LinQの音楽面を制作してきたスタッフが離脱する事が月曜日発表された。地方アイドルが地元以外で注目されていくには音楽的な魅力を持っている事は大切で、音楽面をあまり重視していない所はなかなか人気が上がっていかない。これは勿論大手事務所のアイドルにも言えるのだけれど、つまりがたくさん居るアイドルの中から抜け出していく、注目をされるようになるには「ただカワイイ」だけではダメなのであり、メディア展開に於いてハンディを背負っている地方アイドルであれば尚更に他との差別化として音楽に力を入れていくしかない。音楽が数少ない地方アイドルが発信出来る名刺であるから。
そして、これも大事な事であるけれど、音楽面をしっかり取り組むくらいの気持ちを持っていない運営は、所詮アイドルなんて可愛い女の子を何人も用意して握手会でも開いておけばよいんだろう?などという浅はかな気持ちを持っている可能性があり、アイドルに対する運営の本気度を計るバロメーターであるようにも思えます。
個人的にはLinQは楽曲から惹かれて入ってきたから、今後が不安であるけれど、ハロプロみたく一人のクリエイターが長年書いてくれるケースの方が稀なのであって、グループの音楽面の世界観を広げる意味では前向きに捉えるのが良いのだと考えます。
同日、大阪にスターダストプロモーション発のアイドル「たこやきレインボー」が活動開始する事が発表されました。
ももいろクローバーZ=全国区、私立恵比寿中学=東京、チームしゃちほこ=名古屋、たこやきレインボー=大阪という図式が出来上がり、スターダストも大都市にアイドルの活動拠点を構築しつつある。しかも、スターダストは音楽的にカラーが出来ているので、ある程度の予測が出来る。これは欠点にもつながりかねないけれど、ここならこういうものを提供してくれるだろうという安心感にも繋がるから、新人を売り出していく場合にはわかりやすい長所にもなる。すでに私の頭の中にも「大阪弁とヒャダインワールドの融合」された音が飛び交っています。音楽面で個性を作っていくという点に於いて、スターダストはよくわかっているなと思うのであります。各地の地方アイドルと同一視は出来ないものの、こういう戦略も興味深く思います。