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加寿屋(KASUYA)藤井寺本店 - 大阪の郷土料理 かすうどん -

2017年07月15日 | 大阪府南部(かすうどん)

先日、左ひざ治療の為、大阪府羽曳野市の病院へ行きました。

その帰り道、昼飯を食べる為、藤井寺に寄りました。

藤井寺と言えば南河内。

南河内と言えば「かすうどん」です。

そこで私は「加寿屋藤井寺本店」を訪ねる事にしました。

加寿屋さんは現在、全国にチェーン展開されていますが、その原点が藤井寺本店なのです。

「かすうどん」は、大阪南部の一部地域で食べられていた郷土料理です。

「かすうどん」の「かす」は、油かすの事です。

牛の小腸(ホルモン)を、脂が抜けるまで素揚げしたものが油かすです。

最近では、「かすうどん」も広く知れ渡るメニューとなりましたが、

昭和の頃までは、一般的に出回るメニューとして考えられなかったのです。

そのあたりの事は、とてもデリケートな問題なので、ここで話す事は差し控えさせていただきます。

ただ一つ言える事は、美味しい物に国境や身分や人種は関係が無いという事です。

近鉄藤井寺駅から歩くこと15分、お店に到着しました。

「加寿屋藤井寺本店」です。

意外に小さなお店だったので、少し驚きました。

お店に入ってさらに驚いたのが、

お店を切り盛りされているのが、20歳前後の若い女性スタッフふたりだけ・・・。

たまたまなのかな?

本店なので、年季の入ったオヤジが居るものだと思っていただけに驚きました。(^-^;

店内はカウンター席と、二人掛けのテーブル席がありました。

カウンター席に座り、メニューを拝見。



私は「かすうどん」のかす大盛りを注文。

あと、平日のランチタイム時は、おにぎり2個まで、かやく御飯、白ご飯のいずれかが無料サービスです。

私はかすを大盛りにしたので、かつおのおにぎりを1個だけ頂く事にしました。

しばらく待って「かすうどん」が運ばれて来ました。

まずは出汁からいただきますと、

とても美味しい!!

ほのかに柑橘類の風味があるのと、油かすの旨味も出汁に溶け込んでいて美味しい!!

油かすに合うのはこの出汁しかないなと思ってしまうほど、美味しかった。(´▽`)

油かすも臭味が一切なく、カリッとして甘味もあり、そして旨味たっぷりでとても美味しい!!

かつおのおにぎりではなく、白ごはんにして、油かすと一緒に食べれば良かったと後悔・・・。(^^ゞ

麺も悪くない。

モチモチ感とシコシコ感が絶妙なバランスで、この食感、クセになりそうです。(^^♪

加寿屋さんの「かすうどん」、思っていた以上に美味しかった。

「かすうどん」にハマってしまいそうです。(^ω^)

そうそう、かつおのおにぎりですが、おにぎりの中に鰹が入っているものではなく、

かつおのふりかけのおにぎりでした。

ただ、サービスのおにぎりにしては、サイズが大きかったです。

「かすうどん」は、大阪市東住吉区の矢田という町で、屋台で売られていたのが元祖と言われています。

実はわたくし、幼稚園の時から高校2年の1学期まで、この矢田という町で暮らしていました。

中学の時クラスメートがよく、

「油かすうどんを食べに屋台へ行って来た。」と話していたのを今でも覚えています。

(ちなみに私は、一度もその屋台を訪ねた事がありません。)

クラスメートの話から察するところ、

屋台で販売されている時のメニュー名は「油かすうどん」だと推測出来ます。

ですから、屋台ではなく、土地に根付いた店舗として、どこよりも早く「かすうどん」を本格的に取り入れ、

「かすうどん」というメニュー名を日本で最初に掲げたお店が「加須屋藤井寺本店」なのです。

「かすうどん」を広く世間に周知させたのも、加須屋さんで間違いないでしょう。

その功績はとても大きいと思います。

お店から出る時に「よかったらウチワをどうぞ。」と、なぜかウチワをいただきました。(^-^)

雨上がりの道を歩きながら、ウチワを使わせていただきました。

初夏の風をありがとう。

 

KASUYA 藤井寺本店
ジャンル:うどん
アクセス:近鉄南大阪線土師ノ里駅 徒歩12分
住所:〒583-0011 大阪府藤井寺市沢田1-28-1(地図
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情報掲載日:2018年11月18日

 



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