フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

ガールズロックとハイブリッド

2009-08-21 17:45:30 | ライブ!2009
 今日はBuono!ライブ。会場はお台場のZepp Tokyo。りんかい線の東京テレポート駅に着いたら、改札前の柱にアイドリングのアルバムの広告が貼り付けてあり、「ようこそお台場へ」と書かれてありました。こちらこそ、どういたしまして。

 

 開演時間までまだ時間があるので、会場隣のトヨタMEGA WEBへ。自分もZepp公演ではいつも愛用(笑)してますが、Zeppでハロプロ公演がある時の「ヲタの待合室」なんだそうです。トヨタさんゴメンナサイ。 乗り物好きなので、早速場内を彷徨き、話題のプリウスに乗ったり、クラウンに乗ったりと、普段触れる機会がない車を触りまくり(笑)。更に、二階にあるレクサスコーナーへ行き、色々乗ってきました。やはりレクサスは造りが違う。ドアの開け閉めの音も上品。特にLS600は高級車の風格がありましたよ。 プリウスは、まあ見た目は当たり前なんだけど普通の車ですね。外見や内装がどうこうではなく、ハイブリッドである事が重要なのでしょう。

 <写真はトヨタスポーツ800>
 
 Buono!が春に行なったコンサートのタイトルが「ハイブリッドパンチ」でした。ハイブリッドとは「雑種」とか「掛け合わせる」という意味なのですが、アイドルとガールズロックのハイブリッドユニットBuono!に相応しいタイトルであり、そして今回のタイトル「Rock゜n Buono!2」で、ロック側に歩み寄った最新型Buono!を堪能出来たらいいなと思っています。  ライブレポートは次回。ご期待を。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長身美形ユニット

2009-08-20 22:02:48 | ハロプロ(ベリ&℃)

 明日開催されるBuono!ライブ。グッズリスト(昨日の記事にリンク貼ってあります)を眺めていて、「いやあ、Buono!はグッズ良いわ」と感心しております。
 付け替え式ギターピックネックレス。バッジ付きキャップ。メンバーデザインのキャンディ。黒地にピンクの文字で斜めにロゴを入れているTシャツ。そして、「TシャツをデザインさせたらハロプロメンバーNo.1」と私が思っている夏焼雅ちゃんデザインによる夏焼雅バースデーTシャツ。どれも欲しくなるものばかり。スタッフのヤル気とメンバーのヤル気がグッズの出来にも表れていて嬉しい限りです。行けない方のために通販もあるようなので、Buono!大好きな人は是非。
 良いグッズだらけですが敢えて言うのならば、DVDマガジンがなく、代わりに「DAYS」シリーズなので値段が高いのは唯一の不満。しかし、DAYSシリーズは℃-uteもBerryz工房も良い内容だったので、このDAYSも期待出来そう。何しろゲスト付きです。そう、ゲスト。昨日の記事にも書きましたが、梅田えりか、矢島舞美、熊井友理奈の三人が「Bello!」というユニットを結成して、ライバルとしてDVD内で対決するとか。

 長身で美形。今までユニットを結成していなかったのが不思議すぎる。そんな三人。
 普通にしているだけでもカッコ可愛いのに、黒で脚出ししてるとか反則にもほどがある。罰として、このままファッション雑誌に乱入してくるように。

 女性ファンも多い℃-uteやBerryz工房、それを思えば、メンバーが何故ファッション方面の仕事をしないのか不思議。多分事務所がその辺りのジャンルにはコネクションがないのだろうと思いきや、モデルとしてファッションショーに℃-uteメンバーが出たり、梅さんが雑誌に出たりと、実はその気になれば出来たのでした。「やれば出来るじゃん事務所」と高飛車なエールを送る昨今です。

 三人の写真を眺めていると、こういうファンのニーズにマッチしそうなものこそハロプロコンサートで披露すべきだよなあと、チャンプル新ユニットを遠回しに批判しているかのような想いを描くのでした。
 いや、写真を見れば見るほど「コンサートで見たかった」と思う組み合わせです。近い組み合わせは実は過去にあったんですが。

王子様と雪の夜


 私は別に千奈美いらないと言いたい訳ではありません(キッパリ)。この四人でも、今回の三人でも良いので、正式ユニットとして見たかったと思ったのでした。

 こんなIt's too lateな気持ちになるのも、梅さんがハロプロメンバーでいられる期間の終わりが迫っているからですが、可能であるなら梅さん卒業後もBello!を不定期で活動継続希望します。
 そして、CDも出してください。とにかくカッコよく。くどいくらいなカッコよさがある曲でひとつお願いします。

 「やじうめ」をずっと見ていたいからだろう?と思われそうですが、まさにその通りです。やじうめフォーエヴァー。(あれっ、熊井ちゃんは…涙)

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

握手とロック

2009-08-19 22:43:30 | ハロプロ2009

 モーニング娘。が週末にあちこちで握手会を行い、昨日からは事務所ビル1Fのパシフィックヘブンでメンバー別握手会を開始しています。CD一枚でも、朝から並ぶ気構えさえあれば握手出来る。しかも、メンバー全員ではなく好きなメンバーを選べる。
 これは一応革命なんでしょうか?

 そんな現在、先日は℃-uteがコンサートにおける余興タイムを真剣勝負時間に変え、ハロプロのコンサートスタイルに新しい提案をしたばかりですが、金曜日にはBuono!のライブが行われます。一年前に行われたライブの続編ともいうべき内容なのか、「Rock'n Buono!2」というタイトルが付けられた今回のライブ。どんなBuono!のチャレンジが観られるのか楽しみ過ぎです。これぞ革命なものが観たい。

Nakimushi Shounen Rock\'n Buono!


