なつめ、つぼつぼ。

「お茶を気軽に楽しみたい」という仲間でお稽古をし、
お茶会を開いています。いつでも遊びに来てください。

吉城園のお茶室

2020年03月18日 | よもやま話

新型コロナウイルスのおかげで、3月12日のお稽古はお休みとなりました。

(お稽古場のドーンセンターが休館となったからです)

 

大勢でのお花見も自粛要請が出ているようで、少し寂しい春となりましたが、

この日曜、奈良・東大寺に隣接してある「吉城園」を訪ねてきました。

名前だけは知っていましたが、訪ねたのは初めて。

大昔に北ホームの行事で訪ねた依水園の隣といえば、わかる方にはわかっていただけるかも。

(あれは30年以上前のことですねぇ)

 

吉城園は、興福寺の子院「摩尼珠院(まにしゅいん)」のあったところとされていますが、

明治に入って民間の所有となり、平成元年から公開されるようになったようです。

 

コロナ騒ぎで観光客が減っているうえ、冬の庭に興味を持つ人もいないのか、

広い庭園はほとんど貸切状態でした。

確かに樹木はまだ寂しい姿でしたが、

苔がとても美しいお庭でした。

色のついていたものは、この2つだけ。

季節を先取りしたシャクナゲ? 

と、モモでしょうか。

フキノトウもありました。

 

庭園の奥にお茶室があり、お茶室の中は公開されていませんが、露地を拝見しました。

露地への入り口、中門です。

つくばいへのアプローチが素敵。

つくばい。

お茶室の脇を通って、腰掛待合へ。

屋根は朽ちかけてましたが、椿をのせて、なかなかの風情です。

 

待合から見える景色も素敵でした。                                   

にじり口です。

このお茶室は借りることができます。

全日利用(9時〜17時)で、25,130円(別途入園料、一人250円要)

だけど、お道具は借りられなさそうですものね。

機動力の弱い成穂会では、お茶会の開催は無理そうです。

 

また、季節を変えて訪ねたいお庭でした。

 

(S・K)

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大型連休番外編

2019年05月03日 | よもやま話

大型連休に入ってすぐに天王寺慶沢園のお茶会に行きました

庭園コンシェルジュのガイド付きで庭の中を30分ほど散策

元住友邸であった所に美術館がつくられた歴史や日本庭園の味わい方の

説明を聞いた後、慶沢園の茶室にて季節感のある取合わせのお道具で

お点前をいただきました

Y・H

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏越大祓と水無月。

2016年06月30日 | よもやま話

本日6月30日は、「夏越大祓」が行われる日です。

 

私も今年、神武天皇二千六百年大祭を迎えられた、

橿原神宮(奈良県橿原市)に行ってきました。

 

残念ながら雨でしたが、

古風な傘をさされての参進もすばらしいものでした。

 

夏越大祓は、一年の半分が終わった6月30日に行われる神事で、

半年の罪や穢(けが)れを祓い、

これからの半年の無病息災を祈願するものです。

 

京都の神社などでは、「茅の輪」が用意され、

それをくぐることで祈願するようですが、

橿原神宮は神職の方々とともに大祓の祝詞を読み、

人形(ひとがた)の紙で身体をなでて納めさせていただきました。

 

一年の祈願のために初詣をすることはありますが、

こうして半年という節目に祓っていただき、

残りの半年の無事をお願いしに行くのもいいなと思い、

初めて参列してみました。

 

この「夏越の祓」の日にいただくという和菓子が、

「水無月」です。

 

もともとは京都で始まった習慣だと思うのですが、

家の近所の和菓子屋さんでも売っていたので買って帰りました。

白のういろうの上に小豆がのっているお菓子です。

小豆には悪魔を祓う力があるといわれ、

下の白いいういろうは暑気を払う氷を表しています。

 

明日から7月。

残り半年も健やかな日々でありますように。

 

(S・K)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インドサリーのお着物。

2016年01月30日 | よもやま話

以前、大変なインド好きのお稽古仲間がいました。

Kさんです(旧姓Sさん)。

(いつも、ブログを見てくださって、ありがとうね

 

以前に、彼女のお友だちが

私たちのカジュアルなお茶会に遊びに来てくださったときに、

インドサリーを着てこられました。

 

インドシルクの光沢のある生地がとても美しいサリーでした。

それを見たY先生。

Kさんに、次にインドに行ったら、

シルクのサリーを買ってきてほしいとお願いしたそうな。

 

その話は初めてうかがいましたが、

そのサリーから仕立てられたというお着物が、

今回の初釜に初登場!

 

前はこんな感じ。

 

 

裾もきれいに柄を合わせられています。

 

 

袖口がややオリエンタルな香り。

 

 

サリーは6mもあるそうで、

だから着物を仕立てるのに十分だったとか。

そうか、インドの女性たちは、

6mもの布地をぐるぐる身体に巻きつけているんですね。


小さな刺繍が、まるで紋のようでした。

 

 

お茶の世界に「見立て」というものがあります。

道具として作られたものではないものを道具に見立てて用いることですが、

このお着物も素敵な「見立て」でした。

 

(S・K)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おもだか。

2013年08月16日 | よもやま話
成穂会で、「おもだか」の平茶碗を持ってましたよね?
あのお茶碗はさて、今はどこに、どういう扱いになってんだか。
かわいいお花の絵が描かれてましたよね?

しかし、私は実物を見たことがなかったんです。
そして、ついに遭遇。


先日、友人たちと食事に行ったときに、
友人の一人が近くの水田におもだかを見つけました。
(初心者のためのお茶会に1回目も2回目も来てくれた男性の彼です)

男性でよくそんな植物の名前を知っているなと感心したら、
彼の家の家紋が「おもだか」なんだそう。
例えば、こんな感じ。




持って帰りたいと田んぼからいただいたのがこれ。


帰ってネットで調べて出てきた画像がこれだから、


本人の体型にあわせて、ちょっと太めか(笑)。


ところで、
「おもだか」って「沢瀉」と書くんですね。
難しい。

「澤瀉屋(おもだかや)」って、
歌舞伎では最近何かと話題の市川猿之助さん一門の屋号なんだそう。
それも今回、初めて知りました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする