フリージア工房 国道723号店

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東京墨田 ヤシカスナップ

2007-03-01 21:35:58 | 町と旅

 今日は平日休みだったので、先日購入したカメラ「ヤシカ エレクトロ35CCN」を持って、東京下町散歩へと出かけました。いつもなら、散歩カメラのコンビネーションはカメラとデジカメなのですが、本日はカメラ一台のみ。よって、掲載画像は携帯にて撮影したものです(au W41K京セラ)。ちなみに、ヤシカにセットしたフィルムはモノクロフィルム「コダック T-MAX 100」。白黒の世界で、晴天の下町の日常を切り取る散歩です。

 神保町で本見たあと、半蔵門線でやってきた押上。初めて降りた駅だけど、商店街には昔ながらの床屋があったり、用品店があったりと懐古風景。狭い歩道を自転車が勢いよく走り抜けていく.。数年後には新東京タワーが出来て、この押上の町の眺めも一変するかも知れないと思い、懐古なポイントを数枚撮影。
 しばらく歩くと、東武亀戸線の踏切に遭遇。踏切脇のもんじゃ屋の店頭に置かれた古びたベンチと東武電車とを入れて一枚。
 踏切の先の町名は押上から京島に。下町色を色濃く残す京島は、狭い道に昭和風な店が並ぶ。その中から雰囲気のいい文房具屋の店先を撮影していたら、学校帰りの小学生と店主が顔を出す。
 京島は路地も多く、またその路地がくねくねと曲がっているのが特徴。「島」が付く地名だし、これらの路地は遙か昔は小川だったのかも。近くにある駅の駅名も「曳舟」だし、あながち的外れではないのでは。

 それにしても、面白い店先の店が多く、カメラを何度もバッグから出し入れで忙しい。このヤシカは、やや手のひらサイズ(ごつい男の人なら手のひらに収まるかも)なので、散歩にはもってこいのサイズ。ヤシカのレンズの描写は、くっきりで色は何故か筆画系というか昭和30~40年代くらいの書物風味というか独特の色味。白黒で撮るとどんな感じになるのだろうか。
 古びた洋服屋の店頭を道端で遊ぶ子供を入れて撮影したり、何故か大塚愛の恋愛写真のポスターを貼っているクリーニング屋の店頭を撮ったりして、東向島駅到着。東武線のガード下に「東武博物館」というのがあり、入場料が大人200円(子供は半額)と安いので入場してみる。
 平日の館内は思ったより人がいた。地元の親子連れの遊び場になっているようで、私も入場時に入場スタンプカードを貰ったから、一回観たら終わりな博物館ではなく、何度も訪れるべき建物なのだろう。館内の展示物は、大正時代の木造電車や、昔のバスや、日光で走っていた路面電車などのレトロなものから、特急スペーシアの個室を再現したコーナーまで、新旧揃い踏みな設備がなかなか楽しい。スペーシア個室は、以前友人達と湯西川温泉に行く時に乗ったのでスルーしたけど、昔の車両の車内は味わいがありました。特にバスは、運転席の真横に横向きの座席があるという造りに驚き。

 博物館を楽しんだあと、駅周辺を散歩。かつて「玉ノ井」と呼ばれた歓楽街の面影は、やたら飲み屋が多い事、質屋があった事などで感じられる。路地の中にある飲み屋はまさに、その名残なのだろうと思いながら一枚。「18歳から」という募集貼り紙が貼られた、昼間では何の店かわからない店の入り口を恐る恐る一枚。かつて、作家の永井荷風に描かれた町の面影は随所にまだ健在なようでした。

 東向島からは、東武に乗って二つ先の堀切へ。金八先生のロケによく出て来る土手沿いの静かな駅に降り立ち、何故か堀北真希を思い出しながら小柄な駅舎を一枚。

 この辺りは足立区。空に現れた満月を、夕日を背にして古びた自転車屋と京成電車を入れて撮ってフィルム終了。
 京成関屋駅近くの駄菓子屋さんの店先には、金八先生のポスターが貼られていた。フィルム終わって撮影は出来ず。

  今日のBGM  ふわふわ人 / 真心ブラザーズ  
 

コメント
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