毎日新聞11/9付朝刊より
『1970年代半ばまで賞味期限や消費期限の表示はなかった。
いいかげんな時代だったのではない。加工食品は少なく、保存を容易にする添加物も一般的ではないし、冷蔵庫も小さかった。だから、買ったらさっさと食べた。というか、2・3日で食べきるくらいしか買わず、大型スーパーやコンビニもないので、買い込み、ため込む必要もなかった。
迷えば、においをかいで、なめて、鮮度や味を確かめた。「味の期限」は、売る側、作る側でなく、食べる側の手の内にあったとも言える。今、消費者は主導権を手放した。期限をあてにして買い込み、食べ切れず、期限をモノサシにどんどん捨てている。
農林水産省の統計では、06年度の家庭での食べ残しや廃棄は1人1日41.6g。4人家族なら年間約60kgだ。しかも、この調査で、食品のむだを少なくするために気をつけていることは、「製造年月日が新しいものや賞味期限、消費期限が長いものを選ぶ」が72.5%と最も高かった。
期限表示は今や「ブランド」である。だから、改ざんなどがわかると、「何を信じればいいのか」と怒りが巻き起こる。だが、かつて自らに備わっていた見極めるための視覚、嗅覚、味覚はどうなったのだろうか。食べきれないほど、買い込むのは愚かだという考えはあせたのか。
○○や○○などを擁護する気はない。しかし、商売人のモラルの劣化以上に、「王様」として甘やかされてきた消費者の五感の劣化と次々に新しいものをほしがる欲の深さが、問題の根っこにあるような気がする。』
確かに「賞味期限」とやらに頼りすぎ!は消費者側にも問題あり、かも。
粛々と営業を再開した伊勢方面
のお菓子やさん。
「美味とはいいませんが素朴な田舎の味を・・・」
久しぶりに食して、懐かしく味わい、そして嬉しかったです。
そして、「○福餅」のコピーといわれようがいわれまいが、私利私欲に邁進するのでなく、お客様を裏切らない!ということさえ守っていれば自ずとファンはついてくるのではないでしょうか。(
Webニュースより)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/eb/2aa85b5a900a87bd91d0ff385bf63f90.jpg)
店員さんに「ガンバッテヨ」と声をかければ、「ありがとうございます、お客様のその一言が励みになります」とのこと。