tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

無門関提唱 山本玄峰著 大法輪閣刊

2012-06-13 18:07:40 | 本棚の中から
梅雨空が続く毎日です。うっとうしくなるほど雲が低く垂れ込めております。こんな日が暫く続くのでしょう・・・。

さて、今日は久しぶりに「私の本棚から」、山本玄峰老師の著書を紹介したいと思います。



無門関提唱 

この本は、専門的な本ですので、私達には少し難しいかも知れません。では、「どうして買ったの?」と、思われると思います。

私が玄峰老師の墨蹟に初めて出合ったのは、あるデパートの「高僧墨蹟展」でした。
買い物ついでに、ふらっと立ち寄ったのでしたが、ひとつの軸の前で動けなくなってしまいました。じっと見ている私に、担当の方がそっと言いました。
「山本玄峰さんですよ」と言われても、若かった私はそのお方を知らず、「ああそうですか」と答えるのが精一杯でしたが、軸の迫力というのか、私を引き付ける妙な力をヒシヒシと感じて動けずにおりました。

揮毫された語句が素晴らしかったのです。「茶是長寿友」と書かれた語句でしたが、今でも忘れる事が出来ません。
暫くじっと拝見をしておりましたが、やっと気持ちも落ち着いてきたので、チラッと下に張られているお値段を見て、またビックリです。

冷や汗が出るほどのお値段でした。数分間入れ込んでいた気持ちも一変に覚めていくのが分るくらいの衝撃でした。今、冷静に考えても・・・??

あれから歳月も流れ、無門関提唱などという、難しい本を買っておりますが、この本には、玄峰老師が、無門関提唱を講話されているカセットテープが2本付いておりました。直ぐ飛び付いて購入いたしまして、カセットテープをDVDにして、車の中で聞いております。

玄峰老師の声が聞けるなんて・・・凄い幸せを感じながら聞いております。想像していた通りのお声でした。
それからは、三島の龍澤寺には時々お伺いしては、お墓参りをさせていただいております。



ミオウヤナギ

玄峰老師の話は山ほどありまして、これから機会を得て少しづつ書いて見ようと思っております。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする