小林紀興の「マスコミに物申す」

第三の権力と言われるマスコミは政治家や官僚と違い、読者や視聴者の批判は一切無視、村社会の中でぬくぬくと… それを許せるか

林文子横浜市長は横浜をばくちとやくざと売春の街にするつもりなのか?

2019-09-04 01:34:07 | Weblog
8月22日、横浜市長の林氏が突然記者会見を開き、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致に名乗りを上げた。横浜市議会にはかることもなく、独断での記者会見だった。いつから林氏はトランプのような強権を市民から与えられたのか。林市長に対する横浜市民のリコール運動が始まるのは必至だ。
実は林市長は2期目の14年にIR導入を検討するプロジェクトを開始し、インパクトがある施設を横浜に誘致したいとIR誘致に前向きな姿勢を示していた。が、横浜は国内でも有数の歴史と文化のにおいを濃厚に残し続けてきた街だ。横浜市民はその誇りを持ち続けて生きてきた。その誇りを踏みにじることを平気でやるのが市長の権限なのか。なら、トランプと変わらないではないか。
横浜市民の94%がIR誘致に反対だという世論調査の結果もある。そのため17年の市長選挙では、林氏は「IRは白紙」と公約し、選挙で勝った。メディアや野党もだらしなかったのは「白紙」の意味を厳しく問うべきだった。確かにいったん進めていたプロジェクトについて「白紙」と言えば、「白紙撤回」を意味するのが常識だと言ってもいいだろう。が、林氏の日本語感覚は違っていたようだ。記者会見で林氏は「白紙」は「やらないという意味ではなかった」と弁解したが、なら選挙の時「白紙」の意味を市民に正確に伝えるべきだったのではないか。あたかも「やーめた」というニュアンスを濃厚に含めた公約をしていながら、市民感覚を逆手に取るような手法で選挙に勝ったら「私はトランプになった」とのぼせ上ったのか。
林市長はIR誘致にかじを切り替えた理由について「横浜の将来への強い危機感」があったと述べた。具体的には市民の減少、観光客の減少と観光消費額の減少、税収の低迷を挙げている。そうなったのは、林市政の失敗を意味しているのではないか。横浜市の財政悪化についての検証もせずに、とりあえず儲かりそうな事業に手を出す…それが市政の在り方なのか。少なくとも、いったん「白紙に戻す」と公約して市長選をたたかった以上、IR誘致にかじを切り替えるなら、いったん市長の職を辞し、改めて市民の民意を問うべく市長選挙を行い、林氏も再出馬すればいい。その結果横浜市民の過半数が林氏を支持したのなら、林氏は市民の支持を受けたことになり、堂々とIR誘致活動を進めればいい。安倍総理の集団的自衛権行使容認の安保法制強行採決もそうだが、国政だけでなく市政においても、選挙に勝てば公約など知ったことではないという政治が罷り通りつつある。日本の民主主義はどうなるのか?
 

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