フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

Blue Moon

2013-02-07 22:40:30 | ハロプロ2012-2014

 アップフロントは所属タレントの面倒見がとても良いという印象を持っている。℃-uteの過去の件とかでは言いたい事は多々あるけれど、少なくともハロプロメンバーとして一定の活動をしてきたメンバーには手厚い待遇を行なっているとは思う。

 「二回目(の喫煙発覚)の時に会長さんが涙を流しながら解雇通告をされて、その会長さんの涙で、ようやく冒した過ちの大きさに気づきました」
 記憶で書いているので言い回しは多少違うかかもしれないけれど、アップフロントを去った後にそう語ったのは加護亜依である。
 加護ちゃんはモーニング娘。の長い歴史の中で、おそらくもっともたくさんの人達に愛されたメンバー。全国規模で子供達の間で沸き起こったミニモニ。ブーム。それはある意味、LOVEマシーンよりも遥かに大きなムーブメントであり、遥かに大きなお金を会社に与えた。そんなブームを支えた貢献者の一人であり、一番人気であった彼女は間違いなくある時期に於いて日本のトップアイドルだった。

 トップに立つという事は、いつかは落ちていくという事でもある。その落ちていった時にそばで本気になって怒ったり泣いたりしてくれる人がいる人は幸せなのだ。加護ちゃんはそれに気づくのが遅かったのだ。いや、聡明な彼女の事だから気づいても気づかない振りをしたのかもしれない。

 子役タレントが大成しないと言われる理由の一つは、幼くして出来上がってしまったイメージに振り回されてしまう事だ。人間は成長するのだから、幼き日のイメージはいつまでも身にまとっておく事は出来ない。
 彼女が幼き日の幻影を振り切る事は出来たのかは知らないけれど、彼女がハロプロにいた事。モーニング娘。の一員であった事は大切な日々だった事は間違いない。だって、解雇通告で泣いてくれる経営者なんてなかなかいないのだから。

Blue Moon


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