フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

過去記事を振り返る 「アロハシャツで目立ちタイ」

2014-03-18 22:13:39 | ハロプロ(グッズ)

 この記事は2010年5月10日に発表されたものです。
 ※元記事URL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/85eed709ab8939808ccca0d62e2415e4


 ハロプロがツアーTシャツではない、メンバー別のソロTシャツを初めて発売したのは、モーニング娘。の2005春ツアーでした。自分はこの時、さゆとどちらを買うか悩んで高橋愛ちゃんTシャツを買いました。
  それまでは一部のヲタが、野球やサッカーのユニフォームに推しメンバーの名前と、誕生日の数字や名前をもじった数字を背番号にして入れたのを着ていました が、これでコンサートグッズとして手軽に推しメンバーの名前入りTシャツを手に入れる事が出来るようになったので多くのヲタが飛びついて、あっという間に 必須アイテムのようになりました。同時に、メンバーのイメージカラーというものも定着しています。

 しかし、さすがに登場から五年も経つとマンネリを感じるようなりました。しかも、デザインは基本的にイメージカラーの単色に名前、或いはメンバーの落書き、じゃなかったメンバーのデザインロゴやイラストが入るパターンばかりで、遠目にはどれも代わり映えがしない。ならば、一つ買ったらずっとそれを着ていてもいいんじゃないか?そう思った私は、娘。コンでは未だに2006秋ツアーのさゆT、ベリコンでは2007夏ツアーの梨沙子Tを着ていたりします。(デザインを気に入っているからです)
 
 2006秋 さゆT    2007夏 梨沙子T

 せめてデザインやカラーリングを工夫してくれると良いんだけど…。そう思っていたところ、Berryz工房がやってくれました。

 メンバー別アロハシャツ
http://www.helloproject.com/goods/tour/10_berryz_summer/index.html

 (参考画像)

菅谷梨沙子アロハシャツ

 値段が5000円とちょっと高めですが、Tシャツに無理矢理リストバンドと生写真付けて3500円で売るよりは良心的?
 確かにノーブランドのアロハシャツにしては高いとは思いますが、、このアロハシャツを評価したいのはデザイン。これなら「なんとか普段着て歩ける」デザインではないですか(苦笑)。いや、ちょっとそれは無理という人もいそうですが、では「現場周辺を着たまま歩ける」デザインと言い変えてみましょう。なかなか良さげな気分になってきましたか?(アップフロントの回し者みたいですなあ)

 自分がデザイン的にこれは○だと思ったのは、背中とかにデカデカと名前が入ったりしていないところ。
 実は、名前がデカデカと入っている事は決してマイナスという訳でもなく、着ている側はそれで外に向けたアピール気分を味わい、恥ずかしさを超える事で推しメンバーへの忠誠心を表す事にもなっているのです。過去に、モーニング娘。が2006春ツアーで名前をフルネーム表記せずイニシャルにした事がありました。しかし、ヲタはそんな謙虚なデザインでは満足しないのか、売上は今ひとつ。そのまま2005春ツアーのTシャツを着るヲタが多かったため、ツアー後半に新バージョンを発売するという、今振り返ってみても異例の売り方を強いられました。
 勿論、その新バージョンの方は背中にフルネームが書かれてあり、こちらは普通に評判となり売れ行き好調となったのでした。

  そういう経緯があるので、Tシャツに関しては名前がデカデカと書いてある方が良いかもしれないとは思うのですが、アロハシャツでそれをやられた日には、本 当に「会場内限定」になってしまいます(苦笑)。それはヤメテという事か、発売されたアロハシャツはパッと見は普通(?)のアロハシャツ!名前はイニシャ ルで、襟の部分に小さくプリントされています。
 メンバーによっては、ちょっと派手目に見える色もあるけれど、アロハシャツなんだし派手なくらい で良いし、色は一応イメージカラーだから変えようがない。あっ、ベリの場合は色が変わるメンバーもいますが(苦笑)。とにかく、これなら会場外で歩くにし てもヲタTよりは見栄えが良いかなと思いました。

 でも、今回Berryz工房がアロハシャツを出してきたのは、ツアータイトルに「海の 家」とあるように、あくまでも海をイメージしたツアーだからだとも言える訳で、これから先はどうなるかわからない。毎回アロハシャツというのも変だし、そ んな事をしたら確実に二回目からは売れ行きダウン間違いなし(笑)。
 とは言うものの、せっかくTシャツにこだわらずメンバーシャツを作ってみようと新しい流れを作ったのですから、次回も何か別な形でシャツを販売してほしいですね。楽しみにしていますよ、企画担当様およびデザイン担当様。

 (文中のツアー名のところに、公式サイトのツアーグッズ紹介ページのリンクを貼りましたので、気になる方はご覧ください)


 <2014年の追記>

 今春のハロプロのコンサートツアーのソロTシャツのデザインを見ていて、「ああ、これは売れないだろうな」と思っています。どんなデザインかは公式サイトを見てもらうとして(余談ですが公式サイトもリニューアルして見辛くなったと思います)、ソロTがなんのために存在しているのかを作り手が忘れてしまっているのではないか?と思った次第です。
 ハロプロメンバーにはそれぞれカラーが設定されています。言い換えればカラーが決まったら一人前のハロメンとも言えます。カラーはコンサートの客席を彩るサイリウムの色にも反映され、ヲタは自分の推しメンのカラーに強い拘りを持ってコンサートに臨んでいます。推しメンのカラーを会場入りまでの私服にも反映させている人もいる事でしょう。そのくらい拘る事なのです。
 つまり、コンサートを観る上での「正装」、あるいは「ユニフォーム」とも言えるソロTは自己主張のアイテムなのです。それなのにカラーを控えめにしてどうする!!と思うのです。何が「クール」だ!大切なのはそんな見てくれの問題ではない!ハートの問題だ!と思わずにはいられません。

 今回取り上げたBerryz工房のソログッズで私はこのアロハシャツを絶賛しています。それは、それまでの「背中や胸にでっかくメンバーの名前が入っている」というパターンからの脱却に拍手をしたのであって、それはちゃんとデザインがメンバーカラーを生かしているからであります。遠目から見てもカラーがわかるものでなくてはコンサート用のシャツとして落第なのです。
 少しでもデザインセンスのいいものを提供しようという心意気はわかるし、ハロプロの会場の雰囲気をもう少し洗練されたものにしたいというのも感じられます。でも、デザインはフリーダムで良いけれど、カラーに関しては神経質であってほしいなと願います。ベリの場合で言えば、ソロTはベタなものであっても、ツアーTは結構かっこいいものが多い印象です。これが正解なのではないでしょうか。ツアーTは別に「正装」でも「ユニフォーム」でもなく、「記念品」な意味合いが強いから、どんどんかっこいいものであってほしいとさえ思います。でも、ソロTはカラーを前面に押し出した「応援グッズ」であってほしいのです。

コメント (2)
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