今年も残すところあと10日を切ったし、そろそろ2010を振り返ってというテーマを書きたいと思いつつ、何を振り返ればいいのだ?という疑問も少し。振り返るよりも、来るべく新時代に向けて想いを巡らせた方が有意義かなと思っていたりもします。
今年はハロプロにとっては足元をかなり揺すられた年だったのでは?と思っています。既に昨年から、AKBというマスコミを味方につけた巨大勢力の台頭に、ハロプロはファン流出という危機を迎えてはいましたが、今年はAKB以外からも様々な勢力が台頭してきて人気面でハロプロに肩を並べつつあります。
イベントに関連した販売方法で売上を購入者数より上乗せして見せていくという手法は、元々ハロプロも行なってきたやり方でありましたが、今やそういう売り方がアイドル界のスタンダードとなりました。もうCD売上で人気を計る事は難しい時代です。
それでも、「CDが売れています」という既成事実を作る事は宣伝に有利という事は確かで、ハロプロの売上に迫れるポジションにある他事務所のアイドルはかなり無茶をして売上をいわゆる「爆上げ」させてきています。その成果で、ももいろクローバーはベリキューに迫り、アイドリング!!!はモーニング娘。に迫ってきた。あくまで売上では。
ももいろクローバー「怪盗少女」「ココ☆ナツ」LIVE at 品川 2010-8
今年の女性アイドル界のトピックで大きい出来事だと私が思っているのは、ももいろクローバーがテレビという表舞台に出てきた事。5/30のMJは一つの新しいムーブメントが生まれた日と言っては大げさでしょうか?少なくとも、この放送によってハロプロのベキス三組は何らかの影響を受けた事は間違いないのではないですか?
ハロプロのステージパフォーマンスの部分に惹かれていて、Berryz工房℃-uteスマイレージ世代のメンバーを追いかけたい人にとって、ももクロは新鮮な発見であります。スマイレージも新人だけれど、やはりハロプロを見続けてきた者にとってはエッグ時代から馴染み深いメンバー達だから新人には思えないというのがあります。アイドルファンというのは基本新しもの好きですから、今まで見てきてないものに興味を持つのは致し方ない。問題はももクロに興味を持った人達をハロプロにもつなぎ止めて、いわゆる兼ヲタにしておく事でしょう。
本当はAKBに関してもそういう方向で行っても良かった。早い段階から交流などして、ハロプロと掛け持ちで応援するスタイルを提案しておく手もあった。そうしていればハロプロを知らないAKBファンも多少はハロプロに取り込めた。
もっとも、最近のハロプロ現場はAKBと掛け持ちの学生ファンも増えてきているらしいみたいなのですが、CD売上に好影響を与えるまでにはなっていないのです。
目には青葉 山ホトトギス 初恋 / アイドリング!!!
(ニコニコのアカウントを持っていなくても再生出来ます)
事務所、というか関係者はおそらくももクロに関しては要注意とチェックしていそうで、実際にシングル発売日が重なったBerryz工房はイベントを複数用意して対抗しました。
しかし、正直言ってアイドリング!!!に関しては予想外な思いを感じているのではないかと推測します。まさか、シングルもアルバムも、ベリキューどころか娘。さえも抜かされそうな状況になるなんて。
まあ、実はイベント効果によるマジックなので、実人気はまだまだモーニング娘。の方がずっと上です。しかし、アイドリング!!!はハロプロとは違うアプローチを行なっている。CS放送の冠番組だけでなく、地上波の冠番組が全国規模に拡大された今、更なる脅威になるのは時間の問題かもしれません。
