tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

初茶会の道具や飾りつけは・・・

2020-01-11 17:44:08 | 自宅の飾り付け

1月11日(土)

今朝も冷え込みましたが、まだ氷が張るほどではありませんでした。

今日は朝から、明日の初茶会の準備です。

蹲踞

暮れの掃除から日にちが経っておりませんのでそれほどの汚れはありませんから、時間もかからずに終わりました。

この蹲踞は、母から受け継いだもので、母の家から運んでここに据え付けました。

据え付けて、先生に見ていただくと、前に座り実際に蹲踞を使うしぐさをしながら、「少し高いね」と一言。

この蹲踞を掃除する時は、いつも母と先生を思い出してしまいます。

ぴたりと収まったのは先生のお陰ですから・・・

紅白の椿

赤い椿は太神楽、白い椿は白玉です。

丁度よい具合の花がありましたので、早々と切って柳の根〆に生けました。

茶碗

毎年決まって出す茶碗です。

決まって出すお道具も、私たちの年齢になりますと「また会えた!」という喜びになりますが、若い頃は、目先を変えることを常に考えておりました。

お道具を見る目や考え方が、歳を重ねるごとに変わってきてるのかも知れません。

これも、言い方を変えると「面倒だから・・・」になってしまうのでしょうか。

 

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社会人になってからの事を考えて・・・

2020-01-10 18:28:37 | 非常勤講師奮闘記

1月10日(金)

風が吹かなければ寒くはないと感じさせてくれる一日でした。

今日は高等学校へ行って来ました。

三年生ばかりのクラスですので、誰もが進路が決まり、高校生活を楽しんでいるようでした。

お菓子

今日のお菓子は、ジョウヨウ練切で漉し餡を包んだものでした。

高校生たちは、このお菓子を食べたさに茶道の授業を選択したといってよいかもしれません。

生徒たちは必ず「今日のお菓子は何ですか」と聞きます。

一服

授業が終わった後に生徒が点ててくれました。

4月に始めた時は、中々上手に点てられませんでしたが、こんなにきれいに点てられるようになりました。

若い子たちですから、ちょっと時間はかかりますが、丁寧に教えればすぐにできるようになります。

今日はお茶会ごっこの前に、1時間たっぷりと時間を取って、社会に出てから恥ずかしい思いをしないために、「箸の使い方」をみんなで学びました。

誰もがやりがちな事ですが、箸を取るとテーブルでコツンと揃える。

10人中8~9人がやります。・・・それはきれいではないからといい、正しい箸の取り方をやって見せて、やってもらう。

一時間こんな事の繰り返しでしたが、繰り返しやる事で覚えてくれます。

それにしても、箸をちゃんと持てない子が多いいのに驚きました。

 

 

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初茶会の準備は着々と・・・

2020-01-09 18:10:14 | 茶会の準備

1月9日(木)

寒さも和らいだような気もしましたが、午後からの風でやっぱり冬の寒さです。

先日の健康診断で再検査をした結果を聴きに病院に行って来ました。

大きな病院ですの迷子になってしまいそうです。

指定予約でしたので待たずに病室に入って行くと、「はい!座ってください。私の見たところでは異常はありませんが、万が一という事がありますから、血液検査をします。」

看護師さんが気に毒がるほど大量の採血でした。

ホッとした気持ちで昼食を取り、初茶会の準備を始めました。

 

玄関

玄関も新年を迎える時とはガラリと変えました。

皆さんをお迎えするのは「寿山」の扇と子年の置き物です。

 

待合

待合には、若水を汲図を掛けました。

新鮮な気持ちで新年を寿ぎ、一年を楽しくお稽古ができますようにという願いを込めました。

この軸は、まだまだ若かりし頃に骨董屋さんに転がっていた物を、ただでは悪いからというくらいのお値段で買ってきたものです。

いつも軸をお願いするお店で汚れを落として表装し直しものです。

ビックリするほど綺麗になって帰って来ました。

 

道具

床の間はすでに飾ってありますので、お茶の道具を出しました。

お茶会の時と同じく、頭の中でイメージして道具を組み上げてから出し始めます。

道具を出すのは大好きで、これほど楽しい事はありません。

若水汲の図

表装を新しくしましたが、骨董屋さんではボロボロで絵もほとんど解らないくらいでした。

しかるべき方に見て頂き、作者も分かりましたので表装をやり直しました。

掘り出し物かも知れませんが・・・

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お稽古の楽しさがやっと・・・

2020-01-08 17:34:06 | 大學の稽古

1月8日(水)