 ハロプロが他のアイドルと差別化を図っていく事で人気をキープして、更に人気をアップさせていくためには、なかなか他が真似の出来ない事をやっていくしかない。握手会乱発は一見ファンサービスに繋がっているように見えるし、CD一枚買えば握手出来るなら参加への敷居も低い。最初は「よくやったハロプロ。よくやったモーニング娘。」と絶賛しようと思いましたが、思い直しました。絶賛しません(苦笑)。
 なぜ絶賛をやめたのか? それをやった事で「後に引けなくなってしまった」からです。

 今回のシングルは通算40枚目のシングルであるとか、紅白に再び出場するためには売上である程度の実績を作りたいとか、とにかくCDを売りたい事務所が色々考えているのは伝わるのですが、こんなに握手会をやってしまって次は大丈夫なのか?と心配になってくるのです。一枚で好きなメンバーと握手出来るのなら、何十枚もCD買って選民イベントに応募する必要かないんじゃない?という気分になる人が続出しても不思議ではありません。特に、モーニング娘。はメンバー数が多いから尚更。

 そもそも、そんなに握手って良いものなのか?握手会のやり方一つが人気に影響するようなものなのか?一度でもアイドルと握手をした事がある人なら、こう答える事でしょう。
 「握手は良いもの」
 自分はそんなに握手に執着していない方ですが、それでも周りの握手未体験なハロプロ好きな友人達に「推しメンとの握手は良いものだよ。FCに入れば会員限定イベントで握手出来るよ」と勧めています。(CD何十枚買って選民イベントへ!と言わないだけ良心的?)

 握手をする事によって、より推しメンにハマりコアヲタになっていく。まるで、キャバクラやホストクラブにハマっていく人みたいでもありますが(苦笑)、そういう中毒性があるのは事実です。
 コンサートも中毒性がありますが、握手会は「個」対「個」だからドラッグパワーはコンサートの比ではなく、ハマってしまうと止まらなくなります。その結果がCD大人買いなどになっていく訳です。

 でも、本来はハロプロは、コンサートやCDで我々を中毒患者にさせるのが本筋であると考えます。歌やダンスが結構出来るアイドルを看板に掲げているからです。
 握手会というのは、新人が名前やキャラクターを知ってもらうために行なうのは大事だと思います。例えば、真野ちゃんやS/MILEAGE、夏休み期間に赤坂で握手会やっているエッグなどは、まあアリです。キャリアが足りない分、握手というコミュニケーションで気を引かすのは仕方がない…と言ったら語弊があるか(苦笑)。新人にとって握手会は大事な営業活動です。

 でも、デビューしてから何年も経っている人なら、持っている能力で勝負しましょうよと言いたい。ただし、年に数回、ファン感謝イベントで握手会をするなら、それはファンサービスとして良い事だと思います。或いは、普段コンサートを開催出来ない地方都市で握手会イベントをやるのも賛成。しかし、CD売上のために握手会やるのはもう止めるべきだと思っています。
 一度、ファンにとってオイシイ機会を作ってしまうと、次もそれをやらなければ満足度は下がってしまいます。「個別握手会の方がいいなあ」、「大人買いしてまで握手会に参加するのはいやだな」などと、おいしかった時と比較してテンションは下がり、やがて応援していく気持ちも冷めていく。それが怖いのです。
 そして、今やハロプロは新曲が出ると握手会が恒例行事となってしまっています。メンバーへの負担も大きいと思うのですが、もう止めるタイミングが難しくなってしまいました。握手会を止めれば売上に大きな影響が出る可能性が大。「止めるべき」と思いますが、それは現実的な話ではない現状。

 週末観に行った℃-uteコンサートの余韻が未だ抜けず、ハロプロやるじゃん!℃-ute凄いやん!と、これからのハロプロに期待を寄せていたのですが、どうやら各アーティストの担当スタッフで意思と意向はバラバラだったという事なのでしょうか。あくまで、モーニング娘。は保守派としてやっていくという事でしょうか。だとしたら残念な事です。
 それでも、「本業」になれば話は別。秋ツアーでモーニング娘。は新しい何かで魅せてくれるかもしれないし、そして今週ライブを行なうBuono!に至っては元々、歌もステージも既存のハロプロ路線とは一線を画す存在。℃-uteに続いて「新しい何か」を見せてくれる筈と期待をしています。
 惜しむらくは、このBuono!ライブがFC会員限定ライブである事。一度、Buono!でツアーをやって、多くの人に観る機会を与えてほしいものです。

 そのBuono!ライブのグッズが発表になりました。雅ちゃんのデザインセンスの良さとともに、他のグッズもなかなか良さ気。
 PC
http://www.up-fc.jp/helloproject/185news.php
携帯
http://www.hpm.jp/goods/buono2/index.html?uid=NULLGWDOCOMO&vl_sesid=17016_154401
 Buono!のライバル「Bello!」。梅さん舞美熊井ちゃん。これはイイ!この三人でCD出したり、活動をするところを見てみたかったです。

 今、恐れている事はモーニング娘。以外でも握手会乱発をするのではないか?という事。幸い(?)、今日新曲イベントの日程が発表された℃-uteは東京と大阪で開催するのみなようですが、今後のハロプロにおけるイベントのスタイルは」どうなっていくのか心配です。
http://www.helloproject.com/event/0908191245_event_cute.html

