新潟で1夜を過ごした私は、富山へ戻る事にした。
午前7時前にホテルを出て、高田駅へと歩きました。
本当はもっとゆっくりと出発する事も出来たのですが、
最後の最後、北陸本線をじっくりと味わいたかったのです。
それから・・・富山へ戻るのにも理由がありました。
氷見市の雨晴海岸で見る事の出来なかった立山連峰を、もっと最高な場所で見ようと思ったからです。
この日は晴天で、高田駅から眺望出来る金谷山がすごく綺麗でした。
この天気なら立山連峰の眺望も期待できる!
直江津から各駅停車の電車で富山へ向かいます。
北陸本線のひとつひとつの駅を味わいたかったのです。
私と同じような思いを持ってられる方も多かったようで、どの駅にもカメラを持った人達がいました。
北陸本線の中で、一番印象に残った駅は新潟県糸魚川の筒石駅です。
暗いトンネルの中で電車が停まったので、何事かな?と思ったら、そこにホームがあるのです。
それが筒石駅だったのです。
撮影がうまく出来なかったので残念ながら画像は無いですが、その駅から乗車される人もいました。
少しばかりのカルチャーショックです。
今思えば降りておけば良かったかなと・・・後悔しています・・・。
↓↓こちらの駅も、私にとっては印象的な駅です。
富山県泊駅です。
映画「少年時代」のロケがこの周辺で行われたからです。
藤子不二雄A氏の作品「少年時代」も、この駅から物語が始まっているのです。
この駅にも降りたかったのですが・・・あまりに時間が無さすぎて断念しました・・・。
・・・後悔ばかりです。(^_^;)
でも、こういう後悔の積み重ねが、また、旅へと向かわせるのでしょうね。
直江津から富山までの約2時間20分の鉄道の旅はあっという間でした・・・。
富山県に到着後、とにかく歩きたかった私は、呉羽山まで3キロの道のりを歩く事にしました。
天気が良いし、気持ちの良い空気でしたから。
歩く、歩く、歩く、遠くの街を歩く。
思えば、今年に入ってから月イチで旅行をして、いろいろな場所を歩いています。
私の足は、アクセルを踏みしめる為にあるのではなく、大地を踏みしめる為にあるのです。
毎月毎月、どの場所を歩こうかと計画を立てるのが、本当に楽しいです。
のんびりと、日本全国のうどん屋さんを食べ歩きしたいと思います。(^^♪
目の前に緑の映える場所が見えてきました。
呉羽山公園です。
ようやく到着したと言いたいところですが、まだまだです。
ここから軽い登山がはじまります。
軽い登山とはいえ、私の体力ではなかなかキツかったです。
あとで気づいたのですが、登山中、まったく撮影をしていませんでした・・・。
多分、登るのに必死だったのでしょう・・・。
坂道を登りきり、目の前に青空が広がった時、目的の場所に到着です。
「立山あおぐ特等席」、ここは呉羽山公園展望台です。
ここからの立山連峰の眺めが最高なのだと聞き、やって来たのです。
いよいよ立山連峰を眺めることが出来るぞ!そう思い展望台に立つと・・・。
どうも立山とは相性が合わないようだ。
目の前に広がっているはずの立山連峰が、まったく見えない! (>_<)
↓↓ 本来なら、こんな感じで見えるはずなのに・・・。
展望台には、立山を開山したといわれる佐伯有頼の石像があります。
腕には鷹が乗っていて、指をさす方向に立山連峰があるのです。
しかしこの石像を見ていると、風を感じます。
鷹が本当に飛んで行くのではないかと錯覚します。
私は石像と共に、しばらくこの場所で鷹が飛んでいく姿を妄想していました。
すると、ほんの少しですが、立山連峰の片鱗を眺める事が出来たのです。
ただ、感動するには至らない・・・。
雨晴海岸に続き、こちらでも残念な結果になりましたが、きっとリベンジします。
呉羽山を後にして、私は富山地方鉄道の大学前駅を目指しました。
その道中ですが、ようやく山が見えました。
うっすらとですが、神様がようやく願いを叶えて下さったような気分です。
さあ、これで元気よくうどんを食べに行ける!!(^_^)v
富山地方鉄道の大学前駅から市電に乗りました。
この市電の車両、とてもオシャレです。
車内は広いし、窓が大きくてとても明るい!
