急に肌寒くなって、お茶室の炉の温もりが嬉しい季節になりました。
風炉最後のお稽古は、今週も中置です。
11月から炉になる前のこの季節、
夏の暑い季節にはお客様から少しでも遠ざけるように、
畳の左側に置かれていた風炉を、畳の真ん中に置いて、
少しでも風炉の温もりを感じていただけるようにしたものです。
このさりげない「おもてなしの心」が素敵ですよね。
お菓子は、「ハロウインかぼちゃ饅頭」(菊屋御製)です。
かぼちゃの皮まで餡の中に練りこまれていました(笑)。
お干菓子は、先日の東大寺のお茶会の帰りに立ち寄った
奈良町の「菓子司 中西与三郎」御製、「鹿のささやき」です。
チーズのように見える外観ですが(笑)、実際はふんわか。
黒糖の素朴な甘みが、口の中でふんわり溶けます。