フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

過去記事を振り返る 「カントリー娘。ファーストライブ 9/3夜公演レポート 」

2014-06-04 18:45:41 | ライブ!2006

 この記事の元記事は2006年9月5日に公開されたものです。
※元記事URL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/19e0562b38b652fe6786f29cbd196c96
 ちなみに、昼公演のレポート記事のURL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/95852484c34ed4452ea2b43b42fe52df

 さて、夜公演編です。
 昼公演終わって、とにかく座りたかった自分達は、近くのファミレスに行きました。私は白玉あずき!(^▽^)を頼んだのですが、なかなか来ない!テーブルに運ばれてきたのは、開場15分前でした…。

  さて、手元のチケットの夜公演入場整理番号は100番ちょっと、というかなり早めな番号だったので、この恩恵を受け選んだポジションはかなり前方。そして、ステージ向かって左サイド。私は「みうなサイド」と名付けたこのポジション。勿論、昼を観た成果である。

 昼は窮屈さを感じず楽しめたけど、さすが前方だけあってどんどん人が増えていく。昼を観た限りでは、前方はそんな過激なノリをしているように思えなかったので、余裕を持って開演待ち。
 そして、開演時間になり客電消えた瞬間、後ろから押されていった。←お約束。
 まあ、メロンやベリのライブハウス公演よりはマシだなと思いながらも、もはや手を左右に動かすのは厳しく、自ずとサイリウムもポケットへ。周りのヲタ見ても、サイリウム持たずに素手を振り上げるノリに徹している人多数。ハニパイで振り真似はもはや不可能(苦笑)。とりあえず、みうなに合わせて右手を挙げるのが精一杯。
 それにしても、ステージ近いなオイ!最初の衣装は、胸元の開いた衣装なのでドキドキ。まいちん見ながら「エロかわいい!と人気な某より、里田の方がエロかわいいゼ!」と心の中で呟いた。
 みうなは楽しそうに動き回り、あさみは満面の笑みで踊る。三人三様な魅力爆発。それにしても、ダイブした輩が一人居た以外は、必要以上に押されたりせず安全。近くに居た身長小さめな女性ヲタ数名も安全に楽しめているようで、カントリーヲタGJ!

  近くで観ると、さすがにみうなばかり観ている訳にもいかず、あさみのダンスに釘付けになったり、まいちんの動きのしなやかさに惚れたり大忙し。
 生演奏コーナーでの三人の真剣な表情も、いつもとは違った憂いを持った味があってヨカタ。みうなの真剣な眼差しを観ながら聴く「北海道シャララ」、心に響いた。

  応援ビデオコーナーでは、またまた石川さんに失笑が… もうお約束?自分も笑っておきました。石川さん、とりあえずGJ! ちなみに、内容は昼夜とも一緒です。

 後半戦、革命チックKISSで再び客席ノリノリ。頑張って腕は振り上げる。この曲での里田の楽しそうな笑顔はヨカタ。
 サトタと言えば、MCでの「みうなへのツッコミトーク」は相変わらず絶好調。ツアータイトルにちなんで「デートに行くなら?」というお題に、昼公演は「図書館!」夜公演は「世界遺産を見に行きたい!」と、 みうな節炸裂に、ツッコミしまくり。あさみの良識ぶりと合わせて、三人のトークバランスは絶妙です。今までライブで発揮する機会がなかった魅力ですね。カ ントリーのトークが面白いものだと知ったのは、今春の亜弥コンが最初という人が多いのでは?やっと、カントリーのキャラが発揮される時が来たんですな (涙)。

  カン梨華ナンバーで、ガンガンに安全にノリまくり、勢いよくアンコール突入。最近、アンコール時に「アンコール叫ぶ人」が減って、休憩タイム化している印象があったけど、この日は割と叫んでいる人多かったです。カントリーヲタGJ!

  アンコール一曲目は、YOSAKOIソーラン。ピンクのハッピを着崩した衣装カッコイイ!みうなが凄い真剣&楽しそう。サトタやあさみは道産子の 血が騒ぐのか、気合い入った踊りを披露。昼公演編では書かなかったですが、エッグの子が4人バックで踊っていましたが、記憶に残らず。これからガンバレ。
 さて、夜公演入場の際に入口付近でヲタから「青サイリウム」を貰いました。アンコールのYOSAKOIが終わったら点けてくださいという指示も出ていました。
 あわてて準備、点灯。会場内が一斉に水色チックな青に!(パステルブルーという色のサイリウムだとの事)
  これを見たメンバー絶句…ここで、一人ずつ挨拶のコーナーがありまして、みうなはなんとか元気良く挨拶出来たものの、まいちんは涙で言葉に詰まる。やは り、ファーストライブに到るまでの長い道のりを思えば、今日こうして無事にライブが出来て、盛り上がった事の嬉しさは、当事者が一番噛みしめている事で しょう。そして、既にここで後ろのあさみがもらい泣き… 自分の順番になってもなかなか言葉が進みません。会場のあちこちから「あさみ、ガンバレ!」の声 が。
 あさみは、メジャーデビューしてからの長い道のりがあっただけに、一言で気持ちを表すなんて難しかったのでしょうね。会場、割れんばかりの「カントリー」コール!

