5月14日(木)
今日も青空が広がっております。
昨日の息苦しいほどのショックが癒えず、何となく力が入らないまま一日が終わってしまいました。
ぼんやりと届いた雑誌などめくっておりました。
なごみ5月号
今月号の特集は、「南蛮の茶道具」を茶人が見つけたアジアの工芸という副題で組んでおります。
茶の湯の侘び寂びが確立してくると、それまで好んで使われていた中国の道具は退けられ、代って日本産や朝鮮半島が使われるようになった。
さらに南蛮貿易によりもたらされた東南アジアで生産された器物画取り上げられるようになった。(本文より)
写真
安南と今でも呼ばれ、お茶席では「ベトナム」とは言わないところが面白い・・・
ベトナムのバッチャ地方が、今でも安南の古里として有名です。
先生のお供で行った事がありますが、当時山ほどの焼物を積んだリヤカーが何台も行き来していたのを、珍しく眺めていたことを思いだしました。
読みながら、若かった頃のことが走馬灯のように廻っておりました。
利休さん時代、茶の湯の道具として作られた物はなかったので、茶道具として使えそうな物を選びながら、茶道具として定着してきたのだと思います。