中秋を過ぎても、なお暑い日が続いております。「中秋の名月」といわれる日は過ぎてしまいましたが、お月様とは切っても切れない「かぐや姫」の話を少しだけ書いてみようと思います。

竹取物語他
この本は、「今は昔、竹取の翁といふものありけり」で始まる。
成立した年は明らかになっていないし原本も現存しない。それでいて多くの子供から大人までに読まれている、珍しい本といえます。
写本は室町時代初期の後光厳天皇の筆と伝えられている「竹取物語断簡」が最古といわれておりますが、完本といわれるものは、安土桃山時代の天正20年(1592年)の奥付を有する「武藤本」が最古といわれております。
物語は、ご存知のとおり竹取の翁がきらりと光っている竹を切ると、中から可愛らしい女の子が出てきたことから書き始められております。
この物語には「三」という数字が頻出しています。翁の家で暮らし始めて三ヶ月ほどで妙齢の娘になったとか、「かぐや姫」と名づけた時は、人を集めて詩歌や舞など色々な遊びを催し、三日間に渡り盛大な祝宴をしたとか・・・。

月見草
この竹取物語では、
①かぐや姫が三ヶ月で大きくなったという急成長説話。
②竹取の翁が富み栄えたという致富長者説話。
③複数の求婚者へ難題を課していずれも失敗する求婚難題説話。
④帝の求婚を拒否する帝求婚説話。
⑤かぐや姫が月へ戻るという昇天説話。
⑥富士山の地名由来を説き明かす地名起源説話。
色んな要素を巧みに組み合わせて一編の物語として完成させております。こうしたことから小説としては最初期作品であろうといわれております。
特に富士山の地名の由来のところは非常に興味が湧いて面白いと思います。
写真の花は、琉球月見草といわれておりますが、正式には昼咲き月見草で北米大陸からの帰化植物だそうです。母が「琉球月見草」と言っておりましたから、何の疑いもなく思い込んでおりました。でも、今では琉球・・の名前のほうが知れ渡っているとか・・・?私は、琉球月見草の方が、ずっと好きです。

竹取物語他
この本は、「今は昔、竹取の翁といふものありけり」で始まる。
成立した年は明らかになっていないし原本も現存しない。それでいて多くの子供から大人までに読まれている、珍しい本といえます。
写本は室町時代初期の後光厳天皇の筆と伝えられている「竹取物語断簡」が最古といわれておりますが、完本といわれるものは、安土桃山時代の天正20年(1592年)の奥付を有する「武藤本」が最古といわれております。
物語は、ご存知のとおり竹取の翁がきらりと光っている竹を切ると、中から可愛らしい女の子が出てきたことから書き始められております。
この物語には「三」という数字が頻出しています。翁の家で暮らし始めて三ヶ月ほどで妙齢の娘になったとか、「かぐや姫」と名づけた時は、人を集めて詩歌や舞など色々な遊びを催し、三日間に渡り盛大な祝宴をしたとか・・・。

月見草
この竹取物語では、
①かぐや姫が三ヶ月で大きくなったという急成長説話。
②竹取の翁が富み栄えたという致富長者説話。
③複数の求婚者へ難題を課していずれも失敗する求婚難題説話。
④帝の求婚を拒否する帝求婚説話。
⑤かぐや姫が月へ戻るという昇天説話。
⑥富士山の地名由来を説き明かす地名起源説話。
色んな要素を巧みに組み合わせて一編の物語として完成させております。こうしたことから小説としては最初期作品であろうといわれております。
特に富士山の地名の由来のところは非常に興味が湧いて面白いと思います。
写真の花は、琉球月見草といわれておりますが、正式には昼咲き月見草で北米大陸からの帰化植物だそうです。母が「琉球月見草」と言っておりましたから、何の疑いもなく思い込んでおりました。でも、今では琉球・・の名前のほうが知れ渡っているとか・・・?私は、琉球月見草の方が、ずっと好きです。