5月13日(水)
五月の風は、優しく心地良い風というイメージですが、今日の風はなんという強い風なのでしょう。
木々の若芽が千切られて飛んでおりました。
こんな日でしたが、若い頃からの友人であり、陶芸作家の工房が全焼してしまったと聞いて、駆け付けて見ました。
アヤメ
工房の庭のアヤメは、何事もなかったように咲いておりました。
穴窯が三基、むき出しで残っておりました。
この窯から、数々の作品が生まれたわけですが、何とも侘しい姿になっておりました。
あまりにも無残な姿に、ため息より先に涙が止まりませんでした。
アヤメ
こうした植物は強いですね。
三棟あった工房が、全部焼けてしまうほどの火災だったのにちゃんと咲くのですから凄い・・
たくさんあった、作品(焼く前)は無残にも煤だらけになってしまい、拭いても洗っても落ちないそうです。
本人は、焼き直すといっておりましたが・・・
お菓子
自宅に戻っても落ち着かず、心臓の鼓動が聞こえるほどでしたので、とりあえず一服頂くことにしました。
一服
京みやげの「白川路」を食べて、一服頂きました。
自分の好きな茶室で、お抹茶を飲み込こむと大分気持ちが落ち着いて来ました。
友人も、東京松屋、高島屋、黒田陶苑などの個展が控えているので、落ち込んでは居られないはずですので、直ぐに再建して作陶を始めると思っております。
頑張れ!!友よ・・・