フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

℃-ute 「キューティーJUMP!」 10/18中野夜公演 ~岡井ちゃん煽る 客席盛り上がる~

2009-10-19 22:53:18 | ライブ!2009

 昨日、東京中野サンプラザで行われた℃-uteコンサートの夜公演に行ってきました。そのレポートです。

 中野に向かう電車の中で、なっきぃこと中島早貴ちゃんがインフルエンザのため欠席となる事をネットで知りました。山手線の車内でショックに打ちひしがれる自分の耳には、イヤホンから聴こえてくる「Big Dreams」のフレーズ「もっと元気に生きていこう」。
 気持ちを切り替え、元気に楽しもう。℃-uteはアクシデントを何度も超えてきたグループ。

 「踊るという事」
 ライトが灯って℃-uteメンバー登場。一応人数を数えてみる。やっぱり五人。
 序盤はフリコピをしたくなる曲が多いので適度にフリコピします。振り付けをしっかり記憶していない曲の時、自分にとっての心のダンス師匠であり、愛すべき存在であるなっきぃが今日はいない。もっとも、今日は一階の後ろから三列目なのでメンバーを身長で判断するような距離ですが。
 隣の愛理Tを着た女の子はフリコピしつつ、愛理パートで推しジャンプ。元気やなあと感心。今日は両隣が一人で来ている愛理ヲタの女の子でした。客層がますます若返っているのが今ツアーの特徴。
 完全フリコピに関しては、ステージ楽しむより自分が大事になってしまうみたいで否定的になるけれど、まっさら、大もては大賛成です。これから℃-uteコンサート行く人、行きたい人、まだ行き始めたばかりの人、この二曲は振り付けを覚えて行く事を勧めます。楽しさ倍増します。会場みんなも、この曲では踊っているからご安心を。今日は、岡井ちゃんが大もての「Oh Yeah! Oh Yeah!」で元気良く!と煽っていました。

 「人を笑わせるという事」
 この日のキューティーガールズコント、愛理が行なう迷子のアナウンスが「鬼瓦ゴンタ君」ではなくなり、2歳のお子さんが中野駅中央線ホームで待っていますに変わり、中野駅の映像がスクリーンに流れました。最近の公演からご当地ネタに変えてきているみたいです。こういうご当地ネタは大歓迎。
 このコントを観てきて好きなシーンは、マイマイが幼なじみの岡井君に恋心を抱くシーン。少し上ずった声で照れ気味に「岡井!」というマイマイの言い方がツボです。さすが、℃-uteメンバーで初めて連続TVドラマ(銭湯の娘)に出演した経験のあるマイマイ。演技はバッチリです。

 年長組フリートークのコーナーは、なっきぃ欠席で必然的にやじうめが担当。
 言い間違いが多いという梅さん。梅父もそうらしく、会社の人からの電話で相手の名前をずっと「いにょうえさん」と言い続けていたと話して会場が笑いに包まれます。
 それに対して舞美、うちもお兄ちゃんが昔少年野球の練習で監督に「コーチャーズボックスに行って」と言われて、バッターボックスの横に立ったと、野球の説明や身ぶりを交えて解説。どうやら矢島家はみんな天然らしい(笑)。
 会場はほのぼのとした笑いに包まれます。さすが、やじうめです。
 そして、そんなやじうめからとどめのセリフ。舞美が「お互い天然という事で、これからも注意し合っていこうね」と梅さんに笑顔でお願いをします。梅さんも笑顔で応えます。ああ、℃-uteのやじうめはあと一週間で終わりなんて寂し過ぎる。
 しかし、この舞美のセリフをポジティブに受けとると、梅さんは℃-uteを卒業しても仲間であり、友人という事を再確認出来ます。
 卒業しても、やじうめは不滅。やじうめフォーエヴァー。

 「歌を聴かせるという事」
 なっきぃ欠場により「タイムカプセル」は梅さんソロになりました。思いがけない形で梅さんソロをコンサートで観る事が出来た訳ですが、曲と歌声がマッチしていたせいか、非常にハマっていました。癒し光線出まくりです。
 この貴重な梅ソロを何とかして映像に残してほしい。DVDの特典映像が無理なら、次のツアーで発売されるDVDマガジン(前ツアードキュメントバージョンの方)に収録してほしい。このコンサートを観てない多くのファンのためにも是非。

 今ツアーの見所の一つである鈴木愛理ソロによる「残暑お見舞い申し上げます。」。この日は、フレーズの語尾で一ヶ所音がずれたところがあったけれど、他は素晴らしかった。決してベストコンディションには見えなかった愛理が、歌の時は凄い集中力を見せている姿に、胸が熱くなった。この日は何故か何度も脳裏に栞菜の事が浮かんだ自分は、栞菜への歌((と自分は解釈している)を切々と歌う愛理に感動してしまった訳です。
 ツアーが始まった頃、この曲の見せ場は愛理の表情と書きましたが、回を重ねて愛理の歌、表情、いずれも良い意味で力みが取れて完成度が高まりました。その結果、こうして自分は胸を熱くしているという訳です。
 これからの愛理も非常に楽しみになってきました。発声と演技力を磨いて更なるスキルアップを達成出来たら、魅力は倍増間違いなし。来年はミュージカルに出てほしいなと思いながら、いつも通り、強い視線でうつむきながらステージを去る愛理に、大きな拍手を送りました。

 「会場を煽るという事」
 この夜公演を観た人達から、「岡井ちゃんがとても良かった」という声が多数挙がっているようです。
 なっきぃの分まで頑張らなくては。メンバー全員がそんな意識でステージに上がっていたと思います。その中でも、岡井ちゃんの気合いの入りっぷりは素晴らしかった。カッコ良かった。
 ℃-uteコンサートの客層は春くらいから変化を始めています。コンサートにまだ慣れていない人を、いかに巧く盛り上げていくかという事に℃-uteは取り組んでいる訳ですが、この日の岡井ちゃんからは、「場を盛り上げたい」という気持ちをより強く感じました。
 例えば、イントロで「オイオイ」の掛け声を入れるような曲で岡井ちゃんは、
「もっと大きな声で!」
と、客席を煽りました。跳ぶ曲では、「まだまだ」。そして、デッキブラシパスの場面では、
「皆さんも一緒に」
と煽り、観客はメンバーの一投に合わせて「オイ!」と合いの手を入れながら右手を投げるように突き上げる。
 まさに、観客がなっきぃの代役として参加しているような一体感。
 人数が一人少ないからパスの回し方も変わるのは当然。どうしてもぎこちなさも生まれ、いつもに比べパスの回し方も遅く見えたけれど、観客の声援の後押しで無事成功。
 この日の成功が今ツアーで一番嬉しかった自分と同じ思いなのでしょう。会場の拍手と歓声も、いつもより一際大きく思えました。岡井ちゃんの煽りが効いたのです。

 岡井ちゃんの煽りに乗せられ、客席の応援もヒートアップ。「SHINES」のソロパートでのコールも大きくなります。

「大きな空に自慢したい」マイマイ!「あの」マイマイ!「夢が」マイマイ!「輝いたと」マイマイ!

