夜空になってきた。それとともに観客のテンションもハイになっていくのがわかる。ステージには「PASSPO☆」が出てきた。彼女達の音楽を考えるとより一層盛り上がりに拍車がかかるに違いない。第一回目から出場しているだけあって、安定のステージングを見せ始めるPASSPO☆。遠くから観ていてもダンスにキレがあるのが一目瞭然だ。そのキレこそが見せ場なのだなと思いながらステージを観る。
個人的には夏の歌中心に、特に「ViVi夏」を観たかったけれど、この曲が観られたから良かった。夏の夜空に切なく響くナンバーなのだ。じっくり楽しんだ。
ぱすぽ☆ - 夏空HANABI (short ver.)
夜空に歌が切なく響く中、夜空をバックに客席の上ではサイリウムが舞っていた。興奮した観客が投げているようだ。危険行為である。そんな雰囲気の中、続いてステージには「東京女子流」が登場した。女子流のサウンドなら観客も必要以上に興奮したりしないだろう。そう思いながら、2014TIFのアイドルステージのトリを務める東京女子流に大きな期待を寄せていた。
女子流の曲というとファンキーで踊りたくなってくるナンバーが多いイメージではあるけれど、アイドルらしさ全開なナンバーもいくつかある。こういうお祭ステージではそれがきっと合っている。そんな期待が現実となった。「おんなじキモチ」を歌ったのだ。会場はあちこちで振りコピ大会となり、大いに盛り上がったのであった。
東京女子流 / おんなじキモチ
という感じで、これで終わっていれば綺麗なエンディングであったのだけれど、サイリウム投げ、リフト行為といった危険行為はどんどんエスカレートしていき、東京女子流の公演中もメンバーから危険行為をやめるよう促されるなど、後味の悪い状況になってしまった。
最後のいろんなグループがステージに上がってカバーを歌うフィナーレも、「とても盛り上がりました」としか書きようのないステージとなってしまった。まあ、このフィナーレはいつもこんなもので、カバーを歌うこともありグダグダ感は否めないコーナーではある。何故か「LOVEマシーン」が二回歌われたように、演出面でも特にヒネリはない。せめて選曲がアイドルナンバー中心なら「アイドルフェスティバル」に相応しいフィナーレだと思うが、普通のJ-POPヒットソング大会に終始するのも毎回疑問ではある。
最後はあまり余韻が残るような終わり方ではなかったけれど、今年もTIFは楽しかった。いろんなアイドルを観るという事は、クロスオーバーなジャンルであるアイドル音楽の世界の広さに触れるという事でもあり、毎回様々な発見がある。今年も初めて観るグループ、久し振りに観たグループ、よく観ているグループなど、それぞれに魅力を感じながら、新鮮な気持ちで楽しんだ。年々、出演者も来場者も増えているという事で、アイドル音楽界の発展を感じながら、今年の出演者の皆さん、スタッフの皆さんに、感謝の気持ちをもって、TIF2014レポートを終わりにしたいと思います。皆さんお疲れ様でした。
TIF2014 8/3 観たステージ (観た順番で掲載。少しだけ観た人も含む)
lucky color's、パズルガールズ、ライムベリー、POWER SPOT、lyrical school、REV.from DVL、プラニメ、ねがいごと、水戸ご当地アイドル(仮)、GALETTe、JK21、LoVendoЯ、アイリス、Especia、エレクトリックリボン、アフィリア・サーガ、バニラビーンズ、ベイビーレイズ、THEポッシボー、PASSPO☆、東京女子流、ジャンボリーの面々。
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