昨夜は、京都府福知山市に泊まりました。中澤裕子さんの出身地です。この辺りは昔、丹波と呼ばれた地域で、丹波の黒豆と言えばブランド豆でもあります。
福知山も他の地方都市同様に国道沿いにファミレスなどが点在してまして、駅前で店を探すのが面倒な気分だった事もあり、そういう店の中から和食系の店を選んで入ったら、なかなか美味でした。あなどれないなファミレス。
今日は福知山からのんびり鈍行に揺られて山陰本線の旅。日本海の入江を眺めながら、青い空と青い海を眺めながら、カニが美味しい町香住(かすみ)に到着。
この辺りは鳥取県が近いのですが兵庫県です。神戸や芦屋や姫路や明石の兵庫県です。のどかな駅前は神戸とかまったく別世界な眺め。タクシーの看板の太字ペンキで書いたような書体が昭和しています。昭和40年代、いや30年代でも通じそう。
香住駅前からバスに乗り換え。この先にある鉄橋の付け替えのために1ヶ月ほどの間、バスが列車の代わりとして走っています。
20分ほど峠道を走り、バスの目の前に高い橋が現れました。今月中旬に98年の歴史に幕を閉じた余部(あまるべ)橋梁です。
明治45年春に完成したこの鉄橋。高さ41m。海の前に広がる谷のような地形に架けられています。当時は道路がないため、アメリカから取り寄せたという部材は全て船で運んだそうです。
既に撤去作業が始まっており、新しいコンクリートの橋と線路も繋がり、来月から新しい橋を列車が走ります。しかし、その隣で1912~2010年まで潮風に耐え抜いた赤い鉄骨の橋は、まさに威風堂々と青い空と青い海の風景に溶け込んでいました。
私は岩が転がる海岸に出て橋を見上げながら、98年前にこの大きな橋を作った人々の、何としても線路を通すのだという執念に想いを馳せるのです。
福知山も他の地方都市同様に国道沿いにファミレスなどが点在してまして、駅前で店を探すのが面倒な気分だった事もあり、そういう店の中から和食系の店を選んで入ったら、なかなか美味でした。あなどれないなファミレス。
今日は福知山からのんびり鈍行に揺られて山陰本線の旅。日本海の入江を眺めながら、青い空と青い海を眺めながら、カニが美味しい町香住(かすみ)に到着。
この辺りは鳥取県が近いのですが兵庫県です。神戸や芦屋や姫路や明石の兵庫県です。のどかな駅前は神戸とかまったく別世界な眺め。タクシーの看板の太字ペンキで書いたような書体が昭和しています。昭和40年代、いや30年代でも通じそう。
香住駅前からバスに乗り換え。この先にある鉄橋の付け替えのために1ヶ月ほどの間、バスが列車の代わりとして走っています。
20分ほど峠道を走り、バスの目の前に高い橋が現れました。今月中旬に98年の歴史に幕を閉じた余部(あまるべ)橋梁です。
明治45年春に完成したこの鉄橋。高さ41m。海の前に広がる谷のような地形に架けられています。当時は道路がないため、アメリカから取り寄せたという部材は全て船で運んだそうです。
既に撤去作業が始まっており、新しいコンクリートの橋と線路も繋がり、来月から新しい橋を列車が走ります。しかし、その隣で1912~2010年まで潮風に耐え抜いた赤い鉄骨の橋は、まさに威風堂々と青い空と青い海の風景に溶け込んでいました。
私は岩が転がる海岸に出て橋を見上げながら、98年前にこの大きな橋を作った人々の、何としても線路を通すのだという執念に想いを馳せるのです。