫌だ。
こういう事なら個室でなくても良かったと、後悔しきり。
カプセルルームに入ると、ルーム内に空調機が無い事に気づく・・・。
小さな換気扇があるのみ・・・。
どうりで扉の上が吹き抜けているワケだ・・・。
共同の浴場も4人しか入れそうに無いし、トイレも狭い・・・。
結局、このホテルではチェックアウトするまで良い思いをした記憶がない。
隣の部屋の人は一晩中ガサゴソとうるさかったし、
禁煙のはずなのに、どこからともなくタバコの煙の臭いが漂ってくるし・・・。
しかも、空調があまり効いておらず、暑くて熟睡出来なかった。
最悪な一夜を過ごしました。
これなら無理してでも博多で一泊すれば良かったと、やはり後悔しきり・・・。
まあ、この反省を活かし、今後のホテル選びはもっと慎重にリサーチしようと思いました。
朝早くホテルを離れJR岡山駅へ。
結局、今回の岡山は宿泊のみでしたが、次回は津山ホルモンうどんを食べ歩きたいなぁ~。
きっとまた訪ねます。(^-^)
8時5分発の特急やくもに乗り、島根県へ。
散々な一夜を過ごした私ですが、電車のガタンゴトンの音に癒され、車内で少し眠る事が出来ました。
目が覚めて窓から外を見ると、そこには夏らしい風景が展開されていました。
やはり言葉はいらないですね。
この風景を見るだけで、元気が湧いてきます。
良い風景と心は直結しているような気がします。
しかも瞬時に直結できるから素晴らしい!
人間は心を休める為に、そういう機能を持っているのかもしれませんね。
岡山を出て約3時間、JR出雲市駅に到着しました。
ここから一畑電鉄、通称「ばたでん」に乗って、出雲大社前駅を目指します。
丸みを帯びた可愛いフェイスの電車です。
映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」でも脚光を浴びましたね。
この電車に乗るのも30数年振りです。
実は、私が生まれて初めてひとり旅した場所が、この島根県なのです。
あの頃、どんな感情を持ってこの電車に乗っていたのかなぁ・・・。
あの頃は多くの仲間に囲まれていたけど、でも、すごく窮屈だったような気がします。
気のいい、優しい人達ばかりでしたが・・・。
でも、仲間が増えれば増えるほど、自分の人生が遠くへ行ってしまうような気がしたのです。
だから、いつもそこから逃げ出したいと思っていました。
そんな時だったと思います、この地を訪ねたのは。
若き日の私は、いろいろと悩み、苦しみました。
そしてひとり旅を境に、当時の仲間から離れて行ったのです。
仲間に嫌われてしまう事なんか怖くはなかった。
むしろ、自分らしく生きて行けない方が怖かった。
自分の自由と個性を犠牲にしてまで、他人と付き合うのは嫌だった。
その気持ちは今も持ち続けています。
その気持ちを持ち続けていたから、今、幸せなのだと思っています。
電車は川跡駅に到着。
ここで電車を乗り換えます。
一畑電鉄北松江線から大社線へ。
車両もガラッと変わります。
この車両(5110)は元々、京王電鉄で使われていた車両だそうです。
この車両で素朴な田園風景の中を走り抜けて行きます。
ボーっと窓の外を眺めてみると、少し睡魔がおそってきます。
その睡魔に負けじと、目を大きく開けるのですが、いつの間にか睡魔に負けてしまいます。
夢と現実の間を行ったり来たり・・・。
でも、もうどうでも良いのです・・・。
夢でも現実でも、どちらでも良い。
ガタンゴトンと音を立てて走る電車に身を委ねていれば、私は安心出来るのです。
夢でも現実でも、喜びを感じる事が出来るのです。
記憶の彼方にある夏・・・そのさらに遠くの方で蝉の声が聞こえた時、
車内アナウンスが出雲大社前駅の到着を知らせてくれました。
出雲大社前駅は、木の骨組みで出来た素敵な駅です。
改札も木の骨組みで出来ています。
さあ、出雲大社へ向かおう!
・・・そう思ったのですが、お昼前という事もあってお腹ペコペコです。
お参りの前に腹ごしらえする事にしました。
出雲といえば、やはりお蕎麦ですよね。
今回はうどんでは無く、出雲そばを食べに行く事にしました。
「うどん人」を名乗っているからと言って、四六時中うどんを食べているわけでは無いw
四六時中うどんを食べなくても「うどん人」で「うどん好き」ですw
なぜなら、というか、当たり前の事ですが、うどん好きになる事に規定は無い。
うどんが好きと思った瞬間から立派な「うどん好き」なのです。
「うどんの輪」はそうやって広がって行くのではないのでしょうか?
一般の人の中には、マニア以上に、うどんと人生を結びつけている人が多いかもしれません。
私は一般の人が、うどんの話を美味しそうに語っているのを、お店の片隅で何気に聞くのが好きです。
話を戻します。
今回訪ねたお店は↓↓こちらです。
「本格手打蕎麦 出雲 砂屋 SUNAYA」です。
事前情報では、なかなか美味しいお蕎麦を出されているとの事で楽しみです。
お店は2階になります。
上の画像の建物、正面右側の通路を歩いて行くと、
タオルショップ「ヒルズ」というお店があります。
そのタオルショップに入り、店内奥の階段を上がると砂屋さんです。
カフェ・ショップのような趣のお店です。
店内はほぼ満席でしたが、テーブル席がひとつ空いていたので、その席に案内されました。
席に座りさっそくメニューを拝見。
私は評判の良い「十割割子そば(3枚)」を注文しました。
あと「しょうけ飯(塩気飯)」が美味しそうだったので、そちらも注文。
しばらく待って運ばれて来ました。
100%そば粉で打った十割そばは、1日10~20食の限定メニューです。
売り切れるのが早いそうですよ。
鰹節・海苔・もみじおろし・ネギの薬味が別盛で出されます。
あと、デザートとして蕎麦がきが付いていました。
↓↓こちらのPOPを参考にして食べます。
まずはお蕎麦から。
蕎麦の風味が口の中いっぱいに広がります。
粗挽きな蕎麦なので、ツブツブ感がとても良い喉越しです。
評判通り、とても美味しいです。(^^♪
でも、蕎麦より驚いたのが「しょうけ飯」。
「出雲地方ならではの甘みのきいた炊き込みご飯」との事です。
食べてみますと、これがとてつもなく美味しい!!!
しっかりと深みのある味です。
これまで食べた炊き込みご飯の中で、ベスト3に入ります。
この美味しさは参りました。(^-^)
最後はデザートの蕎麦がき。
きな粉と餡が乗っています。
食べてみますと・・・味がぼやけているような感じが・・・。
あまり私の好みでは無かったです。
でも、十割割子そばと、しょうけ飯のセットは超おすすめです!
大変満足させていただきました。(^^♪
さあ、お参りしよう!
出雲 砂屋
ジャンル:そば
住所:〒699-0711 島根県出雲市大社町杵築南772 出雲杵築屋2F
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情報掲載日:2018年11月22日
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