 続く梅さんソロパートの「えりかコール」が更に大きい。Bメロの岡井ちゃんソロパートでの「ちさとコール」もデカイ。
 そして、サビのタオル回しも煽りが入り勢いが加速。会場全体に2000個のタオル扇風機が回る。今日の自分の右手には真っ赤な「有原栞菜マフラータオル」。℃-uteの梅さんを生で観る事の出来る(自分にとって)最後のコンサート。梅さんと仲良しの栞菜のタオル、回してもいいですよね…。

 アンコールのラスト挨拶。岡井ちゃんが力入りすぎて日にちを噛む(苦笑)。いいさ、今日の活躍を思えば少し噛んだくらい無問題。
 挨拶の締めに矢島舞美リーダーが、欠場したなっきぃの分までみんなで頑張ったと挨拶。すると、ステージ上のセットに付けられていれ照明がオレンジに変わりました。これは粋な演出です。
 おそらく、ステージに上がれない事で悔し涙を流したであろうなっきぃ。その気持ちがわかるだけに、メンバー全員が力を合わせて良いステージを見せた。なっきぃの心はちゃんとステージにあるよという演出なのでしょう。


 すべてのセットリストが終わり、客席に照明が灯りました。しかし、観客のほとんどが帰りません。立ったまま叫びます。

「えりか!えりか!」

 えりかコールは止まりません。5分以上は続いたかと思います。結局、梅さんは登場しませんでしたが、きっと客席のえりかコールは楽屋に聞こえていて、観客の想いは届いたと思います。それで十分。
 ファンの熱い想いを受け止め、梅田えりかさん℃-uteでのラストステージへ臨みます。

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松浦亜弥コンサートツアー2009秋~想いあふれて~ 10/4夜公演レポート後編

2009-10-06 23:37:16 | ライブ!2009

 ~前回記事の続き~

 アコースティックコーナーが終わり、一転シングルメドレーへ。初期のシングルを華麗に歌う亜弥ちゃん。
 「トロピカ~ル恋して~る」では、ピンクのテニスラケットを振り回して客席にサインボールを打っていくサービス開始。元テニス部の亜弥ちゃん、さすが打ち方がサマになっています。結構後ろの方までボールは飛んで行きました。

 懐かしのシングルで明るく盛り上がり、軽くフリコヒしてみたり楽しいひととき。懐かしのナンバーでは、いつでも心がタイムスリップ出来るのです。

 懐かしいナンバーはシングルだけではなく、アルバムやC/W曲も披露されます。このツアーが終わればツアーは暫くは観られません。そんな亜弥ちゃんの姿を観ようと、今日は色んな所から色んな人が、この場所に足を運んできているハズ。
 途中のMCで亜弥ちゃんが客席に、「この中で自分が一番遠くから来ていると自信がある人?」と質問をしてきました。なんと「アメリカ」からこの日、四年ぶりに帰国して、引越し準備を後回しに成田から会場に直行した方がいました。

 熱いファンに支えられ、コンサートは終盤へ。ウサギのぬいぐるみ二体を従えて歌う「絶対解ける問題」。
 ロックなサウンドに乗せて弾ける亜弥ちゃん、ダンサー、そしてウサギさん。ウサギさん元気やなあ、などとサイリウムを振りながら楽しみ、亜弥ちゃんによるバンドメンバー紹介へ。
 この時、ウサギさんが頭の被り物に手を掛けました。「取っちゃうのか?」とハラハラしながら見守っていると、中から出てきたのは「吉澤ひとみ」&「石川梨華」。いしよしキター!
 二人がステージに上がるのはバンドの皆さんは知っていたそうで、知らなかったのは亜弥ちゃんだけ(笑)。驚く亜弥ちゃんに、いしよしもサプライズ大成功とご満悦です。

 よっすぃ~&梨華ちゃんは、そのまま残り、バンドメンバー紹介へ。
 キーボードの方が暗いメロディを奏でウケを狙ったり(石川さんが横に倒れ込みながらウケていました)、ベースの方が替え歌作って歌ったり。
「YOUR SONG」のサビで、
「人に優しくなろう。バンドに優しくなろう」
「風信子」のサビで、
「ありがとう あややがくれた全てにありがとう」リフレインして会場も大合唱。
 会場が大拍手に包まれ、亜弥ちゃんも嬉しそうです。

 そして、ウサギさんに抱えられながら(苦笑)、亜弥ちゃんは舞台袖へ。アンコール突入。

 アンコールは、「笑顔に涙」~「想いあふれて」。
 明るく始まり、ラストはしんみりと締める。

 「どうか忘れないでほしい あんなに愛していた事」
 私達は忘れたりはしない。あややが輝いていたステージを。

 歌い終わり、挨拶をしようとした亜弥ちゃんでしたが、後ろを向き、天井を見上げて立ち止まっています。
 バンドメンバーの皆さんも前に出てきて亜弥ちゃんを励ましつつ、やっと笑顔を見せた亜弥ちゃんは、メンバーと横一列になり、肉声で「ありがとうございました」と一礼。次いで、バンド&ダンサー&コーラスメンバー一人ずつ肉声で「サンキュー」と叫び、最後は客席に深々と礼。

 松浦亜弥さんとサポートメンバーの皆さん。素敵なコンサートをありがとう。またいつの日かコンサートで会いましょう。こんな素敵なステージが出来るアーティストがハロプロから生まれた事、ファンとして誇りに思います。
 またコンサートを行なう時は、是非このメンバーで観たいです。力一杯の拍手で迎えたいと思います。

想いあふれて

『松浦亜弥コンサートツアー2009秋 ~想いあふれて~』セットリスト

01.桃色片想い
02.GOOD BYE 夏男
MC
03.Fallin' (『想いあふれて』収録)
04.結婚しない二人 (『想いあふれて』収録)
05.boomboomboom (『想いあふれて』収録)
MC
06.中央改札 (『想いあふれて』収録)

アコースティックフリーコーナー (3曲)

10.メドレー
  Yeah!めっちゃホリディ ~ LOVE涙色 ~ ドッキドキ! LOVE メール ~ トロピカ~ル恋して~る ~ Yeah!めっちゃホリディ

<衣装チェンジ>
11.オリジナル人生 (『×3』収録)
MC
12.I know (『The 美学』c/w)
13.DO YOU LOVE ME? (『THE LAST NIGHT』c/w)
14.The 美学
15.絶対解ける問題 X=(ハート) (『ファーストKISS』収録)

Encore
16.笑顔に涙~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~ (『ファーストKISS』収録)
MC
17.想いあふれて (『想いあふれて』収録)

バンドメンバー

ギター(バンマス):菊池真義  http://masayoshikikuchi.blog95.fc2.com/
ベース:梶野秀樹  http://www.h6.dion.ne.jp/~chi-bass/
ドラム:高尾俊行  http://tsurutt.blog103.fc2.com/
パーカッション:福長雅夫  http://www.masaofukunaga.com/
        (9/5のみ萱谷亮一 http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/4327/ )
キーボード:井出泰彰  http://ideyasuaki.net/
コーラス:CHINO(高柳千野)  http://blog.livedoor.jp/stillyouturnmeon/
ダンサー:YOSHIKO、MIHO
ボーカル:松浦亜弥  http://blog.oricon.co.jp/ayablog/

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松浦亜弥コンサートツアー2009秋~想いあふれて~ 10/4夜公演レポート前編

2009-10-05 22:30:54 | ライブ!2009

 「観客」
 秋晴れの日曜日、後楽園ラクーアに真野恵里菜ちゃんのイベントを観に行きました。握手に参加する時間の余裕はなかったので後ろで観ていたところ、ヲタのマナーの悪さに呆れているうちに20分ほどのイベントが終了しました。
 この日感じた事は後日、改めて記事にしようと思います。

 水道橋から総武線に乗って中野を目指し、中野サンプラザの前に到着しました。会場前の広場には夜の部を待つ観客が大勢いたけれど、明らかに後楽園とは雰囲気が違う。
 女性、それも10代後半から20代前半の女の子の姿がよく目につき、家族連れも見かける。大学生くらいの年の男の子も割といる。
 松浦亜弥コンサート。そのファン構成は幅広いものでした。

 「バランス」
 18時00分、松浦亜弥ちゃん登場。今日の私は最前列真ん中やや右寄りという素晴らしいポジション。昔、あややコンサートは二階席や一階の後ろばかりがファンクラブから送られてきた事を思い出し、こんな節目のコンサートになんと素晴らしいチケット運と、チケットを購入した友人に感謝。
 DVD収録のためのカメラを動かすレールを挟んで、ステージには亜弥ちゃんとバンドの皆さん。ピンクと黄色のフリフリドレスで登場した亜弥ちゃんは「桃色片想い」を明るく歌います。赤茶色の髪の亜弥ちゃんがシャウトする「ピーチ!」は斬新さと、昔の記憶の入り交じった一人コラボ。

