tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

お稽古が終って・・

2012-06-09 16:00:12 | 茶の湯
朝から冷たい雨の週末となりました。関西方面から東に、いよいよ梅雨に入るようです。
これからは毎日のように雨の心配をしながら行動しなくてはなりません。

今週のお稽古も終り、今一番のんびりとした時を過ごしております。

今日のお菓子は、「清流の楓」という名の涼やかな、いかにも初夏を感じさせるものでした。



鹿の子に青楓と葛で清流を表したお菓子で、餡子の味が口いっぱいに広がり美味しい・・。
と、誰もが一言いいそうな、そんなお菓子でした。



柳に燕の茶碗

お茶碗は柳に燕の絵が描かれている時期のもので一服・・・。

昨日の続きで、総持寺前貫主大道晃仙禅師猊下のことを少しだけ書いて見ます。

晃仙禅師の墨蹟を初めて拝見したのは、デパートで曹洞宗青年部の方達が、現代高僧墨蹟展を開催しておりました時で、会場いっぱいに並んでいた、その中で足が釘付けになってしまったのが、晃仙禅師のお軸だったのです。

しかし、その軸には、すでに赤札が付いておりました。どうしても諦めきれないで、会場におりましたお坊さんに話をして見ると、晃仙禅師の自坊を教えてくれ、連絡もしてくれたのです。

そして、運の良い事に晃仙禅師とお話することもでき、足のすくむような思いをしながらお願いしたことを鮮明に覚えております。その時、晃仙禅師は、「そういった大切な事は手紙に書きなさい」と、やさしい言葉でおっしゃいました。
それからは、事あるごとに、お願いをしては書いて頂き、勿体無いほどの数になりました。



「百事如意」我が家の入り口に掲げてあります。

「すべての事柄がうまく進行すること。万事が意のままであること」(日本国語大辞典)だそうですが、この墨蹟は、「お茶室の入り口に掲げたい」という希望をお伝えしたところ書いて下さった墨蹟です。

いろいろの方々の色々なご意見がありましたが、「このお茶室に入ったら先生のいう事を良く聞きなさい」。そんな意味だと思っております。


コメント
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