日清戦争から十年…正岡子規は逝き、日露開戦
正岡子規が亡くなり、読む楽しみがなくなってしまったのですが、日露戦争についても知らないことだらけで、勉強になりました。
「秋山の天才は、物事を帰納する力だ」
子規は、自分には美がある、という。…
…子規はその余白に、絵をかいたり句をつくったりしている点、楽しみが大きい、大きいぶんだけ、おれのほうがえらいぞ、と誇っている。すでに子規は無邪気になっている。
子規逝くや十七日の月明に 虚子
…もし日本とおなじ条件の国がヨーロッパにあったとして、そして原爆投下がアメリカの戦略にとって必要であったとしてもなお、ヨーロッパの白人国家の都市におとすことはためらわれたであろう。
国家間における人種問題的課題は、平時ではさほど露出しない。しかし戦時というぎりぎりの政治心理の場になると、アジアに対してならやってもいいのではないかという、そういう自制心がゆるむということにおいて顔を出している。…
読書のあとは、阿武山歩。
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