 歌が終わりステージが暗転すると、激しいリズムに乗せて、黒のミニスカートにチェンジした亜弥ちゃんが一曲目とは表情を変えて「GOOD BYE 夏男」を歌う。
 かつては亜弥ちゃんの喉をいたわるためか、コンサートではショートバージョンが定番だったこの曲。二番を観たのはいつ以来か?
 二人の女性ダンサー(内、一人はハロプロメンバーがお世話になっているYOSHIKO先生)も激しく躍るステージ。この、曲ごとに雰囲気が変わるステージングが亜弥コンの魅力。

 挨拶のあと、今年発売されたアルバムから三曲。「Fallin'」、「結婚しない二人」、「boomboomboom」。バラード曲では観客も静かになり歌を聞き入る。そして、ノリの良い曲では一転、踊ったりしてノリノリ。メリハリある応援。当たり前の事が心地よいのは、後楽園をまだ引きずっているからかな。

 しばらくツアーを行わないという事を、改めてトークで語った亜弥ちゃん。その代わり、たくさんCDを出してテレビで歌う機会を増やしたいと宣言。
 続いては「中央改札」。温かいメロディに響き渡る高音。トークでは亜弥ちゃんにツッコミしまくる観客。そして、それに反撃トークを展開する亜弥ちゃんですが、歌では逆にステージから届けられた歌声に、観客は受け身であややワールドに浸るのです。この絶妙なバランスが堪らない。アーティストも観客も大人だという事か。

 「リクエスト」
 今回のツアーは、会場のファンを亜弥ちゃんが指名して、指名された人のリクエスト曲をバンドが演奏OKなら歌うという企画をやっています。
 最近このブログで自分は、「ハロプロはコンサート演出のマンネリ感を何とかするべき」と主張していますが、亜弥ちゃんのこのチャレンジは面白いし、観に来たお客さんにとっても「同じ内容の回がない」という事で満足感を得られる。非常に良い企画だと思います。
 ただ、演者は大変そうです。実際に亜弥ちゃんは八王子公演で「ダブルレインボウ」を失敗したという話を聞きました。

 さて、今回はどんなリクエストが来るのか? 亜弥ちゃんが客席にリクエストを募ると、皆さん勢いよく挙手。
 一人目は最前列にいた男性。「どちらからお越しになりましたか?」という亜弥ちゃんの質問に「京都から来ました」と答えたその方のリクエストは「待ち合わせ」。会場から良い選曲だと拍手が起こります。自分も拍手。

 無事に歌が終わり…なハズでしたが、大サビの転調部分でストップ。亜弥ちゃんがバンドさんと確認とりながら、何とか歌いきりました。
 歌い終わってから、亜弥ちゃんが選曲理由を尋ねました。デビューの頃から応援していて、デビュー曲のC/Wであるこの曲を聴きたかったそうです。心温まる交流でした。

 二人目は右寄り15~20列くらいの位置にいた女の子二人組が指名されました。静岡から来たという二人に亜弥ちゃんが、
「緑茶大好きだから、静岡茶送って」
と逆リクエスト(笑)。
 彼女達のリクエストは「気がつけば あなた」。バンドの皆さんがちょっと様子がペン。想定外な曲だったみたいですが、なんとかOKが出て、歌は無事に終了。

 三人目は、左寄り前から10列以内にいた家族連れが指名されました。小さい女の子とお父さんお母さんです。子供好きな亜弥ちゃん嬉しそうです。
 その女の子のリクエスト「ダブルレインボウ」。勿論、こんな渋い選曲を小さい子がするハズもなく、お父さんが言わせたそうです(笑)。
 でも、会場は大拍手。亜弥ちゃんは、一度八王子で失敗してからCDを聴き直したと力強く答えていましたが、聴いた回数は「二回」(笑)。大丈夫?
 結果は素晴らしい「ダブルレインボウ」を聴く事が出来ました。一ヶ所だけ歌詞を間違えて、「わからないけれど~」を「かわらないけれど~」と歌ってしまいましたが、後は素晴らしい歌いっぷり。

 こうして、無事にリクエストコーナーは終了。今回の記事はここまでです。次回、後半の盛り上がりをお伝えします。

 待ち合わせ

 

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真野恵里菜「この胸のときめきを」発売記念イベント in 川崎

2009-10-03 20:17:14 | ライブ!2009

 一昨日、真野ちゃんのイベントに行ってきました。雨女真野ちゃんのイベントウィーク開始とともに天気が崩れた今週。ところが、この日はなんと天気予報が外れて空は明るい。今回はCD買って真野ちゃんと握手をしようと決め、張り切って会場である川崎チッタに向かいました。

 スタートは18:30で、一時間前に会場に着くと既に座って観覧出来るすり鉢式階段は満員。階段の上で立ち見となりました。

 開始時間を10分近く過ぎて真野ちゃん登場。マノピアノもセッティング済みです。
 今日は雨の予報が外れて晴れになりました!雨女返上ですという嬉しそうな挨拶のあと、ハロプロエッグ選抜メンバー四人が登場。一人ずつ挨拶。衣装は「はじめての経験」の黄色と白の衣装。メンバーは、吉川友、北原沙弥香、古峰桃香、関根梓です。
 一曲目は新曲「この胸のときめきを」を一番だけのショートバージョン。
 歌が終わりトーク開始。「今回の新曲イベントは毎日衣装を変えていきたい」という話をしました。この日の衣装は、6月に行われたコンサートで着た白いドレスです。
 二曲目は「はじめての経験」をフルサイズ。今日もサビの、せっきーと、こみねっちのエビ反りジャンプは角度十分。体が柔らかいのですね。
 「ここ川崎チッタでは何度かイベントをやらせていただいているんですが、一年前のイベントでは大雨で」と、真野ちゃんがインディーズ時代を懐かしむトークを聞かせてくれました。そのイベントを「行ったよ!」というヲタの声に、真野ちゃんが「ありがとうございます」と反応したり。和やかな雰囲気でイベントは進み、ラストの「この胸のときめきを」。今度はフルサイズで歌いました。

 ステージが終わり、隣の広場にて握手会が開催です。広場へのメンバー移動はスタッフ誘導で歩道を通ります。ロープ越しに歩道に群がるヲタ達に、メンバーは気さくに手を振るのですが、特にさぁやがサービス満点。声を掛けた人、一人一人に会釈していました。

 そして、広場に設けられた特設テントにて握手会開始。順番は、さぁや→こみねっち→きっか→せっきー。少し間を置いて真野ちゃんでした。

 北原沙弥香

  さぁやとは初握手(エッグメンバー自体、自分には初ですが)。何を言おうかと考え、「さぁや、最近綺麗になりましたね」
 さぁや「(笑顔で手を横に振りながら)いえいえ」
 とても嬉しそうでした。気さくな雰囲気いっぱいで好印象。

 古峰桃香

 ここからは言葉を考えていなかったのと、高速握手だろうと予想していたので「頑張ってください」と月並みな言葉を掛けました。言葉はシンプルですが、笑顔で気持ちを込めて伝えました。
 こみねっち「ありがとうございます」
 凄い笑顔です。今日、なんか良い事あったのかな?と思うくらい笑顔いっぱい。
 そして、思ったほど高速ではなかったエッグ握手、時間が余ります。困ってしまいましたが、そのまま2、3秒握手をしたまま、お互い笑顔で見つめあってしまいました(苦笑)。
 こみねっちは何か言いたげで、こちらも何か追加で言わないとマズイかなと思いながら、数秒で言葉は浮かばず終了。こみねっち、今度握手をする機会があったら、気の利いた台詞を考えてくるよ。ゴメン(笑)。

 吉川友

 「頑張ってください」
 きっか「ありがとうございます」
 間近で見ると凄い可愛い。いや、他の子も勿論可愛かったのですが、吉川ちゃんは凄いアイドルオーラが出ていました。笑顔も半端じゃない素敵な笑顔。
 彼女もMilky Wayが終了して先の見えない状況の中、必死に頑張っているのだなと思うと、その笑顔にちょっと切なくなるのでした。

