2002年北野武監督作品。
これは完全に評価と好みが分かれるだろうね。
ハリウッド映画しか観ないような人には退屈以外の何ものでもないシロモノだるう。
オレは、、、出来としては微妙だけど、、、好きだな。
ロシアでウケたのが良く解る。
タルコフスキーにも通じるものがある。
3エピソードの絡みがいまいちだし中途半端なんだが
描きたい世界観は共感できる。
この世界観を描きたい表現者は沢山いるだろう。
でも、、、なかなか発表できない現状。
興行的には無理があるタイプの作品。
たくさんのヒット作を出した北野監督が
どさくさにまぎれて確信犯で創ったと思われる。
彼の立場でも何度もこんなのは創れる状況であるはずがない。
まあ、羨ましがる監督さん達もいるだろね。。。
最も話題に上らないであろう彼の最高傑作かも、、、ね。
恋愛カップルを第三者の目(神の視点)で観ると
滑稽で哀れだ。
解っていながらも、みんながみんな踊らされて、、、
愚かな処へ向ってしまう。
いつの世も、そんな景色の多い事、多い事、、。
他人の事には冷静でも、、当事者となると、、、ね。。。
哀れで滑稽でも、、、
せめて、美しくありたいものですね。。。
10.01.23
予告編見つからず。。。