とは言っても、ハロプロとはコンセプトもセールスポイントも違うので、マーケットの両立は難しくはなく、遅まきながら今からAKBとコラボするくらいなら、今のうちにアイドリング!!!と関係を作っておくという選択肢もアリかなとは思います。(実はハロプロと掛け持ちファンも少なくないと言われている)
来年は更に新しい勢力が売上を伸ばしてハロプロに並び、追い越していく可能性があります。AKBばかり気にしていたら、いつの間にかももクロやアイドリング!!!にマーケットを取られ始めた2010。セールスポイントであるパフォーマンスアイドルという看板も、エイベックス勢が虎視眈々と狙っているジャンル。既存のファンの流出を抑え、新たなジャンル開拓もして新規ファンも増やしていかなくてはいけない。大変な状況ですが、どんな方向を目指すのかを今後も注目していきたいと思います。
今年はハロプロにとっては足元をかなり揺すられた年だったのでは?と思っています。既に昨年から、AKBというマスコミを味方につけた巨大勢力の台頭に、ハロプロはファン流出という危機を迎えてはいましたが、今年はAKB以外からも様々な勢力が台頭してきて人気面でハロプロに肩を並べつつあります。
イベントに関連した販売方法で売上を購入者数より上乗せして見せていくという手法は、元々ハロプロも行なってきたやり方でありましたが、今やそういう売り方がアイドル界のスタンダードとなりました。もうCD売上で人気を計る事は難しい時代です。
それでも、「CDが売れています」という既成事実を作る事は宣伝に有利という事は確かで、ハロプロの売上に迫れるポジションにある他事務所のアイドルはかなり無茶をして売上をいわゆる「爆上げ」させてきています。その成果で、ももいろクローバーはベリキューに迫り、アイドリング!!!はモーニング娘。に迫ってきた。あくまで売上では。
ももいろクローバー「怪盗少女」「ココ☆ナツ」LIVE at 品川 2010-8
今年の女性アイドル界のトピックで大きい出来事だと私が思っているのは、ももいろクローバーがテレビという表舞台に出てきた事。5/30のMJは一つの新しいムーブメントが生まれた日と言っては大げさでしょうか?少なくとも、この放送によってハロプロのベキス三組は何らかの影響を受けた事は間違いないのではないですか?
ハロプロのステージパフォーマンスの部分に惹かれていて、Berryz工房℃-uteスマイレージ世代のメンバーを追いかけたい人にとって、ももクロは新鮮な発見であります。スマイレージも新人だけれど、やはりハロプロを見続けてきた者にとってはエッグ時代から馴染み深いメンバー達だから新人には思えないというのがあります。アイドルファンというのは基本新しもの好きですから、今まで見てきてないものに興味を持つのは致し方ない。問題はももクロに興味を持った人達をハロプロにもつなぎ止めて、いわゆる兼ヲタにしておく事でしょう。
本当はAKBに関してもそういう方向で行っても良かった。早い段階から交流などして、ハロプロと掛け持ちで応援するスタイルを提案しておく手もあった。そうしていればハロプロを知らないAKBファンも多少はハロプロに取り込めた。
もっとも、最近のハロプロ現場はAKBと掛け持ちの学生ファンも増えてきているらしいみたいなのですが、CD売上に好影響を与えるまでにはなっていないのです。
目には青葉 山ホトトギス 初恋 / アイドリング!!!