 関根梓

 「頑張ってください」
 せっきー「ありがとうございます」
 せっきーは前のめりで笑顔の握手。その笑顔が凄い素朴で、思わずこちらの笑顔も更に増した記憶。
 プロフィールによると長野県在住のせっきー。旅先のローカル線で見かける田舎の女子高生達を思わせる雰囲気に、数秒見つめあいながら「いつまでも素朴でいてほしい」と思うのでした。
 彼女が人一倍、「はじめての経験」でエビ反りジャンプしているのは、そんな素朴な心が躍動しているからに違いないと思う握手でした。

 そして、真野ちゃんとの握手へ。6月のコンサートでは高速握手でしたが、今回はどうなるやら。

 真野恵里菜

 「いつも真野ちゃんの歌声に癒されています」
 真野ちゃん「ありがとうございます!」
 笑顔で強く握手してくる真野ちゃん。しかし、後ろからスタッフが強く押して流しに入り、あっという間に握手終了。真野ちゃんの笑顔は印象的でした。

 今回の握手会も前回同様、握手会がスタートした後も、CD買えば握手に参加出来る流れでした。枚数をかなり余裕持って用意しているのでしょう。これなら、ステージを観てから握手したくなっても大丈夫なので良いのですが、コアヲタのループ握手(並び直して再度握手をする行為)を助長してしまう結果にもなっていました。「ループ禁止」となってなかったので、ヲタ側も遠慮無く実行していた訳ですが、傍目から見て異様な行為であるのは確かです。ストアイベントのような、ファン以外の人達の目にも触れる場所では、それなりに節度ある行動が望まれます。

 この胸のときめきを/真野恵里菜

 

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℃-ute 「キューティーJUMP!」 9/23座間昼公演 ~マイマイの心意気~

2009-09-25 21:18:22 | ライブ!2009

 ~前回の記事の続き~

 お茶目と紹介された愛理だけれど、歌は真剣そのものです。歌っている時の愛理の表情は切ない系、歌い終えてからは険しい系。この日も一段と険しく、情念がほとばしっているかのようです。

 そして、今ツアーの見せどころの一つであるデッキブラシコーナーのお時間がやってきました。
 時給600円(という台詞がある)のメイドのバイト衣装を着て出てきた梅さん。なんか様子がおかしいです。どうやら靴を留めてる革紐が外れたようです。
 「もう、時給も安いし衣装もボロだよ」とアドリブをかます梅さん。こういう頭の回転の早さはさすが。
 更にもう一人、頭の回転の早いマイマイが、
「私が応急処置をしてあげるよ」と、舞台袖にいるスタッフからガムテープをもらってきます。梅さんが「ガムテープかよ笑」と、少し嫌々な感じ(笑)。
しかし、なかなかうまく留まらないので、岡井ちゃんもガムテープを持ってきて更に補修。何とか完了したようです。
 コント続行。岡井ちゃんがマイマイの早口言葉「ひくちさと たかちさと ちゅうちさと」に怒るシーンに突入。岡井ちゃんが梅さんにも怒って当たります。するとマイマイが、
 「うちのガムテープに何するんだよ!」
客席大爆笑。そして、岡井ちゃんまで梅さんをガムテープ呼ばわり開始。梅さんは今日から、あだ名は「ガムテープ」ですか(涙)いや(苦笑)。
 応急処置で気が利くところを見せたマイマイが、その応急処置を自らアドリブにして笑いをとる。さすがというしかありません。

 笑いに包まれた会場は、やがて真剣モード突入。全員揃ってのデッキブラシのジャグリングは無事に成功。スクリーンには「9勝1敗」と表示されました。あれ?いつの間にか、どこかの会場で失敗していたんですね。千秋楽まで全成功と行きたかったですが残念。
 でも、気を取り直して残りは全成功で行ってください。

 そんな感じでデッキブラシタップダンスで活躍したマイマイでしたが、足にはテーピングが見えます。もう、ツアー中ずっとこの状態です。ずっとという事は、あまりいい状態ではないのでしょうね。
 それでもマイマイはステージに立ち続けます。プロとしてのプライド。梅さんのラストツアー。それらの休めない思いでマイマイはステージに立ち続けます。若干動きが重く感じられましたが、笑顔を振りまきながらマイマイは踊っていました。

 前の方で観ていると、色々と細かい部分が見えます。一番感じるのは、メンバーが笑顔で力一杯踊っている事。
 特に、舞美リーダーの全力っぷりは相当なもので、それに比例して汗の量も凄いのですが、他のメンバーも力の入ったパフォーマンスです。どんな公演でも力一杯パフォーマンスするという姿勢。お客さんの中には、この日が初めてな人もいるし(℃-uteコンでは、そういう人をよく見かけます)、一年に一回観に行けるかどうかな人もいます。
 コンサートは一期一会。これからも、℃-uteメンバーの皆さんは、いつも力一杯なパフォーマンスを見せてください。そして、梅さん。新しい道でも力一杯な心意気を忘れずに、お仕事頑張ってください。勿論、栞菜もめぐも、どこかで力一杯に毎日を過ごしているハズ。

 前の席で℃-uteを観る。結果は「良い所ばかりが目についた」という結論でした。

 話のおまけとして、個人的に前の席で良かった事も書いておきましょうか。

 ・「FOREVER LOVE」のサビで梅さんが正面に来ました。「マイターリン」の振り付けで右手を前に出す時、こちらに向かって笑顔でやってくれた。
 ・「めぐる恋の季節」の「ハイ!そのままもういっちょう!」で、正面にいたなっきぃが、こちらを向いてきました。一瞬目が合い、人差し指を突き出し「そのまままもういっちょう」の振り付け。自分も同じ動きをしていますから、お互いが指し会う感じに。なっきぃは笑っていました。

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℃-ute 「キューティーJUMP!」 9/23座間昼公演~梅さんはカッコイイけど お茶目な人~

2009-09-24 21:33:08 | ライブ!2009
 ℃-uteのハーモニーホール座間公演に行ってきました。昼公演です。夜は観なかったのか?まさか夜は新人公演ハシゴ?と思われそうですが、単に夜を観る資金がなかっただけです。
 でも、ファンクラブから送られてきた席は一桁列。じっくり観て、じっくりレポート。今回は一公演を二回に分けて書きます。


 会場に到着すると、既に開場は始まっていました。自分の横にいた家族連れの幼女二人が、トレピンを開封して歓喜しています。チラリと覗き込むと愛理らしき写真。

 「間もなく開演」のアナウンスと共に、ヴァン・ヘイレンの「JUMP」が大きな音量で流され始めた場内。既にほとんどの観客は立ち上がり、曲に合わせて手拍子が響き渡ります。
 定刻、℃-ute登場。
 今日の席は右寄りなので梅さんがよく観られます。にこやかな優しい笑顔で踊る梅さん。女性らしさ溢れるしなやかなダンスに視線を奪われていると、岡井ちゃんが横で力強く踊っている事にも気がつきます。岡井ちゃんは今日も笑顔満開。コンサートが大好きなんだろうなと、こちらまで笑顔になってきます。

 最初のMCで、舞美リーダーからお知らせ。「EVERYDAY 絶好調!!」がオリコン二位。℃-ute自己最高記録。これもファンの皆さんの応援のおかげです!と、深々と礼をする℃-ute達。
 売上枚数で色々言われているようですが、まずは二位という結果を喜びましょう。メンバーも嬉しそうです。今回の売上について思う事は、別な機会に書きます。
 今回は二位だけれど、一度は一位を取らせてあげたい。メンバーが喜ぶ顔を見たい。出来れば、もっと早く一位を取れていれば良かったのだけれど…。

 この日のキューティーガールズコントは若干マイナーチェンジをしていました。
 図書館で本を探す岡井ちゃんとマイマイの探している本のタイトルは公演場所に合わせて毎回変えていますが、この日のタイトルは、
マイマイ「このあとすぐ横浜」
岡井ちゃん「横浜お前もか明日菜」作者つんく♂

会場は爆笑。この中に、終演後に急いで横浜BLITZ行く人が何パーセントか居たのは間違いない。横浜で何があるのか?
 「ハロプロ新人公演」。

 ひとつ目のコントが終わった時に三人が行なうニワトリのダンスが、この日はヤル気指数マイナスかと思うほどスローバージョンになっていて客席も苦笑。噂では、前日の栃木公演からスローバージョンになったらしい。脱力感がおかしいです。こうやって、コントに少しずつ手を加えて変えていくのは賛成です。

 続いてのキューティーメドレー。今日は良席なのでじっくりダンスを堪能。「わっきゃない(Z)」の手を左右順番に前に振り上げる振り付け、梅さんの長い手のダンスに見とれ、「即 抱きしめて」のイナバウアーでの舞美の柔らかさに見惚れ、要するに「やじうめのダンスは良いねえ」と萌え気分でコンサート序盤を過ごすのでした。

 ダンスと言えば忘れてはいけないのが、なっきぃ
 「まっさらブルージーンズ」のラミラミで、自分の正面になっきぃが来たので、なっきぃを見ながらラミラミをフリコピしていたのだけれど、なっきぃのダンスはラミラミ以外もキレキレ。ダンス中に、顔に力が入りすぎて苦しそうな表情になる事もよくあります。アイドルとしては、それはビジュアル的には良い事ではないのかもしれない。
 しかし、そのダンスに賭ける姿勢がカッコイイ。以前に比べると会場にはオレンジTを着た人が増えました。女の子のオレンジT姿もよく見かけます。みんな、なっきぃの気合いの入ったダンスに夢中なハズです。
 自分も、なっきぃに負けじとノリ、(迷惑にならないように気を遣いながら)踊る。なっきぃは、もっと気合いの入ったダンスを魅せる。いつまでも、そんな全力なっきぃでいてください。

 そんななっきぃが今回の梅さんトークコーナーのパートナー。

 梅さん「℃-uteで天然と言えば舞美だけど笑、もう一人天然を発見しました!」
「その名も鈴木愛理」
「℃-uteはコンサートの後に反省会のミーティングを先生を交えてやってるんだよね」
なっきぃ「うん、やってるね」
梅さん「この前、愛理がね。ミーティングにヘアスプレーの缶を筆記用具と一緒に持って来たの。何に使うのかな?と眺めていたら、なんと!水筒と間違えて持ってきてたんだって笑」
なっきぃ「愛理も天然だね。でも、えりかも天然だよね」
梅さん「そんな事ないよ」
なっきぃ「昨日の栃木のコンサート。終わった後にスタッフさんが餃子を用意していてくれていたんだよね」
「それで、緑茶と烏龍茶があったので、えりかが紙コップに注いでくれていたんだよね。最初は緑茶から注いで、次に烏龍茶に行く前にさあ、緑茶のキャップが締まらないとか困っていたので見たら」
「これから開ける烏龍茶に締めようとしていたんだよ。締まる訳ないじゃん笑。えりかも天然だよ」
梅さん「天然じゃないよ。お茶目なだけじゃん」
リl|*´∀`l|<「お茶だけにお茶目」(客席から大拍手。なっきぃ一本取られて苦笑)
「それでは次の曲。お茶目な愛理が歌います。残暑お見舞い申し上げます。」

 梅さんとなっきぃのやりとりは、仲良し姉妹みたいで楽しい。梅さんが卒業しても仲良しコンビでいてほしいです。

 ~次回、マイマイ大活躍編に続く~
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サンクユーベリーベリーの感想 (9/22夜公演)

2009-09-23 23:11:48 | ライブ!2009
 昨日、池袋サンシャイン劇場で行われているBerryz工房舞台「サンクユーベリーベリー」を観に行きました。

 今回の舞台は、高校生合唱大会の決勝に臨む二つの合唱部の、決勝までの葛藤や苦悩を面白おかしく描いた作品です。
 苦悩とかを描いているのに面白おかしく?と、観てない方は首をひねるかもしれませんが、基本コメディタッチで進行していきます。
 脚本・構成・演出は「寝る子は℃-ute」の塩田泰造さん。これを聞いただけでも、なんだか愉快なノリが浮かんできます。

 公式ブログ
http://www.gekidan-online.com/blog/gekihello7/

 ファンの方が作ったあらすじ(紹介させていただきます)
http://imepita.jp/20090922/667470

 ストーリーを振り返って書くのは、これから大阪公演を観る方、DVD発売まで楽しみをとっておきたい方などに申し訳ないので、メンバーに対する感想という形式で書いていきます。

 清水佐紀  弁天女子学院 水島 果菜(みずしま かな)役

 開始して間もなく、いきなり合唱部を辞めてしまう佐紀ちゃん。そのため出番はかなり少ない。
 この扱いは何を意味するのか? 学校の勉強が忙しくて稽古の時間がとれなかったから?
 そうだと思っていますが何か。
 でも、観ているうちに佐紀ちゃんが居ない合唱部の姿や、代わりに加入する桃子の台詞が意味深過ぎて、良からぬ妄想をしてしまう。いや、してはいけません。
 練習中、桃子が言います。歌のフレーズの一部分が好きだ。その部分をずっと聴いていたい。でもそこで歌を止めてしまっては歌にならない。
 この台詞は、色々解釈が出来そうで切なくなります。でも、ラストに再登場して、みんなと合唱する佐紀ちゃんの凛々しい姿が、あまりに眩しくて心が泣きそうになるのです。

 嗣永桃子  おでん喫茶「恩あだ姉ちゃん」 アルバイト 小西 眞佳(こにし まなか)役

 桃子は貧乏苦学生の役。まさに、ヲタが作り上げたキャラそのものな桃子でしたが、本人ノリノリで演じていて感心。道に落ちているお金を拾う速さと来たら、もう三倍速でしたよ。舞美の夏DOKIダンス並(苦笑)。
 そんな苦学生桃子は、おでん屋でバイトしている(他に、新聞配達、公文式の採点も掛け持ち)。その姿がハマり過ぎです。桃子は下町風情が似合うと思っていましたが、ここまで「おでん屋のバイト姿」が似合うとは。
 是非、TVドラマでもそういう姿が見たい。そのくらい、女優嗣永桃子に惹かれる今回の舞台。
 私の居た左端前方の席のすぐ近くから現れた桃子。その姿を人目見た時から、桃子マジックは始まっていたのです。

 徳永千奈美  丸富高校 夏川 未知(なつかわ みち)役

 丸富三人娘の千奈美。落ちこぼれ生徒役がハマり過ぎ。かなり自分を見せていた演技だったのではないか?良い意味でそう思いました。
 ルックス的にも、今のBerryz工房で一番キラキラ感があるように思えました。イメージ変わってきます。
 そして、カーテンコールで一番熱心にお客さんに手を振っていたように見えたのも千奈美。イメージ変わってきます。
 手足が長く、顔が小さい千奈美の立ち姿は素敵でした。でも、モデル向きなのかというとそうではなく、アイドルが似合う千奈美ちゃん。

 須藤茉麻  弁天女子学院 服部 葉子(はっとり はこ)役

 茉麻は登場シーンがカッコイイ。学ラン着て、弁天合唱部の応援をする姿。キリっとした瞳に、大きく響く低い声。茉麻は日本一、応援団が似合うアイドルです。
 怪力キャラという設定でもあるから、立ち回りも雄々しい。長い黒髪をなびかせ、バンカラを気取る茉麻にときめく心。
 春に発売された彼女の写真集に学ラン応援団姿の写真を入れなかったのは、担当スタッフ痛恨のミステイク。
 そんな茉麻が、梨沙子を気遣い優しくしている姿は、まさに聖母茉麻だった。茉麻の持つ演技の多様性は素晴らしい。私の中の須藤茉麻像が更に美しくなっていくのでした。

 夏焼雅  丸富高校 安彦 玲(あびこ れい)役

 雅ちゃんは髪を上げていたせいか、Buono!を思い出してしまった。自分の中では、Berryz工房の夏焼雅は「胸さわぎスカーレット」以降はトキメキ度は平行線。Buono!の夏焼雅がスキスキ指数上昇だったけれど、最近は変わりつつある。
 「青春バスガイド」の辺りから、Berryz工房の夏焼雅も良くなってきた。何か吹っ切れたような爽やかスマイルの雅ちゃんが、ギャル言葉で顧問に反抗する度に、以前ほどギャル風味が板につかない雅ちゃんを感じてしまう。
 雅ちゃんのイメージカラーは紫より、ピンク、それも濃いめのピンク(娘。時代の石川さんのピンクみたいな色)が似合うんじゃない? 現在進行形の明るい夏焼雅が好きです。

