今年のお稽古始めは、
初釜の会場である「おにクル」で
初釜の予行演習をしました。
初釜で予行演習なんて例年はしませんが、
初めての会場で、しかも
炉は切ってあるもののお茶室仕様になっていないので
お水屋がないこともあり、
裏の動きなどを社中みんなで確認し合いました。
本当に、やって良かった予行演習! でした。
今回は、今年限りの特別な主菓子を用意するので、
成穂会恒例の「福寿草」(鶴屋八幡製)はお稽古始めでいただきました。
干支のお干菓子。
玉三郎さんの舞台をご覧になったというNさんのお土産は
「益壽糖」でした。
一見、普通の生八つ橋でしたが
霊芝やクコ、高麗人参、桂皮などの和漢薬が入っていて不思議な味わいでした。
栞には、明治天皇が病弱な皇太子(のちの大正天皇)の食が細いことを案じて
漢方医に命じて従来のお菓子に和漢の妙薬を加えて作らせたものだとありました。
さてさて、初釜は今度の日曜日。
例年と違う段取りですが、無事に務められますように。
(S・K)