昨日も℃-uteを観てきました。土曜は昼夜参加だったので、翌朝
右腕が痛い(苦笑)。日曜日は夜公演のみ参加ですが、なんか体が重い。大丈夫かな自分と、心配になりながら家を出ました。「今日はおとなしく観るか」と言いたいところですが、土曜は
二階11列のまったく同じ席で昼夜観るという素敵な体験をさせていただいたので(FC優先予約バンザイw)、一階席な日曜は土曜より燃えてしまうんだろうなと思いながら会場へ(苦笑)。
そんな訳で、楽しかったコンサートの話を書きたいのですが、日曜夜公演の話は次回記事に書きます。週末のコンサートを見て、思った事をまず伝えたくなったのです。そんな訳で今回は、
「これから観に行く人」、「観に行くべきか悩んでいる人」、「行きたいけど予定がない人」向けに、今ツアーについて私が声を大にして言いたい事を書きます。

土曜日の公演を観た段階では、なるべく冷静にレポートしようと心がけながら記事を書きましたが、日曜日公演を「矢島舞美リーダー並に大汗をかいて」観た今、あえてツアー二日目で宣言します。
「今回のツアーはハロプロのコンサートを語る上で、後に語り続けられるツアーになる」
ツアー二日目で言うか!と思われそうですが、なんか尋常ではない空気感を既に感じています。卒業メンバーがいるツアーだからというエクスキューズは抜きに、今回のツアーはメンバー、スタッフ、℃-ute関係者の意地みたいなものがほとばしっているように感じられました。
それは、
「メンバーが一人欠けてパワーダウン」していない事を証明するため。
「ツアーが終われば更に一人欠けるが、パワーダウンの心配は無用」である事を証明するため。
それでいて、卒業していく梅さんの存在感をWax Waxで見せていくというテーマにも取り組むという、「6人℃-ute最高」と「残った5人でも最高」という矛盾したテーマに取り組んでいるのが今ツアーなのです。
そんな今回の内容はと言えば、セットリストは前半から飛ばし、本来は終盤に歌われる盛り上がりナンバーを出し惜しみせず前半に披露。
スパートし過ぎて、観ている側がフラフラにならないように(苦笑)、キューティーガールズコント、梅さん舞美なっきぃの内から二人が語るフリートーク、タップダンスコーナーと、観て楽しむコーナーが用意されています。
このうち、フリートークとタップダンスの寸劇では、梅さんの存在感とスキルが惜しげもなく発揮されています。観た人は、
「ああ、こんな存在感ある人が辞めてしまうなんて」と、名残惜しくなる事確実。
しかし、キューティーガールズコント、タップダンスコントでは、
岡井ちゃんとマイマイが可愛く素敵な存在感を発揮して、これからの℃-uteを提示してくれています。「℃-uteは愛理だけじゃない。みんな凄いんだよ」というメンバーの心の声が聞こえてきそう。梅さんも安心して新しい道に旅立てるように、年少メンバー魅せます。
過去を思い返せば、ハロプロ関係のコンサートには、いくつかターニングポイントになったツアーや公演があります。その一つが、2003年秋と2004年春に行われた
モーニング娘。さくら組&おとめ組ツアー。
当時、大会場開催が基本だった娘。コンサート。地方のホールでも娘。を見てもらおうと、グループを二つに分けて全国を回りました。
それまでは大会場で、一人一人のお客さんの視線などを意識して歌う事など、あまりなかったであろうモーニング娘。が台本に用意されたパフォーマンスだけでなく、臨機応変にステージから客席を煽るようになったコンサートでした。
単純に言いきってしまうと、今のハロプロ関係のコンサートは、この時のさくらおとめツアーのスタイルを今でも続けています。合間に入る寸劇やコント。それはあくまで、ファンを楽しませ、メンバーとファンを休ませるための余興タイム。確かに、ヲタ的視線で観る分には面白いけれど、それらの寸劇やコントは真剣に語られるレベルではないのも確か。気軽に楽しむためのものです。
それはそれで悪くはないけれど、そのスタイルを2004年春から五年も見続けていれば飽きてきても不思議ではありません。さすがエルダー系は、
メロン記念日や
松浦亜弥さんなどは、ワンダ系のスタイルとは違う方向を向いており、さくらおとめフォーマットなコンサートはやっていません。
今回の℃-uteツアーは、見慣れてきたさくらおとめフォーマットではない新機軸へ向かい始めたコンサートだと私は感じました。
ヨゴレ、おバカキャラなどのあちこちに氾濫する笑いの道を℃-uteは選ばず、合間のコーナーを作りました、
間や動きで笑いをとれる岡井ちゃんの芸。話の面白さで笑いをとれる梅さん。それは時代の流れには乗っていないからテレビ番組からオファーが来る性質のものではないかもしれないけれど、地に足が付き始めている事を感じる出来映えでした。
そして、今まで継続してきたタップダンス。ついに、そのタップダンスの動きで笑いの要素まで入れられるようになり、小道具も使ってパフォーマンス出来るようになってきました。
更に、小道具を使った曲芸を披露。もはや、
℃-uteの余興タイムは単なるお休みタイムではなく、歌を観ている時と同様に観客もメンバーも気の抜けない真剣勝負な時間帯になったのです。さらば、さくらおとめフォーマット。今までありがとう。
演者がハードなセットリストと出し物を魅せていけば、自然と客席の空気も変化していく筈。今からそれが楽しみです。
℃-uteが打ち出した新機軸。まだスタートしたばかりで改善点は色々思い浮かぶけれど、始めていくという事に乾杯。
そして、これを受けて他のグループが今後どういう風にコンサートを作り上げていくか?そこにも注目したいです。特に、モーニング娘。が秋ツアーをどう魅せるか?先輩グループの意地で更に新しい提案を作っていくのか?とても興味かあります。
℃-uteメンバー、℃-uteスタッフのプライドを見せてもらった気がした二日間。週末明け、私は早くもコンサートの余韻にやられまくっています。体の痛みとともに。
この感触、観に行った人なら、わかっていただけますよね?(苦笑)
しかし、次の℃-uteコンサートは来月。しかも、自分が行く「予定」の市川公演は9月12日。間が空き過ぎる…。
℃-uteが好き、℃-uteに興味がある、そんな人達には一人でも多く観てほしいツアーです。でも、どうしても行けないという人のために、このツアーのコンサートDUDも今までのDVDと違う新機軸を見せてほしいと思います。ただし、Buono!みたく、その分値段が高くなるのは出来たら勘弁してください(笑)。
次回は、日曜夜公演を少しだけ詳しくレポートしたいと思います。
※お知らせ
報告が遅れましたが、当ブログに新たに、Jasmine029さんのブログ「
若葉 春の風~BK MUSICA~」を追加いたしました。ハロプロの応援ブログです。楽しい文と豊富な画像でハロプロの今をお届けいているブログです。よろしくお願いいたします。