 CDイベントは握手無しにして、その分はイベントの中身を充実させるという方向性でもいいとは思うのですが。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

℃-ute 「キューティーJUMP!」 8/16夜公演~中島早貴ちゃん変幻自在~

2009-08-18 22:12:42 | ライブ!2009
 日曜日に行われた℃-uteコンサートの夜公演に行ってきました。土曜は、昨年購入した梅田えりかガッタスTシャツ(ユニフォームデザインで背中に巣番号が入っている誕生日祈念T)を着て観ていましたが、日曜はなっきぃTシャツ(忘れたくない夏ツアー)を着て参戦しました。
 では、そのレポートを今回も要点を書き並べる形式で書いてみたいと思います。

 ・グルグルJUMP
 ℃-uteコンサートで毎度お楽しみの開演前の場内BGM。今回はツアータイトルにちなんで「JUMP」がタイトルに付く曲が流れているようです。ヴァン・ヘイレンの「JUMP」、ローリングストーンズの「JUMPIN' JACK FLASH」のカバー(誰が歌っているかはわかりませんです)などが流れていました。某掲示板で、ヴァン・ヘイレンのカバーであるアズテックカメラの「JUMP」を流せとか書いている人がいて、自分も同感!と思っていたりしましたが、そういった昔のナンバーに混ざってアイドルナンバーが流れました。
 土曜は一部の観客が反応して合いの手を入れたりしていましたが、日曜日は遂に開演直前に音量大で流れました。開演直前ですから立ち上がっている人が多く、場内は普通にコンサート状態に(苦笑)。
 そんな大盛り上がりを見せたアイドルナンバーは「グルグルJUMP」byモーニング娘。です。違うハロプロ歌手の曲で開演直前に盛り上がるなんて、多分前代未聞。これから観に行く人は「グルグルJUMP」を予習して行きましょう(苦笑)。

 ・梅さんとなっきぃ
 トークコーナーは梅さんとなっきぃでした。
 梅さん「なっきぃはよく喋るようになったよね」
 なっきぃ「そうかな」
 梅さん「昔、まだ小学生だった頃、初めてなっきぃとホテルで相部屋になった時の事憶えてる?」「コンビニでお菓子や、きゅうりやお新香買ってきてさあ(会場爆笑)、部屋で食べながらテレビ見ていたんだけどね」「会話がなくて、テレビの音と、お新香をポリポリ食べる音だけが部屋に響いてね(苦笑)」「そのうちに、なっきぃがバッグの中からペンギンのぬいぐるみ取り出してね」「早貴、ペンギンさんと寝るねと寝ちゃったんだよ(苦笑)」「ペンギンには勝てません(苦笑)」
 なっきぃ「でも、この前、っていうか先日一緒の部屋だったんだよね。今はよく喋るでしょ」
 梅さん「うん。今は喋るね(笑)」

 なんか、ほのぼのトークな二人でした。なっきぃは小学生時代、梅さんがよく面倒を見ていたという話を聞くし、何しろ「なっきぃ」という呼び名は梅さんが付けたもの。この先も、いつまでも仲良し姉妹みたいな梅早貴コンビでいてほしいです。

 ・乙女COCORO
 今回この曲を、岡井ちゃん&マイマイが歌っています。岡井ちゃんはやんちゃな雰囲気でありながら歌声は優しく、マイマイは鼻にかかった割と太い声。
 この二人の声が合わさると自然にハーモニーになり、乙女な優しき音色が響き渡ります。そんな二人の歌声に聞き入ってしまうのは、自分だけではないようで、場内全体が聞き入っていました。
 コントでの明るい二人の姿とのギャップが面白いひとときです。

 ・愛は勝つ
 土曜はキーが高すぎるのでは?と思った「愛は勝つ」でしたが、日曜はキーが下がっていたようで、舞美は少し歌いやすそうに歌っていました。それでも、やや苦しさは有り、Bメロ~サビまでが特に苦しそうです。
 早く自分の歌い方を見つけてほしいと願っています。舞美は喉が丈夫とは言い難いので心配です。それでも舞美は歌い続けます。
「心配ないからね~」

 ・タップダンス
 マイマイの「私もオリジナルの早口言葉を作ったよ」と言ってタップダンスした後に、梅さん千聖に続くように促す際の「ポイっ」という言い方が可愛い(笑)。普通なら「ハイッ!」とか掛け声入れるところなのでしょうが、「ポイっ」というのがマイマイらしくて良いです。
 日曜夜公演では、デッキブラシを投げ渡すシーンで岡井ちゃんがキャッチミス。会場は「ああ~っ」という雰囲気になりましたが、すかさず投げた側のなっきぃが「ちゃんとしなさいよ」とアドリブを入れて場は和やかになりました。なっきぃGJ!先ほどの梅さんのトークを思い返すと、その成長ぶりに涙。
 そして、クライマックスの高速デッキブラシパス(と言うと雰囲気伝わりますか?)は今回も大成功。会場は大拍手。スクリーンには「四連勝」の文字。今後も成功すると書き換えられて表示されていくのでしょうか。ツアーラストまで全勝で行きたいですね。

 ・青春ソング~SHINES
 「青春ソング」のサビで「皆さん歌ってください」と煽り、サビが合唱になるのですが、もはや煽る前から「サビは合唱」という形になりつつあり、会場に歌声がこだまします。
 そして、右腕を激しく振る。続く「SHINES」ではタオルを回す。アンコール前の右腕酷使タイムです(笑)。
 「SHINES」のソロパートではコールが入ります。マイマイ~えりか~(PPPHで)ちさと。二番は、マイマイ~なっきぃ~(PPPHで)ちさと。どれも大声援ですが、特に「えりか」コールが凄い。今からこのテンションとは。みんな梅さんに様々な想いを乗せて会場にやってきているという事なのでしょう。梅さんも生き生きとした素敵な表情で歌っていました。もっと、この姿を見ていたい。

 熱く公演二日目が終わりました。「℃-ute最高」コールをしてロビーに出ると、そこは満足した表情の人で混雑していました。ツアーは、まだ始まったばかり。メンバーもスタッフもファンも疾走開始。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今回の℃-uteツアーで感じる事

2009-08-17 21:39:16 | ライブ!2009
 昨日も℃-uteを観てきました。土曜は昼夜参加だったので、翌朝右腕が痛い(苦笑)。日曜日は夜公演のみ参加ですが、なんか体が重い。大丈夫かな自分と、心配になりながら家を出ました。「今日はおとなしく観るか」と言いたいところですが、土曜は二階11列のまったく同じ席で昼夜観るという素敵な体験をさせていただいたので(FC優先予約バンザイw)、一階席な日曜は土曜より燃えてしまうんだろうなと思いながら会場へ(苦笑)。

 そんな訳で、楽しかったコンサートの話を書きたいのですが、日曜夜公演の話は次回記事に書きます。週末のコンサートを見て、思った事をまず伝えたくなったのです。そんな訳で今回は、
「これから観に行く人」、「観に行くべきか悩んでいる人」、「行きたいけど予定がない人」向けに、今ツアーについて私が声を大にして言いたい事を書きます。


 土曜日の公演を観た段階では、なるべく冷静にレポートしようと心がけながら記事を書きましたが、日曜日公演を「矢島舞美リーダー並に大汗をかいて」観た今、あえてツアー二日目で宣言します。
「今回のツアーはハロプロのコンサートを語る上で、後に語り続けられるツアーになる」
 ツアー二日目で言うか!と思われそうですが、なんか尋常ではない空気感を既に感じています。卒業メンバーがいるツアーだからというエクスキューズは抜きに、今回のツアーはメンバー、スタッフ、℃-ute関係者の意地みたいなものがほとばしっているように感じられました。
 それは、「メンバーが一人欠けてパワーダウン」していない事を証明するため。「ツアーが終われば更に一人欠けるが、パワーダウンの心配は無用」である事を証明するため。
 それでいて、卒業していく梅さんの存在感をWax Waxで見せていくというテーマにも取り組むという、「6人℃-ute最高」と「残った5人でも最高」という矛盾したテーマに取り組んでいるのが今ツアーなのです。

 そんな今回の内容はと言えば、セットリストは前半から飛ばし、本来は終盤に歌われる盛り上がりナンバーを出し惜しみせず前半に披露。
 スパートし過ぎて、観ている側がフラフラにならないように(苦笑)、キューティーガールズコント、梅さん舞美なっきぃの内から二人が語るフリートーク、タップダンスコーナーと、観て楽しむコーナーが用意されています。
 このうち、フリートークとタップダンスの寸劇では、梅さんの存在感とスキルが惜しげもなく発揮されています。観た人は、
 「ああ、こんな存在感ある人が辞めてしまうなんて」
と、名残惜しくなる事確実。
 しかし、キューティーガールズコント、タップダンスコントでは、岡井ちゃんとマイマイが可愛く素敵な存在感を発揮して、これからの℃-uteを提示してくれています。「℃-uteは愛理だけじゃない。みんな凄いんだよ」というメンバーの心の声が聞こえてきそう。梅さんも安心して新しい道に旅立てるように、年少メンバー魅せます。

 過去を思い返せば、ハロプロ関係のコンサートには、いくつかターニングポイントになったツアーや公演があります。その一つが、2003年秋と2004年春に行われたモーニング娘。さくら組&おとめ組ツアー
 当時、大会場開催が基本だった娘。コンサート。地方のホールでも娘。を見てもらおうと、グループを二つに分けて全国を回りました。
 それまでは大会場で、一人一人のお客さんの視線などを意識して歌う事など、あまりなかったであろうモーニング娘。が台本に用意されたパフォーマンスだけでなく、臨機応変にステージから客席を煽るようになったコンサートでした。

 単純に言いきってしまうと、今のハロプロ関係のコンサートは、この時のさくらおとめツアーのスタイルを今でも続けています。合間に入る寸劇やコント。それはあくまで、ファンを楽しませ、メンバーとファンを休ませるための余興タイム。確かに、ヲタ的視線で観る分には面白いけれど、それらの寸劇やコントは真剣に語られるレベルではないのも確か。気軽に楽しむためのものです。
 それはそれで悪くはないけれど、そのスタイルを2004年春から五年も見続けていれば飽きてきても不思議ではありません。さすがエルダー系は、メロン記念日松浦亜弥さんなどは、ワンダ系のスタイルとは違う方向を向いており、さくらおとめフォーマットなコンサートはやっていません。

