
山中千尋がベニーグットマンに捧げるオマージュ。
なのかな?
最初は正直「えー、ベニーグットマン?」とか思っちゃった。それでも買っちゃう自分の物好き具合については分析する気も起きない。。。
ベニーグットマンについてはその昔、中古レコードやで買った500円ぐらいのLPを4~5枚買った気がしますが、あまりそれほど感動も感心もなにもなかった思い出。
でも、このアルバムはちょっとぐっときました。素直にスゥイングしちゃったけど、そのスゥイングは素直じゃない。なかなかやります。ナカヤマチヒロ。
ピアノのテクニックというか、体力というか、弾ききる力というかなんというか、そういうのがちょっとだけ足りなくて、もたつきというか、音が欠けちゃうというか、そんな印象を残すところがほんのちょっとだけあるんだけど。
でも、このアルバムはこの人の希有な才能を示す結構えぽっくめいきんぐな作品なんじゃないかと、疲れ切って乗った京浜東北線の中でiPodを握りしめながら思いました。
クラリネットが入ったJazzで、そのクラリネットがすげーいいじゃん!とはじめて思ったよ。