3連休の最終日「秋分の日」に
表千家同門会大阪支部主催の「茶の湯文化にふれる市民講座」に
社中有志で伺いました。
今年のテーマは「茶の湯と香」。
京都・松栄堂の主人・畑 正高氏のお話でした。
講演会の前にお茶もいただきました。
御名も御製も不明。
茶道でお香のことを「梅ヶ香」というわけや、
「蘭奢待(らんじゃたい)」のこと、
そして『源氏物語』の中で描かれている香りの話などなど、
とても幅広くて頭に入りきらないほど濃い内容でした。
個人的には、つい先日の「光る君へ」の中で
中宮彰子のご懐妊がわかったシーン。
「カヨウの香りでございます」と薫物(たきもの)を嗅がされて
彰子が「うっ」と気持ち悪くなったシーンです。
その時、カヨウという響きを頭の中で漢字に変換できませんでした。
何なんだろう?と思っていたのが、
今回のお話で「六種(むくさ)の薫物」の一つ、
「荷葉の香り」ハスの花の香りだったことを教えていただき、すっきり。
ドラマでは年がら年中、十二単を着ているからよくわかりませんが、
あの時、季節は夏だったんですね。
演台で焚かれた1本のお香が
広いホールの会場内に広がってびっくりしました。
以前に、うちのトイレでお香をたいた時、
ドアを開けたら中がモクモク真っ白だったのを思い出します(笑)。
有意義な休日の午後でした。
いろいろお世話いただいたY先生、ありがとうございました。
(S・K)