 今回の℃-uteツアーは、見慣れてきたさくらおとめフォーマットではない新機軸へ向かい始めたコンサートだと私は感じました。
 ヨゴレ、おバカキャラなどのあちこちに氾濫する笑いの道を℃-uteは選ばず、合間のコーナーを作りました、
 間や動きで笑いをとれる岡井ちゃんの芸。話の面白さで笑いをとれる梅さん。それは時代の流れには乗っていないからテレビ番組からオファーが来る性質のものではないかもしれないけれど、地に足が付き始めている事を感じる出来映えでした。
 そして、今まで継続してきたタップダンス。ついに、そのタップダンスの動きで笑いの要素まで入れられるようになり、小道具も使ってパフォーマンス出来るようになってきました。
 更に、小道具を使った曲芸を披露。もはや、℃-uteの余興タイムは単なるお休みタイムではなく、歌を観ている時と同様に観客もメンバーも気の抜けない真剣勝負な時間帯になったのです。さらば、さくらおとめフォーマット。今までありがとう。
 演者がハードなセットリストと出し物を魅せていけば、自然と客席の空気も変化していく筈。今からそれが楽しみです。

 ℃-uteが打ち出した新機軸。まだスタートしたばかりで改善点は色々思い浮かぶけれど、始めていくという事に乾杯。
 そして、これを受けて他のグループが今後どういう風にコンサートを作り上げていくか?そこにも注目したいです。特に、モーニング娘。が秋ツアーをどう魅せるか?先輩グループの意地で更に新しい提案を作っていくのか?とても興味かあります。

 ℃-uteメンバー、℃-uteスタッフのプライドを見せてもらった気がした二日間。週末明け、私は早くもコンサートの余韻にやられまくっています。体の痛みとともに。
 この感触、観に行った人なら、わかっていただけますよね?(苦笑)
 しかし、次の℃-uteコンサートは来月。しかも、自分が行く「予定」の市川公演は9月12日。間が空き過ぎる…。

 ℃-uteが好き、℃-uteに興味がある、そんな人達には一人でも多く観てほしいツアーです。でも、どうしても行けないという人のために、このツアーのコンサートDUDも今までのDVDと違う新機軸を見せてほしいと思います。ただし、Buono!みたく、その分値段が高くなるのは出来たら勘弁してください(笑)。

 次回は、日曜夜公演を少しだけ詳しくレポートしたいと思います。

 ※お知らせ
 報告が遅れましたが、当ブログに新たに、Jasmine029さんのブログ「若葉 春の風~BK MUSICA~」を追加いたしました。ハロプロの応援ブログです。楽しい文と豊富な画像でハロプロの今をお届けいているブログです。よろしくお願いいたします。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

℃-ute 「キューティーJUMP!」 8/15夜公演~舞美ちゃん危機一髪~

2009-08-16 10:15:50 | ライブ!2009

 昨日から始まった℃-uteツアー。始まったばかりなので全面ネタバレはせず小出しに行きます。

 そんな訳で夜公演。

 ・キューティーガールズ復活
 先月発売されたイベントVがキューティーガールズの修行に関するものだったという前フリはあったものの、まさかのコンサートでの復活。しかも、青春ドラマコント。岡井ちゃんより岡井少年が好きな人は必見。カッコイイよ岡井君。
 ただ、内容が昼と夜同じなため、ツアーの終盤まで客席を引っ張れるか心配。少しずつアドリブを入れてくるかもしれません。
 ちなみに、序盤から激しい曲が続く今回のセットリスト。コントに夢中になり、ここで給水タイムを摂る事を忘れたりしないように注意。

 ・梅さんトーク
 梅さんを中心にペアトークするコーナー。昼はなっきぃとコンビ。梅さんの髪は何故綺麗なのか?という話題。梅さんは「先にリンスをする」という技を発表。これは新発想。皆さん早速実践しましょう。
 夜は舞美とコンビ。梅さんの「舞美には色々迷惑を受けている」という発言。以前、スタッフにBerryz工房のコンサートを観に、℃-ute(という名前がまだ付いていない頃)全員が連れていかれた。終わったあと、みんな悔しさで大泣きしていた。その時、舞美が泣きながらティッシュをリボン結びしていたのを見て、ついつい笑ってしまった。それをスタッフに注意された。まるで私は悔しがっていないみたいに思われてしまった。と梅さん。
 それを受けて舞美は「でも、好きなんでしょ?」「矢島の事好きなんでしょ?」
 ああ、やじうめフォーエヴァー。

 ・タップダンス
 今回のタップダンス(ついにシリーズ化?)は、梅さん岡井ちゃんマイマイによる早口言葉タップでスタート。衣装はメイド服(笑)。途中から他三人がデッキブラシを持って登場。そのデッキブラシを使って二人ずつが「掃除しなさいよ」と投げ合って受け取る、つまりジャグリングを披露。
 そこから「That's The Power」に移行、早口言葉タップと、デッキブラシタップを合間に挟み、クライマックスで複雑なジャグリングを魅せるという流れ。夜公演では、このジャグリングの前に舞美のマイクセットが外れたらしく、なっきぃがフォローしたものの上手くいかず、慌ててスタッフが誘導して舞美は舞台袖に。ジャグリングは人数が欠けたら出来ないだろうと思われ、場内騒然とするものの、舞美は間一髪間に合って無事成功。昼公演以上の大拍手が起きました。
 このコーナーは結構見応えがあり、今回のツアーのオススメポイントのひとつです。梅ちさまいの早口言葉タップも笑いに包まれていました。タップで笑いも取れるようになってきたのも成長の証。