午前中の雨も午後には上り、日差しが眩しいほどになりました。

今日も大学へ行って来ました。

花は、昨日とは違い蝋梅に白侘助です。

どちらの大学も同じにと常々思っておりましたが雨の中、椿を切りに出る事に抵抗がありましたので、昨日切って自宅で飾っていた花を持って行きました。

花びら餅

初めてのお稽古ですので、こちらの大学も花びら餅が用意してありました。

お菓子屋さんは違いますが、学生たちも、一年でお正月しか頂くことができないお菓子ですから、美味しそうに食べておりました。

私はこれからも、何度となく頂くことになると思いますが・・・

三年生

お点前も落ち着いてきれいにできるようになりました。

一年生二年生の時は、手順を覚えることで精一杯でしたが、三年生になって役職を離れやっと、お点前の楽しさが分かって来たのかも知れません。

楽しそうにやっております。

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初稽古はちょっと細かく・・・

2020-01-07 17:32:05 | K大學の稽古

1月7日(火)人日の節句

寒い日が続いておりますが、今日は「人日の節句」です。

七草粥をてべる事で知られておりますが五節句のひとつです。

今日は大学へ行って来ました。

花びら餅

大学では初稽古でしたので「花びら餅」が用意してありました。

大きな食べ応えのある花びら餅でしたが、味噌餡の美味しさが口に残り、お抹茶が一層美味しくなります。

慌てたわけではありませんが、食べようとして楊枝を付けたところで、写真を撮るのを忘れていたのに気が付き手が止まりました。

花は蝋梅と西王母椿です。

西王母は持って行った時は開き始めでしたが、お稽古をしている間に見る見る開き始めてしまいました。

でも、きれいな瞬間を見られたと云うことです。

しかし、今日は最初から、帛紗の扱いなどの細かいところを注意しておりましたから、学生たちは、花を見ている間が無かったと思います。

一人に注意し始めると、外の全員が帛紗を取り出して一緒に始めます。

一服

三時に出してくれました。

いつもいいタイミングで運んできます。

きっと誰かが、私のお菓子を食べている様子をジッと見ているのだと思います。

四年生

四年生は、卒論も終わり今が一番いい時かもしれません。

お茶を楽しんでおります。

卒業したら、お稽古どころかお抹茶さえ飲むことができなくなってしまうかもしれませんから・・・

卒業まで楽しんで行ってね・・・そんな気持ちでおります。

 

 

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花喰鳥などと言っておられない・・・

2020-01-06 17:36:59 | 野の花

1月6日(月)

今日はこの冬一番の冷え込みだといいます。

いつもは見える山々も雲に隠れておりますので、きっと雪が降っているんです。

タイヤ交換

いよいよやらなければ・・・と決心してタイヤ交換に行って来ました。

タイヤ交換をしてくれるおじさんが、「今年はみんなで脚が遅いなぁ~」と言っておりました。

やはり暖かく感じているんですね・・・

書院のねずみ

張り子のねずみです。

鼻をちょんと突っつくと可愛く首を振ります。

満月蝋梅

我が家に来て30年以上経ちますが、何年か前の大雪でボキンと折れてしまい、再び大きくなった蝋梅です。

それにしてもよく復活してくれました。

花喰鳥は草花や小枝をくわえた吉祥紋を言いますが、そんなことを言っていられない状態になっております。

満月蝋梅は、今が盛りと咲いておりますが、鳥の餌食になっておりますので、明日は何とか対策をしなけらば、みんな食べられてしまいます。

鳥たちは、一枝を選んで食べるわけではありません。

花から花へと飛び回って食い散らかしております。

 

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お家元の巻頭言葉・・・

2020-01-05 17:28:39 | 日常雑感

1月5日(日)

未明の雨も上がり、朝の冷え込みはこの冬一番だったような気がいたします。

ベランダの手すりの雫がきれいに並んで、豆粒のように凍りついておりました。

一月号

淡交タイムスの一月号が届きました。

干支煎餅のネズミの後ろ姿が印象的なお菓子が表紙になっておりました。

お家元の巻頭言は「自らを高める」と題して、「今年一年の目標を考え、今年こそここを補おう、ここを直そう」とする気持ちが大切だと述べておられます。

私たちも、常に自分自身を見つめられる時間を持つ事を考えなければならないと思っております。

今日は、近くに住んでいる兄宅へ行って、昔話や近況など楽しく話して来ましたが、誰もがそれなりの歳になっておりますので、近況は、どうしても病院通いの話になってしまいます。

