今週は、釜を使ってのお盆点前のおさらいをしました。
昨年はお盆点前しなかったね、ということから2年ぶりのお稽古ということが判明し、
道理でもたもたするはずだ、という言い訳しながらのお稽古となりました(笑)。
お菓子は、笹屋伊織御製の「どら焼」。
といっても、私たちがよく知っている「どら焼き」とは違っていました。
笹屋伊織さんのしおりによれば、一般のどら焼きは、
お寺の銅鑼(どら)に形が似ていることからそう呼ばれるようになったそうですが、
この「どら焼」は、熱した銅鑼の上で焼いたことに由来するものだとか。
江戸時代末期に、東寺のお坊さんに依頼されて、
お寺でも焼けるように銅鑼の上で焼くことを思いついたのが最初だそうです。
その後、町じゅうの人気を集めますが、手間暇かかるお菓子のため、
弘法大師の月命日の21日だけに売られることとなりました。
今も、毎月20〜22日の三日間だけに手に入るお菓子ということで、
Y先生が買ってきてくださいました。
竹の皮ごと輪切りにして出すとあるので、その通りに。
もっちりした食感のお菓子でした。
そして、先生がお持ちくださったのはアマビエのお懐紙。
かわいいアマビエです。
コロナ感染予防のご利益にあやかろうと、分けていただきました。
次回は10月8日、クレオ中央大阪です。
(S・K)