 ・タオル回しと合唱
 今回も「SHINES」でタオル回し。前ツアーでは大サビのみでしたが、今回は全編サビで回します。これは大好きな演出ですが、そろそろ二年ぶりに「メンバー別マフラータオル」を新たに販売してほしいです。未だに、二年前のツアーの赤いタオルを持参している自分です(苦笑)。
 合唱。今回は「JUMP」での合唱はなくなり、前ツアーでもやっていた「青春ソング」と、新たに開始された「SHINES」の大サビ「WOW WOW~」。合唱自体も会場の一体感を表現出来る演出で良いと思います。こうやって対象曲を少しずつ変えていくのも賛成。

 初日公演はこうして無事終了いたしました。実は舞美の喉が少し心配ですが、「心配ないからね~」と歌っていますから心配しないでおきます。

 セットリスト
http://d.hatena.ne.jp/alpha7/20090816

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

℃-ute 「キューティーJUMP !」8/15昼公演~各メンバーの初日~

2009-08-16 00:14:58 | ライブ!2009
 8/15から℃-uteツアーが始まりました。初日は東京厚生年金会館。この会場を℃-uteがコンサートで使うのは二年三ヶ月ぶり。初日の緊張感を各メンバーがどう迎えたのかを今回は書いてみたいと思います。コンサートの詳しい内容などは、ツアーがまだ始まったばかりなので控えめに書いていきたいと思います。

萩原舞
 先週のハロプロコンサートを病欠したマイマイ。今日はなんとか元気に頑張りました。声も伸びているし、動きも軽やか。コントも面白く、そして「タップコーナー」の早口言葉が可愛い。今回は彼女のお茶目な面が生かされた内容だけに、マイマイのためのコンサートと言えなくもない。マスコット的可愛さをフルに発揮させるマイマイは素敵。

岡井千聖
 また髪を短くしてからの岡井ちゃんは、とてもラブリーでキュート。この日一番可愛かったメンバーと推薦状贈呈気分。

鈴木愛理
 この日一番圧巻だった歌は、愛理が一人で歌う「残暑お見舞申しあげます」。いい表情を作って、高音低音をバランスよく発声。ようやく、愛理が感情移入出来る持ち歌が誕生した。今日は愛理記念日。

中島早貴
 なっきぃは春ツアーでは舞美レプリカな風貌だったけれど、今回は二階席から観ていると愛理みたいに見えたりもした。そんななっきぃは、デコ出しはしなくなったのはガチ。 そろそろアイドル力Maxに開花。

矢島舞美
 雨は降らず快晴でも、舞美は汗を流しながら力強いフットワーク。ただし、ソロコーナーの「愛は勝つ」はちょっとキーが高いようで苦戦。
 無事に喉を壊さず最終日を迎えてほしいものです。

梅田えりか
 客席からの声援が過去ツアー最大級。名残惜しくありますが、梅さんの活躍を記憶にしっかりと焼き付けたいツアー。でも、コントコーナーを観ながら、こういう三枚目キャラ出来る人は強いと、改めて感じるのでした。

 次回の夜公演編はもうちょっと内容に触れてみたいと思います。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モーニング娘。が久々にMステで歌い踊る

2009-08-15 10:08:25 | ハロプロ(娘。)
 昨夜、モーニング娘。が二年と四ヶ月ぶりにミュージックステーションに出演しました。吉澤ひとみさん卒業前の「悲しみトワイライト」以来だから長かった。
 しかし、出演は現メンバーだけでなくOG娘。も共演。最近はこのパターンが多く、事務所としては通算40枚目のシングルだからテレビにたくさん出演させたいが、局側の首を縦に振らせるためには知名度のあるOGの同行が必須という現状なのでしょう。
 あの横浜アリーナ涙のエルダー卒業式はなんだったんだ?と言いたいところですが、モーニング娘。は本来理屈抜きで楽しむもの。祭上等!

 モーニング娘。の皆さんはミニステから登場しました。中澤姐さんがメインで質問に答える流れ。みんな元気な笑顔です。
 アナウンサーは中澤姐さんとトークをしている関係で、カメラは右側にいるOGばかりを映しています。そこで姐さんが現メンも映すよう促す機転を見せ、カメラは左側に。
 現メンもみんな明るい。特にガキさん。なんでガキさん、こんなにノリノリなんだ? そうか娘。ヲタなガキさんも今日のコラボレーションは我々同様に楽しみなんだ! ワクワクする気持ちをノリノリで表現するガキさんの姿に期待高まる。
 後ろを通りすぎていく他の出演者に感じの悪い人がちらほら居たのは唖然としたけれど(カメラの向こうには全国のファンがいると意識していないのだろうか?)、明るく賑やかにミニステ終了。

 20時00分、ミュージックステーション開始。モーニング娘。登場。階段を降りてくるメンバー、誰と誰が仲良しかウォッチしてみたり(苦笑)。
 OGは白黒、現メンは白の衣装と分かれていてわかりやすいけれど、OGに現メンみたいな雰囲気の人が混ざっている。誰?
 「コンコンか!」
 何だこの現役アイドル的な可愛いオーラは!って、コンコンは本業大学生だけれど、アイドルの肩書きもまだ持っているのでした(コンコンはガッタスメンバー)。こういう時にその肩書きが現役である事を実感。
 しかし、同じくガッタスメンバーな石川さんと吉澤さんが、夜の街から飛び出して来たような雰囲気なのは何たる事か。石川さんと吉澤さんでは店のジャンルは違うんですけどね(何の話だ笑)。

