最近、ツイッターでローカル線で旅をした時の話をつぶやいています。ツイッターだと書いたものが流れてしまうので、ブログにまとめて形にしておきたいと思いました。そんな訳で、そのローカル線の旅の話をまとめたものを、随時掲載していきたいと思います。第一回目は北海道の夕張の話です。
自分の旅の記録を見ても6月はあまり旅をしてないけれど、どこか行きたい気分MAX。
過去の6月の旅で思い出深いのは北海道の道東から夕張へと回った旅。吹く風の心地よさ。湿気の少ない北海道ならではだった。
よさこいソーラン祭りを大通公園で見て、その夜の夜行で札幌から釧路に向かった。3時くらいにはもう空は明るくなり始めた。ジャガイモ畑の広がる十勝平野に昇る太陽は大きかった。
釧路からは釧網本線の始発列車。見渡す限り原っぱが広がる釧路湿原の雄大さに息を飲んだ。
夕張はどの駅前も時代の流れが止まってるかのような静けさがあった。かつて炭鉱で栄えた夕張の栄枯盛衰が車窓からも垣間見えた。
鹿ノ谷という無人駅で降りたのは自分とJK一人。JKは小さな駅舎の待合室の掃除を始めた。終わるのを見計らって声をかけて夕張の話を聞いて、記念写真を一枚撮った。
夕張では古い木造旅館に泊まった。他にお客さん無し。おかみさんは優しいおばあちゃん。6月なのに石油ストーブを焚いて夜を過ごした。
夕飯は近くの居酒屋。カウンターにたくさん並んだ煮物から好きなのを指差してという元気な女将さんの盛りつけた煮物で酒を飲んだ。寒くも温かかった夕張の夜。