多武峯、談山神社、廃仏毀釈、興福寺、五重塔、阿修羅、修二会、東大寺椿、青衣ノ女人、、
阿修羅
興福寺の阿修羅には、むしろ愛がたたえられている。少女とも少年ともみえる清らかな顔に、無垢の困惑ともいうべき神秘的な表情がうかべられている。
阿修羅は私にとって代表的奈良人なのである。
修二会
様変わることが世の常にあって、千年以上も変わることがないということが一つでもあったほうが…むしろそういうものがなければ…この世に重心というものがなくなり、ひとびとはわけもなく不安になるのではあるまいか。
東大寺椿
ああいう椿は、現実にありますか
ありませんよ
だから尊いのだ、という表情をした。
過去帳
青衣ノ女人(しょうえのにょにん)
と、よむ。これは、女人の亡霊である。名はわからない。
疲労による幻覚であったかとも、いわれる。
本の中で奈良を歩いてきました。
実際に観て、テレビでも観て、本の中で観て…少しずつ繋がってくるのが楽しいです。