 熊井友理奈  丸富高校 前嶋 今日花(まえしま きょうか)役

 熊井ちゃんは長身ギャルで、言葉遣いもドスが利いて恐い。そんな女子高生。
 なんだか熊井ちゃんは、茶髪パーマだと迫力が倍増するらしい。熊井ちゃんの「丸富なめんなよ」は、チビッコが見たら泣き出すレベル。
 そんなワイルド友理奈ちゃんが、一瞬気を抜いた時に見せる澄ました顔は、見慣れた「熊井ちゃん」だった。
 自分は、丸富の熊井ちゃんより、安心感な熊井ちゃんの方が好きです。つまり、それだけ別人だったという事。これは勿論、演劇に於いては誉め言葉。

 菅谷梨沙子  弁天女子学院 長雲 学子(ながくも さとこ)役

 梨沙子の存在感。最近はどうよ? そんな疑問符付けてるアナタに、弁天女子学院合唱部の梨沙子を見せたい。
 やはり、なんだかんだで梨沙子は凄い存在感のある子です。声に張りがないから舞台向きではないかもしれないけれど、表情一つで何かが伝わる。
 泣くシーンが印象深かった今回の梨沙子。その涙に、日頃の苦悩までオーバーラップさせてしまい、とても切なくなる。
 背中で演技をするという言葉があるけれど、梨沙子は肩で演技をしていた。肩であなたの悲しみ、苦しみがわかります。
 そんな梨沙子を優しく包む存在が茉麻とは、塩田さんはよくわかってらっしゃる。あまりに健気な梨沙子を見ていたら、梨沙子が愛しくなってきます。アイドルの劇とは、それこそが正しい在り方かもしれない。塩田さんはよくわかってらっしゃいます。


 個性派俳優さん達も、この舞台に彩りを添えていました。私が密かにファンな、あいざわ元気さんも面白かったので満足。帰りに出口には俳優さん達が見送りに立っていましたが、ヲタの方があいざわさんと握手をしているのが見えました。あいざわさんも嬉しそうでしたよ。
 そして、弁天女史学院合唱部の子として出演したエッグの佐野香織里ちゃん。彼女も要チェックかもしれません。

 この日の公演のカーテンコール挨拶は桃子。
 ~台本をもらってから楽しく読ませていただいて、さて自分の出番は?と探したけれど、なかなか出てこない。開始27分で登場(笑)。しかも、客席から登場って(苦笑)。そして、出番はすぐ終わり。私はいつステージに立てるのさと(笑)。
 まあ、あまり言うとS田さんに怒られそうだから止めときます~
 小指を立てながら、身振り手振りで面白トークをする桃子は、おでん屋のバイトではなく、いつもの嗣永桃子。楽しい終わり方をありがとう。

 テーマソング「サンクユーベリーベリー」
 クライマックスで歌われるこの歌。歌詞が色々深い。色々考え過ぎないように聴き、涙を抑える事が必要。今は涙ではなく笑顔で、メンバーと俳優さん達とスタッフに「サンクユーベリーベリー」と伝えたいのです。

 「サンク ユー ベリー ベリー」
作詞:塩田泰造
作曲:たいせい

大好きな人がいて 今日もにこにこしてる
それが当たり前のことじゃなかった
大好きな人がいて おんなじ息をすって
この気持ち唇にのせよう
消えていく声の余韻 生まれてくる声の予感
その間の一瞬
せーので飛び出す言葉
サ・ン・キュ・ベ・リ・ベ・リー
永遠と思っていた時間、永遠じゃないから
今この時がそのとき
ありがとっていつも思ってたよ
腹筋が鍛えられるくらいよく笑えるのは
あなたがそこにいるから
ありがと そうサンキュベリベリー

大好きな人がいて おんなじ方をむいて
深呼吸 さぁ歌おう
消えていく声の余韻 生まれてくる声の予感
その間の一瞬
せーので飛び出す言葉
サ・ン・キュ・ベ・リ・ベ・リー
おんなじ方を見てると
顔が分からないけど
でも笑い声が聞こえる
ありがと そうサンキュベリベリー

腹筋が鍛えられるくらいよく笑えるのは
あなたがそこにいるから
ありがとっていつも思ってたよ
永遠と思っていた時間、永遠じゃないから
今この時がそのとき
ありがと そうサンキュベリベリー
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モーニング娘。コンサートツアー2009秋ツアー 松戸森のホール21公演 9/20夜レポート

2009-09-22 11:28:08 | ライブ!2009

 今回はコンサートレポート編です。

 3、2、1 BREAKIN' OUT!~HOW DO YOU LIKE JAPAN?~日本はどんな感じでっか?~

 一曲目は、この前行われたPVコンテストの題材にもなった曲。スクリーンはメンバーのダンスをコマ落としで映す手法で格好良さを演出。流れ的には、跳び上がって盛り上がるよりも踊る曲をスタートに続けた事で、今回のツアーは「ダンスを魅せる」という意思表示がわかり、こちらも入っていきやすかった。コンセプトがハッキリしたコンサートが一番です。

 気まぐれプリンセス~なんちゃって恋愛~元気+~雨の降らない星では愛せないだろう?(中国語Ver.)

 一旦メンバーは袖に下がって衣装チェンジ。スクリーンにメンバー紹介VTRが流れ、再び現れたメンバーが新曲を披露。衣装は二階からだとわかり辛かったが、シースルーも使われているという脚出し衣装。これから観に行く人で、前方のチケットが手に入った方はお楽しみという事でしょうか。曲自体は、ノリ重視。間奏で掛け声が入ったり、昔の娘。曲テイスト。
 歌の後、挨拶が始まる。この衣装とテレビ用の新曲衣装は違うという事、お尻をセクシーに魅せる曲だという情報があって、愛ちゃんより小春卒業のお知らせ。
 ほとんどの観客は既に知っていたと思われるが、小春の挨拶では会場全体が静まり返り、拍手も声援もない。この異様な出迎え方に、今のヲタの戸惑う気持ちが表現されていたと思う。関係者はこの事をしっかりと受け止め、今後の人事についての発表の仕方に活かしてほしい気がします。
 気を取り直し歌へ。「なんちゃって恋愛」は予想に反してコールが入るノリになっていて、実は盛り上がり曲である事を認識。「元気+」で2007春ツアーを思い出し感傷に浸っていると、続いてはこのツアーのために作られたという中国語バージョンによる「雨の降らない~」を全員で熱唱。メンバーの発音がどの程度上手いのかはわからないけれど、大サビのリンリンの歌声は相変わらず上手い。この歌唱力をグループとして上手く活かす事が新しい娘。への第一歩な気がした。

 すき焼き (新垣・久住)~春ビューティフルエブリデイ (亀井・光井)~記憶の迷路 (高橋・田中)~歩いてる (道重→全員)

 「すき焼き」はハイテンションコンビ。これが期待通りのハイテンションパフォーマンスで微笑ましい。小春はメンバーの中ではガキさんと一番ステージの相性がいいのかもしれない。心底楽しそうに踊る小春。その相性の良さに気づくのが遅かったけれど、ガキこはコンビ二重丸。
 ガキ亀ジュンリンによるトークが始まる。「パン派」か「おにぎり派」かというトークが展開されるなか、亀の「朝パンを食べておにぎりを持っていって、昼に食べるのがいい。 きっと亀井絵里さんみたいになれる」という強引な結論で微笑ましく終了。コンサートにおける亀のマイペーストークも、娘。コンの楽しみであり定番。
 季節外れな「春ビュ~」は大サビ短縮バージョン。一番での絵里、二番の愛佳、どちらのコールが大きいか?判定は内緒。それにしても、この曲を歌う時の亀は凄い楽しそう。大好きな曲なのだろう。自分もこの曲が、すごくステキ好き。
 「記憶の迷路」はひたすらダンスを凝視。最近、れいなの歌が「これはキター」な気分になるものが少なかった自分には、久々に「れいなキター」な出来。れいなは声を張り上げない曲が似合う事を改めて実感。実は、声を張り上げて歌うロックなれいなも見てみたいのだけれど。
 「歩いてる」はさゆの独唱からスタートして、サビで周りからメンバーが集まってくるという演出。最初、さゆがこの曲を一人で歌う事に違和感を感じていた自分も、これは最近ソロ活動が多いさゆに「一人じゃないんだよ」と仲間が歩み寄って支えているという演出なのだと解釈して、さゆソロに納得するのだった。歌の出来? 「歌は上手い下手ではない 心に伝わるかなのだ」。