そのオシャレな電車に乗って、向かった先が小泉駅です。
目的のお店は、小泉駅から徒歩で7分ほどの場所にあります。
電車を降りて、もう一度市電の車両を見ました。
やはりオシャレですよね。
確か似たようなのが広島でも走っていたと思います。
大阪の阪堺線でもあるのかな?
今度、天王寺へ出る事があれば確認してみましょう。
小泉駅に到着した頃、青空が消え、雲が多くなっていました。
イヤな事がおきる前兆でなければ良いですが・・・。(^_^;)
ほどなくしてお店に到着。
今回訪ねたのは「もつ煮込みうどん」で有名な糸庄さんです。
時計を見ると10時53分。
11時開店なので、少し早めに到着した訳ですが、お店はすでに営業開始していました。
店内にはお客さんが入っていて、カウンターは満席でした。
お店に入るとすぐに食券機があります。
私の後にお客さんがいなかったので、食券機を撮影させていただきました。
もちろん、私は「もつ煮込みうどん(もつうどん)」を選択。
その後スタッフの方に4人掛けのテーブル席に案内されました。
食券を撮影した直後、私が座っていたテーブル席も満席となり、
店内を見渡すと、どの席も埋まっていて、お待ちのお客さんもいらっしゃいました。
超人気店です。
それに、殆どのお客さんが「もつ煮込みうどん」を注文されているのが、厨房を見ればわかります。
15分ぐらい待って、私の前にも「もつ煮込みうどん」が運ばれて来ました。
すごい湯気で、ぐつぐつと煮えたぎっています。
熱さに警戒しつつ、出汁を飲んでみました。
にんにくの香りと白味噌の味がなかなか良いです。
他にも、いろいろな素材の旨味が交わっています。
でも、結構辛い・・・。
富山県は雪の多い土地ですから、このような「辛さ」を求めるのかも知れません。
辛味は体を温めますからね。
麺は氷見うどんを使用しているらしい。
熱い出汁の中、ブツブツ切れる事なくモチモチ感の良い麺です。
メインのもつですが、もつ自体が結構辛い・・・。
もつの旨味よりも、辛さが前に出ている感じです。
個人的にこの辛さは苦手かな・・・。
麺をすべて平らげた後も、どっさりと、もつが残っていました。
周りのお客さんの表情を見ていますと、みなさん美味しそうに食べています。
私にとっては苦手な辛さですが、一般的には問題の無い辛さなのかもしれませんね。
まあでも、富山県の名物うどんを食べる事が出来て良かったです。
お店は盛況で、次から次へとお客さんが来られます。
私が訪ねた時は、雪のかけらもありませんでしたが、
この一週間後、富山県は大雪に見舞われたのです。
雪の寒さの中、この「もつ煮込みうどん」は、人の心と体を温めたのでしょうね。
私も、そういう環境の中で過ごせば、きっと、あの辛さも好きになっていただろうな・・・。
そんな事を思いながら、糸庄さんを後にして、この旅最後のお店へと足を向けました。
富山県へ来たならば、見過ごしてはいけない名物料理があります。
それは「富山ブラック」です。
せっかくここまで来たのだから、食べておかないとだめでしょう。
店名はあえて公表しませんが「富山ブラック」で有名なお店を訪ねました・・・。
↓↓ 私が食べた富山ブラックです。
ブラックと言われるだけあって、スープが黒い・・・。
山盛りになっているのは焼かれたネギと、チャーシューです。
スープを少し飲んでみました・・・。
これが凄く辛い!!! 醤油の辛さです!
旨味も何も消えて、辛さONLY!!
とてもじゃないけど飲む事は出来ない!(>_<)
次に麺を頂きました。
結構固めの麺で、弾力があります。
でも、味は醤油の味しかしない・・・麺も辛い!!(>_<)
そして山盛りに入っているチャーシュー・・・これも麺と同じで醤油辛い!!(>_<)
チャーシューも麺も、醤油にどっぷり浸かっているような感じ・・・。
「味が深い」とか「辛さのあとに旨味を感じる」とか・・・、
そんな事を書いているブログを見かけたけど、本気でそう思っているのかなぁ~?
