今週は、2023年最後のお稽古でした。
もちろん、今週も初釜に向けてのお稽古です。
来年の初釜では、4年ぶりかで嶋台茶碗が登場します。
嶋台茶碗とは、金銀の重なった赤楽茶碗で、
江戸時代に表千家7代目の如心斎が好まれて造られたのが最初とされます。
おめでたいお茶碗ということで、新年の初釜の時にお濃茶で使用されます。
私たち成穂会の嶋台茶碗は何年か前に金銀を塗り直し、
きれいになったお茶碗で初釜!というタイミングで
新型コロナウイルスの感染拡大。お濃茶の飲み回しのをやめていました。
というので、いよいよ来年の初釜ではきれいに塗り直した嶋台茶碗の登場です。
実際には下のように重ねてお席に運び出します。
(画像は表千家公式サイトからお借りしました)
とはいえ、コロナも完全収束ではなく、
まだまだご不安な方もいらっしゃるだろうと、
来年の初釜も各服点(お一人ずつ点てます)としました。
金と銀のお茶碗はその一碗としてご覧いただきます。
初釜まで、お稽古はあと回。
気を引き締めて頑張りましょう。
本ブログをご覧いただいている皆さま、
いつもありがとうございます。
どうぞ良いお年をお迎えください。
(S・K)