 秋麗~しょうがない夢追い人

 中盤のこのあたりは、聴かせる時間帯という訳で、こちらもじっくりと歌を聴く。ガキさんの低い声、亀の甘い声、この支えが愛ちゃんの歌声に彩りを与えている事を実感。グループというのは、色んな声があって、それの結晶が美しいかどうかが大切なのだろうと思う。
 さゆとれいなのトークが始まった。毎回テーマに沿って若干、いやかなり噛み合わないトークが展開されているらしい(笑)。今回は「ミス」がテーマ。
 れいな→ハンドクリームを持って部屋を歩いていたら気づくと手元に無い。探したら冷蔵庫にあった。
 れいな→愛ちゃんは会場で間違えて男子トイレに入りそうになった。しかもスタッフさんが入っていた。
 さゆ→美容院が苦手、男性店員と話すのが苦痛。ある日、今日は頑張って話すぞと意気込んで出かけた。髪を洗ってもらっている時に「今日はこれから仕事ですか?」と店員が言ってきたので「ハイッ!」と元気に答えたら、店員は隣の客に言っていた(会場爆笑)。
 これを相手の事などお構いなしで話す二人。ツアーラストまで大丈夫だろうか?

 さくら満開 (高橋・新垣・亀井・光井・リンリン)~友情~心のブスにはならねぇ!~ (田中・道重・久住・ジュンジュン)~でっかい宇宙に愛がある

 自分のような何年も見続けている者には嬉しいさくらおとめ曲披露。「さくら満開」はオリジナルと同じように扇子を使っての踊りを再現。懐かしさに胸いっぱい。欲を言えば衣装も再現してほしかった。
 おとめの方は、オリジナルと同じようにさゆのソロで始まる。歌唱力もあの日のままを再現。懐かしさに胸いっぱい?いや、これは現在進行形。
 「でっかい~」は、各自のイメージカラーのスマイルマークのパネルを持ってのダンスを披露。欲を言えば、更に創作ダンス風にしても良かったかもと思う。

 【カップリングメドレー】ボンキュ!ボンキュ!BOMB GIRL→Please!自由の扉→HAND MADE CITY→踊れ!モーニングカレー→ボンキュ!ボンキュ!BOMB GIRL

 10/7にモーニング娘。のC/W曲のベストが出るという告知MCに続いて、メドレー開始。もっと色んな曲を観たかったとワガママを言いたくなるけれど、メドレーの出来自体は良かった。タイプは違えど、盛り上がる曲を並べたのが成功。

 女子かしまし物語~泣いちゃうかも~リゾナント ブルー

 新しい歌詞にリニューアルされた「かしまし」を楽しみ(歌詞は覚えきれなかったので、ステージやDVDを観てのお楽しみにしてください)、聴かせるシングル曲へ。かしましの小春の歌詞が、これから娘。のセンターを担っていくのだとも受け取れるような、自分はオトナだ的の歌詞であったのが切ない。

 SONGS~LOVEマシーン

 アンコールは華麗なダンスがカコイイ。この日、一番ステージングに見応えがあったのが「SONGS」だった。今のモーニング娘。がそこに凝縮されている。メンバーの気持ちがいくつも詰まったダンス。意地にも似たパッションを見た思い。歌の後のメンバー挨拶、みんないい笑顔だ。
 ラストが「LOVEマシーン」というのは、今回の「古い曲を歌わないセットリスト」の中では浮いた存在。しかし、それはきっと前向きな意味での「過去への決別」と「未来の扉」へ手を掛けた事の証明と思えば理解する事が出来た。今回のツアーはこの三年間ほどのモーニング娘。コンサートの集大成的な内容。そして、9人ではなくなる「次」が既に始まっている。観客は、「次」に想いを巡らせながら、現在の完成形であるステージに拍手を送る。
 公演終了アナウンスが終わると、どこからともなく「小春コール」が沸き起こった。ステージの一点が赤く光っている。次のモーニング娘。ツアーで赤い色はどうあるのだろうか? 客出しBGMは、エイジアの「Don't Cry」。泣いているヒマはない。スマイルに溢れたステージでラストまで走る。

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モーニング娘。 2009秋ツアー~ナインスマイル~スタートする

2009-09-21 22:40:24 | ライブ!2009
 昨日は、モーニング娘。2009秋ツアーの二日目に行ってきました。その感想を二回に分けて書こうと思います。今回はネタバレ少なめな「コンサートと現在のモーニング娘。の状況」に関するレポートです。

 新京成線八柱駅に着き、会場の松戸森のホール21に向かって歩いていると、ちょうど昼の部を見終えた人達が歩いてきました。赤Tを着た人もいます。いつもより多く感じるのは気のせい?
 初日のラストに突然発表された久住小春卒業。みんながどういうテンションで今日会場に向かい、どう盛り上がってきたのか、とても気になるところでしたが、皆さん満足げな表情。うつむいて暗く歩いている人はいません。
 それを見た私は二点確信しました。「コンサート自体は面白い内容」、「小春も楽しくステージで弾けている」のだと。きら☆レボファイナルコンサートをお涙頂戴公演にはしなかった小春です。きっと最終日も含めて、笑顔でツアーを乗り切るに違いありません。
 そんなモーニング娘。の今回のツアータイトルは~ナインスマイル~

 会場までの道、会場前、会場内、あちこちに学生風のファンが増えた印象。特に女の子が以前より増えている。℃-uteに比べれば数は少ないが、モーニング娘。も新しいファン層の広がりが見えてきたのかもしれない。良い事です。

 最近のモーニング娘。コンサートは、以前のような声やジャンプによる応援スタイルではなく、フリコピする人が増えたという噂をあちこちで聞いていました。
 フリコピしている人は以前からいたので別に気になりませんが、フリコピ率が高くなっているのなら嫌だなという思いがありました。正直、フリコピだらけの会場の雰囲気は苦手です。アイドルコンサートは、やはりメンバーに声援を送ったりしながら、明るく楽しみたいというのが個人的なコンサート観戦スタイル。人によって好みのスタイルは違うのは当然ですが、明るく楽しく激しくな会場だったモーニング娘。コンサートの雰囲気は変わらないでほしい。そう願っていました。
 しかし、いざコンサートが始まると、思っていたよりはフリコピは多くない感じ。よく見ると、前の方の席はフリコピ率高めでしたが、私のいた二階はそれほど多くなく、全体的に見てもコールなどで声は出ていた印象でした。とりあえず一安心。

 メンバーは力み過ぎず、普段通りなステージングでした。特に、時の人である久住小春ちゃんは、いつも通りのヒマワリスマイル全開なノビノビステージ。
 コンサート序盤に行われた卒業挨拶でも堂々とした挨拶を見せ、卒業についての説明で豪快に噛んだ愛ちゃんとは対照的でした(苦笑)。

 メンバー全員が、小春卒業のニュースの影響で湿っぽい雰囲気なステージにはしたくない!と思っている事は伝わってきました。特にガキさんは終始高いテンションで引っ張り、ツアータイトル通りスマイル全開。歌にも気合いが感じられ、サブリーダーとしてコンサートを明るく盛り上げたいという気持ちは、観ているこちらに強く伝わってきました。
 小春がいなくなるモーニング娘。に対して、今後の不安を感じたりしてほしくない。そんな決意が強く現れたステージングでした。