はっきり言って美味しくないし、二度と食べたいとは思わない。
超辛い醤油味の麺と、超辛い醤油味のチャーシューやメンマ、そして超辛い醤油味の出汁・・・、
もう超辛い醤油の味しかしない!(>_<)
味覚は十人十色と言うが、これに関しては「美味しい」と言う人の舌を信用出来ない・・・。
久しぶりに食べてはいけないものを食べた気がします・・・。
でも、怖いもの見たさ的な感じで食べるのなら、楽しめるかもしれませんけど・・・。
あと、「富山ブラック」を提供されているお店は他にも沢山あります。
そして、それぞれ味に個性を出していると思います。
今回、私が食べたお店の味は、私にはまったく無理でしたが、
他店ですと、私好みの「富山ブラック」があるものと、そう信じています。
さあ、富山と新潟の旅が終わります。
いろいろとリベンジしたい場所がたくさんあるので、いつかきっと再訪したいと思います。
富山ブラックについても、このまま辛口な評価で終わるわけにはいかない!
私の舌にあった富山ブラックを、きっと探し出してみせます・・・。
もし、こんな私におすすめの富山ブラックがあれば、お店をご紹介願います。m(__)m
JR富山駅です。
私にとって、富山発の最後のサンダーバードです・・・。
今回の旅は、自然に相手されなかったり、レンタサイクルが出来なかったり、
富山ブラックにがっかりしたりしましたが、そういう事が、ガチに生きている証なのです。
いい事ずくめなんて無いのです。
だから何クソっ!と頑張ることが出来るし、目標も出来るのです。
長く生きていると、本当にいろいろとあります・・・。
苦しいこと、悲しいこと、傷ついたり傷つけたり・・・。
だからこそ、死ぬ時は笑って死んでやろうと思っています。
貧乏だろうが、金持ちだろうが、権力が有ろうが無かろうが、
最高の笑顔で死んで行ければ、人生の勝者なのです。
その為には、毎日を楽しくイキイキと過ごさねばなりません。
それが私の生きる覚悟なのです。
富山弁で言うと「きときとな人生」です。
糸庄
ジャンル:うどん
アクセス:富山地方鉄道市内線小泉町(富山県)駅 徒歩8分
住所:〒939-8272 富山県富山市太郎丸本町1-7-6(地図)
周辺のお店のネット予約:
・居楽屋白木屋 富山南口駅前店のコース一覧
・Bistro du marche Gozzoneのコース一覧
・廻転とやま鮨 富山きときと空港店のコース一覧
周辺のお店:ぐるなび 富山市×うどん
情報掲載日:2018年11月22日
はじめまして、コメントありがとうございます。
また、貴重な情報もお知らせ頂き感謝致します。
富山県へ再訪の際は、是非参考にさせて頂きます。
じょんならんさんの閉店は本当に残念でしたね。
良いお店でした。
私は富山県出身で、現在は横浜在住・東京都内勤務のシニア世代です。以下、大喜の系列について3か所のレポートを貼っておいますので、次回行かれるならご参考にされて下さい。
http://musicarena.exblog.jp/26100778/
http://musicarena.exblog.jp/26142787/
http://musicarena.exblog.jp/26246918/
因みに、別稿でご紹介されていた、横浜・六角橋(白楽)の讃岐うどん・じょんならん、ですが、昨年末に惜しまれながら閉店しました。
コメントと情報をありがとうございます。
実は12月にまた富山県へ行こうかと思っています。
その時に再度、富山ブラックに挑戦しようと思っています。
私が食べた富山ブラックは、県内でも辛い方だと聞きました。
ですから全く違うお店で挑戦しようと思います。(^ ^)
通りすがりの県民です。
富山ブラック、お口に合わなかったようで残念です。
県民でも好きではない方がとても多い一品ですが、何度か食べるうちに中毒になることもあります。
私も初めて食べたとき(小学生の頃)は、「なんだこれ?」という感じでしたが、今では最低でも月一で欲してしまいます^^;
お写真を拝見するかぎり、行かれたお店が元祖なのですが、そこの「のれんわけ」のお店は比較的評判良いようです。※それでも結構塩辛いですけども・・
もし興味があれば「富山ブラック 団地」と検索して頂ければ、検索トップに出てくるお店です。
通りすがりで失礼いたしました
はじめまして、コメントありがとうございます。
また、富山ブラックに関する情報もありがとうございます。
富山ブラックはどのお店も同じ様な味なのですね。
だとしたら残念です。
ただ、富山ブラックを販売しているお店で、富山ブラック以外のラーメンメニューがあれば、そっちを食べてみたい気がします。
ご存知かと思いますが、富山ブラックは、ご飯のおかずとしてのラーメンが発祥だそうです。有名店を筆頭に、彼の地では長年支持されていますので、それ系は似た味です。お互い近づかないのが吉ですね。