  最後は明るくハニーパイ。もう場内大変です。ノリまくりです。いい感じの余韻を残し、ライブは終了しました。
 客電が点いても、例によってヲタは帰らず、「カントリー最高!」コール~「バンザイ」。続いて、「あさみ最高!」~「まいちゃん最高!」~「みうな最高!」とヒートアップして、締めとなりました。

  ふと回りを見渡すと私の近くでは、公演中何度か紙吹雪を撒いたヲタが、サッカーの試合後のサポーターの如く掃除をしていました。そして、サイリウ ムを配ったヲタがサイリウムを回収するなど、ゴミ出さないようにマナー良く終わろうとするヲタの姿が、会場の外で盛り上がるヲタ達とともに良い風景を作っ ていました。
 問題起こして、会場使えなくならないように、また単独ライブが出来るようにという願いもあるのでしょう。なかなか単独ライブ出来なかったカントリー娘。ですから、ヲタも傲慢さはなく好印象。

  いつも決して出しゃばらず、後ろで微笑んでいたカントリー娘。がついに主役になったこの夜。パステルブルーの光と、三人の笑顔が作る空間は、夏の終わりのステキな宴でした。
 カントリー娘。のメンバーとスタッフと、今までカントリー娘。に関わってきた人達、元メンバー、全ての人達にありがとう!を。


 <2014年の追記>

 今回の記事を書くにあたって、上記の過去記事を読み返しながら、とても懐かしい気持ちになっていました。そういう風に時間の経過を実感出来るのも歴史の長いハロプロならではであり、同時に年月の経過が与える非情さも身にしみるのでした。

 今回紹介した過去記事を読んでいただければわかるように、自分は結構カントリー娘。に思い入れを持って応援をしていました。曲も好きだし、メンバーがあまり浮かばれていない状況も思いいれを深めることを加速させました。ガッタスの現場でもカントリー娘。の三人の姿を追う事が多く、ユニフォーム型キーホルダーも矢島さんと「みうな」のを買って持っています。背番号4のプレイは好きでした。里田さんの軽やかな身のこなし、あさみさんの鋭いドリブルも好きでした。

 ある試合でPKを蹴る事にどの選手も尻込みしたシーンがありました。プレッシャーのかかる場面で、みんなナーバスになっていたのでしょう。その時、背番号4が立ち上がって手を挙げて立候補。そして、見事PKを決めたのでした。ベンチにいる事の多かった背番号4のガッタスに於ける最高の名場面であったと思います。

 この当時は正直言ってこの三人のうち誰かがメジャーになるという予感はなく、メジャーに行くなんて思いもよらず(それは旦那の事か)、ハロプロ自体も低空飛行が始まっている中で、更に低い位置を飛ぶ三人が、同年の松浦亜弥ツアーにゲスト参加して面白みを見せ、松浦さんとのコンビネーションでも「出しゃばり過ぎず、でも余韻は残す」という絶妙なゲストっぷりを発揮して、新境地を開拓しつつあった時期でした。
 メロン記念日のように熱狂現場を作り出していた訳ではないカントリー娘。は、ハッキリ言ってコア層の薄い現場を作り出していたかもしれないけれど、そのふわふわした空気が心地良かった。このライブを観た翌週にメロンを観に行っているのですが、その空気感の違いは北国と南国くらいの違いがあった。

 その後、カントリー娘。はハロプロコンサートで事実上の解散をする事になるのだけれど、その時に会場(横浜アリーナ)で発売されたばかりの「みうなノート」という文庫本を買った。こういう本を出せたのは事務所の配慮なのか、それ自体はいいとして、この本の中で背番号4は苦悩していた。内容はガッタスでの話が中心なのだけれど、練習は当然他のハロプロのグループのメンバーと一緒だから他のグループの話が綴られている。そこには、カントリー娘。と違ってメロン記念日は全員仲良しで羨ましいという話が書かれてあるのでした。そういう話を掲載許可したのも、もう終わってしまうグループだからこそなのかもしれないけれど、私はこのライブの光景を思い出して複雑な思いに駆られながら、当時その文を読んだ。
 アイドルだから、所属するグループの人達とは仲良しでなければいけないなんて事は思っていないけれど、心のどこかでは「同志のような絆」で結ばれていてほしいと願っているのがヲタというもの。当時も今も、修復不可能なほど心がすれ違っていたという事実が未だに心にのしかかる。でも、あの日ステージで輝いていた三人の笑顔は色褪せる事はないのです。当時も今も。

コメント (7)
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