それでも元気でいるので安心いたしました。

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年賀状の返信書のこだわりは・・・

2020-01-04 17:03:06 | 今日の一服

1月4日(土)

今日も穏やかなお天気でしたが下り坂のようです。

元旦に配達された年賀状を読み返したり、返事を書いたりと家を一歩も出ることなく過ごしました。

大好きな散歩にも出かけてておりません・・・

一服

今年初めてのお抹茶ですので黒茶碗で頂きました。

利休居士の黒、そして、秀吉の赤とよく言われ、小説などではその対比を細やかに描きでしております。

さて、今日の一番の大仕事は年賀状の返信を書く事でした。

これは私なりのこだわりがありまして、小学生の頃、先生に出した年賀状に先生は必ず返信を書いてくれた事です。

返事が来ると、子供心にすごく嬉しかった思いが、今だに私の心の片隅に残っているからなのだと思います。

お菓子

お菓子は先日お餅つきをした時に自分で作ったあんころ餅です。

冷凍してありましたので、ゆっくり解凍すると出来たての時のような柔らかさになり、美味しく食べられます。

テレビを見ながら書き終えましたが、今度は早く出さないと学校が始まってしまいますので、なんとなく焦っております。。

 

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初詣から帰っても「わび・さび」に・・・

2020-01-03 17:13:47 | 自宅の飾り付け

1月3日(金)

今日も穏やかな一日でした。

初詣も年々横着になりまして、今日行って来ました。

初詣

産土神社へのお参りです。

あまり人はいないだろうと思ってゆきましたが、まだまだ大勢の人たちが並んでおりました。

若い頃は、夜中に出かけ二年参りとか言い、除夜の鐘を聴きながら帰って来ましたが、今はとてもとてもそんな元気はありません。

「金を背負って帰る」そんな縁起を担いでおりましたから・・・

玄関の飾り

おいでになるみなさんをお出迎えです。

毎年考えては変えておりますが、ずっと同じ方がいいような気もしております。

教科書

昨日「侘び・寂び」という難しいことを考えておりましたが、高等学校で使う教科書を見てみますと、簡単名良に書いてありました。

「わび」とは不完全な状態から引き起こされる気持ちの事。

「さび」は金属の「錆びる」に通じて、時間が経過して何もかもが失われていくという状態から引き起こされる感情をいう。

簡単に書いてありますが、やはり高校生にはとても理解しがた内容です・・・

私たちでも、よく解らないのが、この「侘びと寂び」です。

 

 

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お正月は生ロールと紅茶で・・・

2020-01-02 17:00:57 | お菓子

1月2日(木)

静かなそして穏やかなお正月です。

世の中の動きが止まっているような静かな一日でしたが、そんな静かさは我が家だけだったでしょうか・・・

子年

我が家の玄関で皆さまをお出迎えする可愛いネズミちゃんです。

兎のような猫のような可愛らしさです。

淡交誌

淡交誌の一月号の特集は、「茶の湯と和歌」を取り上げておりました。

茶の湯と和歌は切っても切れないほどの結びつきがあります。

どなたでも、茶道・・・すぐに思いつくのが「侘び」「寂び」ではないでしょうか。

今月号でも取り上げられているのが、利休居士の師匠武野紹鷗が、茶の湯の心として、藤原定家の「見渡せば 花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の 秋の夕暮れ」を示したとあります。

それに対して、利休居士は、藤原家隆の「花をのみ 待つらん人に 山里の 雪間の草の 春を見せばや」を示したと伝えられております。

師匠の秋の夕暮れに対して、利休居士は、初春の下萌えの生命力こそと説いたと伝えられております。

茶の湯の心とは、秋の夕暮れか春の萌え出る命力か・・・どちらが茶の湯の心を現しているでしょう・・・

生ロール

ちょっと有名なお店の生ロールです。

のんびりと「わび・さび」やお茶の心といった特集記事を読んでおりましたので三時に頂きました。

お抹茶にしようと思いましたが、これは紅茶でしょうということになりました。

やはり紅茶がぴったりでした。

何個でも行けそうな生ロールですが、まだ残っております・・・

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