 コンサートそのものは、ここ三年間のツアーの集大成と言える内容。おそらく意識的に入れたと思われる各コンサートツアーのオープニング曲やタイトル曲。
 レインボー7ツアーのオープニング曲「.HOW DO YOU LIKE JAPAN?」で、℃-uteが前座を務め、夏に卒業を控えるコンコンとマコへの声援がこだましたさいたまスーパーアリーナを思い出す。
 「踊れ!モーニングカレー」の盛り上がった武道館も脳裏に浮かぶ。
 「元気+」を聴くと、白サイリウムに包まれ卒業していったよっすぃ~を思い出す。
 「ボンキュ!ボンキュ!BOMB GIRL 」は美勇伝が一緒にコンサートをやった事を懐かしんでみる。

 ホール公演が主戦場となった三年間の思い出を詰め込み、その思い出をプレイバックさせるために季節感を無視してでも春の曲を歌ったりもする。今回のセットリストは一見、懐古主義な選曲。
 しかし、それは未来に向かうために、過去を振り返るベスト盤なコンサートなのだと、アンコールラストに歌われた「LOVEマシーン」で気づきました。新しめの曲中心で構成された今回のセットリストで、この曲だけは昔の曲。これは、ひとつの時代の終わりを意味する。そういう風に受け止めました。

 どうやら、モーニング娘。は久住小春ちゃん卒業とともに、新しい時代に突入するのではないか?
 9人娘。に慣れ、ずっと前からこの9人だったような気分にさえなっている人が少なくない筈の、モーニング娘。の現在。
 もっとこの9人のまとまったパフォーマンスを見ていたい。そんな声も多い中、一つの流れに区切りをつけるようなコンサート内容に、ほんの少しの未来を見たような気分です。

 ~次回、コンサートの内容編。ネタバレ多数。要注意~
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℃-ute 「キューティーJUMP!」 9/12市川夜公演~愛理ちゃん 歌で魅せてキャラで笑わせて~

2009-09-13 22:58:23 | ライブ!2009

 910の日から中一日。跳び過ぎて痛めた右膝をさすりながらやってきたのは、千葉県市川市。℃-uteコンサートが行われる市川市民文化会館への道を歩いていると、前に制服姿の女の子が歩いていました。ちょっとギャル系な雰囲気の後ろ姿に、「近所の学校帰りの子」だと信じて疑わなかった自分と同じ道を歩きながら、その子はホールへ入っていき、同じようにグッズ売場の列に並ぶのでした。「あなたも℃-uteヲタでしたか!」と、心の中で驚く自分でした。
 しかし、驚くのはまだ早い。夜の回の開場時間が近づき再び会場前に着くと、制服姿の女の子が多い!制服着てないけど中高生な女の子も多い!そして、オシャレな男子高校生風な子も結構来ている!

 ℃-uteの人気、まだキープ出来ているんだ。

 私はホッとした気持ちです。正直言って、こんな事を自分みたいなハロヲタが言うのは弱気過ぎですが、去年たくさん増えた学生℃-uteファンの何割かは、もうファン辞めているんではないか?実は、そう思っていました。
 AKBは学生ファンが多いという噂を聞くにつけ、やはりテレビに出ている方がとっつきやすいよなあと弱気になっていたのです。つまり、乗り換えられたのでは?と。
 でも、まだこんなに℃-uteには学生ファンが残っているではないですか。移り気なのは、むしろバリバリのアイドルヲタの方なのかも(苦笑)。嬉しい気分で入場しました。

 東京公演と同じように、開演前に流れる「ジャンプな曲」。スガシカオさんも流れたようですが気がつきませんでした。そして、開演5分前に大きな音量で流れてきた「グルグルJUMP」。多くの観客はもう立ち上がって開演待ち状態なので、曲を知っている人はステージにモーニング娘。がいるかのようにノリノリです。

 準備運動(苦笑)が済んでいよいよコンサートスタート。東京公演を観ているとはいえ、一ヶ月ぶりに観る自分はセットリストの流れがうろ覚えなので、新鮮な気分でオープニングを迎えました。
 青いフリフリスカートが可愛い℃メンによる「暑中お見舞い申し上げます」が可愛い。オープニング挨拶でも、そんな可愛いメンバーに黄色い声援も飛ぶ。彼女達にとって℃-uteは、まさに「憧れMy STAR」なのでしょうね。メンバーが客席に振る「女性の皆さ~ん?」という問いかけにも結構な数のリアクション。勿論、「男性の皆さ~ん?」に対する「ウォー!」という地鳴りのようなリアクションには及ばないものの、ハロプロでこういう問いかけで女性ファンの「歓声」が返ってくるのは℃-uteだけだと、ハロプロ現場DDな自分は断言します。

 さて、今日のフリートークコーナー。今回は梅さんなっきぃコンビでした。

 なっきぃ「ハワイでちっさーと同じ部屋だったんだけど、隣の舞ちゃんの部屋とベランダ越しに話せたので舞ちゃんとお喋りしていたら、ちっさーが先に寝ちゃったのね。それで自分も寝ようとお喋りを切り上げたら、ちっさーが起き出して冷蔵庫にあった駄菓子のアンズを取り出して食べていたの。朝、その事を話したら、ちっさー覚えていないって言うの(笑)。」

 梅さん「ハワイと言えばさあ、最後の日にみんなで舞美の部屋に集まって寝る事になったんだよね。でも、ベッドはひとつだから、5人が縦に並んで寝て愛理が足のところに横になって寝たんだよね。
 でも一人用のベッドだからきつくてね。暑くて床に寝たのよ(笑)。そうしたら朝6時に舞美が起きてきて、千聖の宿題やるから私のところで寝てていいよと言ってくれたので、そこで寝てたの。そうしたら、寝ている舞ちゃんの足がぶつかってくるので、また床で寝た(笑)。
 そのうち、なっきぃが起きてきて、お風呂入るから私の場所で寝ていいよと言ってくれたんだよね。それでまたベッドで寝たら、今度は千聖に腕で叩かれて(苦笑)、また床で寝た。そうしたら、愛理が上から落ちてきたの(笑)。で、痛い!と思ったんだけど、愛理はまだ寝てて、オイシイ顔で「ふふん」と笑ったの(笑)。」

 梅さんの話術に脱帽です。愛理のへんてこっぷりにも脱帽です。

 そんな変な愛理が梅なきトークに続いて歌う「残暑お見舞い申し上げます。」です。この前の記事に書いたように、私は愛理の表情に注目していました。
 この日の愛理は若干歌い方が荒く感じた(濁音の発音が特に)けれど、声が太くいい感じ。そして、東京の時より更に表情はシリアスへ。東京公演では、遠くを見つめながら想いを馳せる女の子という表情でしたが、今回は思いつめたような表情。歌い終わり、視線をさっと下に落とす愛理。
 軽くおでこを出している愛理の大人っぽい表情に、私は残暑と秋の気配を感じながら、表情で魅せるシンガー鈴木愛理に拍手を送るのでした。

 ソロと言えば矢島舞美ちゃんの「愛は勝つ」。東京公演二日目からキーを変えてきたのが功を奏したのか、自分の歌い方を掴みつつあるようで、この日は安心出来ました。最後の「必ず最後に愛は勝つ」で客席にマイクを向ける演出になっていましたが、こういう演出も良いと思います。ライトファンな方も、常連しかわからないお約束で作る一体感よりも、こういう風なメンバーが差し出す一体感の方が参加しやすいと思うのです。

 客席のファン層が幅広かった市川公演。そのせいか、東京公演に比べるとコールの声量も小さかったように思え、見方によっては盛り上がっていないようにも見えるかもしれない公演でしたが、実際はステージのメンバーも客席も明るく楽しみ、コアもライトも楽しいと思える出来だったと思います。
 コンサートの面白さは客の声援の大きさではない。そんな、実は当たり前な事を思い出させてくれた夜でした。
 最後のメンバー挨拶でのメンバーの表情も満足そうでした。そして、愛理が梅さんトークを聞いていたのか、「ふふん」を挨拶で再現してくれ、客席は再び笑いに包まれました。今日のMVPは鈴木愛理ちゃんに決定です。

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