(ニコニコのアカウントを持っていなくても再生出来ます)
事務所、というか関係者はおそらくももクロに関しては要注意とチェックしていそうで、実際にシングル発売日が重なったBerryz工房はイベントを複数用意して対抗しました。
しかし、正直言ってアイドリング!!!に関しては予想外な思いを感じているのではないかと推測します。まさか、シングルもアルバムも、ベリキューどころか娘。さえも抜かされそうな状況になるなんて。
まあ、実はイベント効果によるマジックなので、実人気はまだまだモーニング娘。の方がずっと上です。しかし、アイドリング!!!はハロプロとは違うアプローチを行なっている。CS放送の冠番組だけでなく、地上波の冠番組が全国規模に拡大された今、更なる脅威になるのは時間の問題かもしれません。
とは言っても、ハロプロとはコンセプトもセールスポイントも違うので、マーケットの両立は難しくはなく、遅まきながら今からAKBとコラボするくらいなら、今のうちにアイドリング!!!と関係を作っておくという選択肢もアリかなとは思います。(実はハロプロと掛け持ちファンも少なくないと言われている)
来年は更に新しい勢力が売上を伸ばしてハロプロに並び、追い越していく可能性があります。AKBばかり気にしていたら、いつの間にかももクロやアイドリング!!!にマーケットを取られ始めた2010。セールスポイントであるパフォーマンスアイドルという看板も、エイベックス勢が虎視眈々と狙っているジャンル。既存のファンの流出を抑え、新たなジャンル開拓もして新規ファンも増やしていかなくてはいけない。大変な状況ですが、どんな方向を目指すのかを今後も注目していきたいと思います。
東京アイドルフェスティバルが出来たのもそういうシーンに敏感に反応したからだと思います。
ももクロ、アイドリングが伸びてるのは決して握手会だけじゃないと思うんですよ。地下アイドル的な頑張りというか熱意というかそういう物がライブ動画やテレビから感じられます。応援しがいのあるアイドルというか。またももクロに関しては思ったほどテレビ出演は少ないですがその割りに伸び率は高いです。(スマイレージの方がテレビ出演は多いのではないでしょうか?)
最近アイドリングのカレーの回の放送を偶然見たんですが、メンバー一人ひとりの貪欲さや真剣さを感じましたね。というか普通に面白かったです笑 メンバーが恥を怖がらず素を見せる事が出来ているなぁという印象を受けました。
AKBがアイドルというカテゴリを浸透させてくれた事により、他のアイドルにも今はチャンスが巡って来ていると思います。ハロプロにも割と好印象を持つ人が徐々に増えて来ているみたいなので、良い方向にアピールしていってもらいたいです。とは言っても、個人的に昨年からの娘。のリリースの流れには割と満足しているんですけどね…笑
>通りすがりのA-CHANファンさん
確かにAKBがマイナー時代を経て今があるという事が「良さ」として語られる時代、ももクロちゃんにしても、アイドリング!!!にしても、日頃はファンの身近な所で活動している、存在しているというのは「売り」になるのだと思います。
そう考えるとハロプロはエリートと思われ、この不況の時代では感情移入されにくいのかもしれません。スマもエッグという下積みはありますが、ハロプロだからあまりアウェイを経験していないと思われているフシがあります。それを上手く払拭出来ればいいのですが。
>タートルさん
ハロプロは威風堂々、おもクロは虎視眈々、アイドリング!!!は和気藹々、そんなイメージです。
ももクロの立ち位置はハロプロに割と近い感じがして、実際ハロプロ、特にベリキューヲタが流れている印象です。事務所はそういうヲタをスマに流したかった筈ですが、ももクロはどん欲というか、必死さが伝わってくるのは確かなのです。
アイドリング!!!はまさに、その「必死」と「恥を恐れるな」をポリシーとしています。カレーの回で最下位になったメンバーがマジ泣きしてましたが、ああいう風に感情をストレートに出す事を恐れていないのがグループとして強みではないかなと思います。
ハロプロもASAYAN時代はそういう感情が生むドラマがたくさんありました。来年は楽曲だけでなく、メンバーの何かを見せてほしいと願っています。
リンクhttp://www.ustream.tv/recorded/10874035
54分~59分あたり
このユーストでかなこ、あかりんの「Perfume超えちゃったよ」的な驚きと喜び、3位がまさかのPerfumeと知らされた時のファンの声と何よりマネージャーさんの「オーーーーっ」という声がそれより大きかったのとか・・
こういうももクロちゃんの成長がリアルにファンと共有出来るのが強みなんだと思います。
この3位がPerfume(アイドル)でなかったらここまでの喜びはなかったのではないでしょうか?
実はHMVの売上って特殊なんですよ。HMV限定のキャンペーンをやっていたりするのです。この店はももクロに力入れてますしね。
以前、HMVの売上を元にチャートを作っているFMの番組でアイドリング!!!の曲が何週にも渡ってチャートインした事もあったくらいです(笑)。これもキャンペーン効果が理由です。