gooブログで知った本、またまた「翔ぶが如く」を一旦置いて読んでみました。
「一日を一生のように生きよ、明日はまた新しい人生」。『一日一生』は、現代の”いき仏”と称される酒井雄哉・大阿闍梨の慈雨の言葉集。酒井氏は40歳で仏門に入られました。7年間にわたって行われる過酷な修行である千日回峰行を53才と60歳で2度も達成されています。
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千日回峰行、最初は一日三十キロ、六年目になると一日六十キロ歩く。七年目は一日八十四キロ歩く。…長い道のりもちょっとずつ頭の中で区切りながら歩いて行くと、いつの間にか終点についちゃうんだ。
自分なりに腑に落ちると、人はついそこで考えるのをやめにしちゃう。でも答えが分からないといつまでも考えるだろう。肝心なのは答えを得ることじゃなく、考え続けることなんだな。
何かを置き忘れているような気がしたら、少しずつでいいから、歩いてみるといい。歩くことが何かを教えてくれるよ。
回峰行などでひたすら歩くのは、歩きながら坐禅をしているのと同じ、「歩行禅」といわれるものだ。歩く中で何かを思いついたり、知恵が生まれたりする。…
自分自身が感じて味わって初めて本当の意味で「知る」ことができる。
腹が立ったら、ちょっと引いて自分で自分に問うてみるといい。それは執着ではないかなって。…手放してみたら、案外さっぱりして、気持ちが楽になるかもしれないよ。
生きていると三つの要素がある。呼吸することと、体を動かすこと、そして心に思うこと。…三つあって初めて支えられるんだな。
一日一日、新しい人生を生きていけばいいんだよ。
無理せず、急がず、はみださず、力まず、ひがまず、いばらない…穏やかな気持ちでもってな。
すごい方だなぁ、と思いながら本を読み終えました。
その後、BS「英雄たちの選択 本田宗一郎 イノベーションで世界を目指せ!」の録画を見たら、またすごい生き方で…さらに感動しました。。
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