3連休の2日目、先生にお誘いいただいて、
近畿大学茶道部「茶心会」の秋季大茶会に、
社中4人でうかがってきました。
大阪美術倶楽部に釜をかけられるなんて立派なものです。
現役大学生だけでなく、OB・OGも駆けつけての、
茶道部あげてのおもてなしの心がいっぱいのお茶会でした。
お席は本席と副席の2席。
本席では、小袋棚を使われての趣向が楽しかったです。
お床の花は、秋らしく宗全籠にいけられた、
すすき、秋明菊、笹竜胆などの秋の草花。
お菓子は撮影していませんが、松葉屋御製の「穂懸」。
穂懸とは稲の刈り始めの神事のことだそうで、
この秋季大茶会が、
これまでの活動の集大成であることを
実りの刈り取りにかけて今回のお茶会のテーマとされているものです。
そして、副席でいただいたお干菓子も松葉屋御製で
御名を忘れましたが、菊の花と葉のかわいらしいお菓子でした。
床のお花も秋らしく。
待合のお花も素敵でした。
基本に忠実なお運びに、
「お菓子をどうぞ」「お茶をどうぞ」と元気な声をかけていただくのも微笑ましく、
また、半東(はんとう)さんの、
使われたお道具の御銘や製作者の名前を必死で暗記され、
それをご紹介くださる姿には、私たちも初心を思い出すことができました。
(昔、亡くなったN先生のおうちでの初釜などでは、
半東に当たった者が必死で、先生のお道具の御銘を暗記したものだなぁ)
個人的には、私も大学の茶道部でお茶を習い始めたので、
懐かしい思いでいっぱいになりました。
(こんな立派なお茶会を自主開催したことはありませんでしたが)
この学生さんたちが卒業後、気軽にお稽古を続けたいと思われたなら、
うちのグループに参加してくださらないかしらと思いつつ、会場を後にしました。
(S・K)