 それにしても、高橋リーダーの今日の若々しさは何なんだろう?OGが周りにいたからという効果(?)だけではなく、今夜の愛ちゃんはQEDな風貌の愛ちゃんでした。

 20時30分を少し過ぎた頃、モーニング娘。の出番。予想通り昔のVTRを見ながら雑談。お約束通り黒髪ヤグチに笑いが起き、本人の「お見苦しいものをお見せして」というオチがつく。うまいなあヤグチ。トークにヤグチがいると妙な安心感があります。隣のののちゃんがおとなしめだけれど、彼女には昔のVTRは楽しい事ばかりではないのだろう。何故ならば相棒を思い出さずにはいられないから。タモリさんの好きだったあの相棒さん。

 そして、やはりというか仕方がないというか、現メンはほとんど置物状態。リーダーがコメントしたのみ。今、テレビによく出ているさゆにマイク向けるくらいの演出をしてあげれば、さゆが何かやってくれたのに。
 えっ、現メンはトークがアレだから喋らないのは正解?よしっ!では歌で魅せるか。
 はい、ここでCMです(笑)。

 姐さんのドアップからスタートした「恋愛レボリューション21」は、オルゴールみたいなイントロから始まり、何度聴いてもカッコイイと思うドラムのイントロに入り現メン登場。イントロダンスをキレキレで踊る。三角形フォーメーションの一番先頭には愛ちゃん。腰の入ったダンスを見せる愛ちゃんと仲間たち。やっと本領発揮。
 歌が始まるとOGに切り替わり、予想以上に軽快なステップで一時代を築いた勇者たちが歌い踊る。でも、相変わらず飯田さんの動きが独特だ。娘。を卒業した頃より若々しく見える飯田さん。負けじと中澤姐さんも昔の動き降臨。初代と二代目のリーダーの熱き競演。
 では、三代目はどうしたんだ?と思っていたら、ここにいるぜぇとばかりに存在感キラキラで踊る。ののちゃんもそうだけれど、やはりテレビに今でも出まくっている人は見せ方が違う。そのあたりが石川さんと比べると、より一層ハッキリしてしまうのでした。石川さんがんばれ。ホイッ!

 がんばれなのは現メンも同様。ショートサイズで恋レボが終わり、「なんちゃって恋愛」に突入。驚く事にOGも残ってバックダンサー役。これは素直に良い演出だと拍手。この日のためにダンスを練習したであろうOGに負けじと、現メンはキレイに揃ったダンスで魅せる。個でOGに立ち向かうのではなく集団パワーで勝負。
 愛ちゃんれいなの安定した頼もしい歌声、小春の特徴ある歌声、亀ちゃんの優しき歌声、ガキさんの力強い歌声、セリフ担当さゆの技(?)、みんなやれる事はやった。いいパフォーマンスです。曲がちょっと暗いのは視聴者にどう見られたかが気になるけれど、これが現在のモーニング娘。2009です。OGの方たちは、あくまでOGで現役ではありませんので、お間違えの無きようお願いします。

 なんだかんだで、現役メンバーとOGのコラボレーションは見応えがあり、曲の新旧にかかわらず総勢16人で踊る事にこだわった演出も、とても良かったです。こういう世代を超えた大人数パフォーマンスが出来るのがモーニング娘。の12年の歴史の証。
 欲を言えば、この日出演していないOGも見たかったけれど、スケジュールの問題もあるし、それは仕方ない事なのでしょう。
 あとは、これを単なる夏祭りに終わらせず、現在のモーニング娘。の活性化に繋げていければいいなと願っております。やはり、テレビが生んだスーパーアイドルモーニング娘。はテレビに出てこそのモーニング娘。です。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンサートのセットリストでの一喜一憂

2009-08-14 21:28:22 | ハロプロ2009
 明日から℃-uteのコンサートツアーが始まります。千秋楽にメンバーの卒業があるツアー初日を観るというのは、楽しさだけでなく切なさも入り交じった複雑な思いになります。

 ℃-uteツアーグッズ
 PC
http://www.helloproject.com/goods/tour/09_cutejump/index.html

 携帯
http://www.hpm.jp/goods/cute09_cutiejump/?uid=NULLGWDOCOMO&vl_sesid=7581_283953

 このブログをスタートさせたのは2005年秋ですが、それ以前に観てきたコンサートなどの思い出を綴る「昔の公演を振り返ってみよう」というシリーズを企画しています。昔の曲を振り返るという不定期連載を書いていますが、それのコンサート版です。面白いネタを用意していきたいと思います。

 今までハロプロのコンサートで色んな出来事を見てきました。

 ツアー初日の昼公演、つまり初回公演だと、関係者にしかセットリストがわかりません。この「何を歌うのか?」というドキドキ感はなかなか楽しいものです。特に今回の℃-uteみたくアルバムが出たばかりではない場合は、最新シングル以外は何を歌うのか予想範囲が広がり楽しめます。
 例えば、モーニング娘。の秋ツアーは毎回、ニューアルバムのないツアーで、どんな企画を打ち出してくるかが楽しみです。昔のアルバムやC/W曲を歌う事が多く、その意味ではコアヲタ向けとも言えます。それでも、古い曲から新しい曲まで、バラエティに富んだ選曲を楽しめるものです。

 では、アルバムを引っ提げてのツアーの場合は、想定内のセットリストで意外性が無いのかと言うと、そういう訳でもないのです。アルバム曲以外にサプライズな選曲があったりもします。

 2005年春のモーニング娘。ツアー。初日は埼玉県戸田市民会館でした。新リーダー矢口真里、ニューアルバム、それらの新要素に気持ちが集中してしまう観客。セットリストがわからないゆえに構えてしまう観客。会場は今ひとつ気温とテンションが上がらず中盤になり、ステージには藤本美貴様が現れました。
 ミキティは娘。コンサートではソロで一曲歌うコーナーがありましたから、今回もそれだなと暢気に構えていました。今回はブキートレイン03あたりを歌うのかなと思いながらステージを観ていたら、あの短いイントロが流れてきました。
 「おお~っ!」
会場に大きなどよめきが。そうです「ロマンティック浮かれモード」でした。会場凄い盛り上がり。サビで回るヲタ多数(苦笑)。
 その時、自分は何をしていたか?
 「前のめりに座りながらひたすらノっていた」
 この日は初めてファミリー席を買って観ていたのでした。なんでこんな時にファミリー席で観ているんだ!己を責めながらステージを見つめていました(苦笑)。

 コンサートというものは同じセットリストでツアーしていても、同じ中身のものは二度とありません。その場その場の空気、熱さ、そういうものを記憶を頼りに「過去の公演を振り返ってみよう」シリーズで綴っていきたいと思います。

 二年四ヶ月ぶりにミュージックステーションに出演したモーニング娘。の記事は次回書きたいと思います。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅立つ人に贈る歌

2009-08-13 22:43:28 | ハロプロ(℃)

 2005年秋、石村舞波ちゃんがBerryz工房を卒業すると発表された時、私は「なんで新曲発売のタイミングで発表してくれなかったんだ」と嘆きました。舞波を送る卒業ソングを作ってほしかったからです。
 しかし、落ち着いて考えてみれば、「21時までのシンデレラ」って舞波の事じゃないか?と気付き、「秋には色々イベントが満載」という歌詞も意味深なものであったと感じ入るのでした。

 ハロプロには何曲か卒業ソングが存在します。古くは、福田明日香ちゃんの卒業ソング「Never Forget」。この曲は保田圭さんの卒業ソングとしても歌われました。シングル「AS FOR ONE DAY」のC/W曲です。圭ちゃん卒業ソングはアルバム「No.5」に収められている「卒業旅行」という曲もあり、この曲は圭ちゃん卒業記念でヤグチと石川さんが圭ちゃんと旅行をした実話を基に作られた曲だったりします。
 最近だと、二年前の話ではありますが、吉澤ひとみさんの卒業ソング「その出会いのために」(アルバム「セクシー8ビート」収録)がありました。 (各曲に動画のリンクを貼ってみました)

 卒業がシステムとして認知されているモーニング娘。は卒業ソングが存在していて、コンサートでもその歌が歌われる。しかし、卒業がシステムにないBerryz工房はズバリこれだ!と言える卒業ソングがなく、「シンデレラ」というキーワードに舞波を重ね、思い入れを膨らませるのみ。そんな過去の経験があるだけに、梅さんには果たして卒業ソングは用意されるのか?シングルのC/Wが梅さん卒業ソングでセンター梅さんという可能性は? などと、気が気でない今日この頃でした。
 こうなるのも、℃-uteの新曲タイトルが「EVERYDAY絶好調!」などというタイトルだからです。短期間でメンバーが二人抜けていくのに、何が絶好調だ!嫌味か(苦笑)などと、作詞の方を呼びつけ叱りたい気分(苦笑)。

 そんな℃-ute新曲「EVERYDAY絶好調!」が昨日発表になりました。

℃-ute - EVERYDAY絶好調! (EVERYDAY Zekkouchou!) [Radio Rip]

 (いくつかアップされていましたが、音がいいのをセレクトしました)

 いかがでしょうか? 歌詞に注目してください。
 「愛すべき人が居る」をやじうめ二人が歌っている!
 そこじゃないって(苦笑)。
 「未来はほんのちょっと 複雑らしいが (中略) 突破しよう自分で」  「諦めたら勿体無い ネガティブ勿体無い 夢を見なきゃ勿体無い」
 これは、まさに梅さんへのエールじゃないですか。梅さんのソロパートが少ないのは不満ですが、それは以下のように解釈します。
 既に「梅さんがいない℃-ute」を想定しての配慮であると現実主義で思う部分と、「みんなが梅さんに対してエールとして歌っているから、梅さんは聞き役に回っているのだ」という好意的に捉えて思う部分の両方で。

 曲としては、初聴ではインパクト弱かったですが、何度か聴いていくうちに気に入ってきました。前向きで爽やかで、歌詞もサウンドも4thアルバムの延長上にあるような感じ。路線がブレていない感じがします。
 ただ、これは自分も思いましたが、既にヲタが騒いでいる「EXILEの曲に似ている」と 
言われかねない作りなのはいかがなものでしょうか? 仮にMステあたりに出演してこの曲を歌ったら、そこの部分を突っ込まれて視聴者に悪い印象を与えかねません。えっ、「Mステには出ないから心配するな」って? それを言われると悲しい。 
 まあ、EXILEがヒントにした元ネタのソウルナンバーと、つんくPがヒントにしたソウルナンバーが一緒だったのだろうと予想。しかし、聴いてすぐ「EXILEだな」と思われるようなアレンジは確信犯な気もしないではないのですが。

 さて、C/W曲はもっと卒業ソングっぽい内容が期待出来るのでしょうか?梅さんソロあるかな?とか淡い期待もしてしまいますが、タイトルは「甘い罠」
 罠なのかよ!(笑)。これは、いくらなんでも卒業ソングではないでしょうね。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする