なつめ、つぼつぼ。

「お茶を気軽に楽しみたい」という仲間でお稽古をし、
お茶会を開いています。いつでも遊びに来てください。

「和の三重奏の会」にお出かけ

2023年01月31日 | お茶会したり、旅行に行ったり。

この29日の日曜日、先生にお誘いいただいて、

社中有志で、蔵鷺庵で行われた「和の三重奏の会」へうかがいました。

 

蔵鷺庵さん×石本川口軒さん×本松葉屋さんの

「開運と招福を願う」恒例企画だとかで、

まず、自分で炭火でお餅を焼き、

おぜんざいでいただきました。

(最高級小豆「紅娘」をふんだんに使った贅沢なおぜんざいでした)

火鉢もなかなかの風情。

 

そして、本松葉屋さんがその場で作ったばかりのお干菓子を

石本川口軒の社長さん自らが亭主となったお茶席でいただくというもの。

客全員のお茶を点ててくださったので

大ぶりの平棗にもかかわらず、中身はほとんどなくなっていました。

正客に出されたお茶碗はなかなか味わいのあるものでした。

 

できたてのお干菓子は、

口の中でほろっと崩れて、ふわっと甘みが広がり、

思わず「うわぁ〜」と声をあげるほど。

 

お床のお花の「雲龍梅」も素敵でした。

炉縁の「松」、平棗の「竹」、お床の「梅」という趣向です。

うさぎのお香合。

「可愛い」というのとまた違った魅力が。

 

川口軒さんには今年の初釜のお茶でお世話になり、

本松葉屋さんはいつもお稽古の時のお菓子でお世話になっています。

そうした私たちに馴染み深いお茶屋さんやお菓子屋さんの

楽しい企画に参加できて、有意義な休日でした。

 

(S・K)

 

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2023年1月12日のお稽古。

2023年01月15日 | 今週のお稽古日記

今年最初のお稽古では、茶筅飾りを行いました。

それから、平点前のお稽古と。

何年やっていても平点前では初心に戻ります。

(って、間違えましたけどね)

 

お菓子は、裏千家の方が初釜で使われる「花びら餅」(福寿堂秀信御製)です。

挟まれているのは、甘く煮たゴボウです。

なぜ、ゴボウなのかということは、

京都府農林水産部食の安心・安全推進課という

お堅い役所のサイトに下記のように紹介されていました。

 

「平安時代、宮中では「歯固めの儀式」という行事がありました。「歯固めの儀式」では、白餅の上に菱形の餅を置き、その上に押し鮎などをのせて食べ、長寿を願ったそうです。それが次第に簡略化し、押し鮎や味噌を餅で包んだ「宮中雑煮」と呼ばれる物が食べられるようになります。それがさらに簡略化し、押し鮎がゴボウに代わり、雑煮が餅と白味噌で表されるようになりました。そして、それを菓子化したものが宮中で食べられるようになります。明治時代になり、裏千家が初釜のお菓子として出すことを許され、正月のお菓子として全国の和菓子屋で作られるようになりました。ゴボウは押し鮎の代わりで、菱形なのは正月の餅の形の名残だったのです。和菓子の歴史はおもしろいですね。」

 

次回のお稽古は、

2月2日(木)クレオ大阪中央です。

 

 

 

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2023初釜

2023年01月10日 | お茶会したり、旅行に行ったり。

(松の内も明けましたが)

あけましておめでとうございます。

本年も成穂会ならびに本ブログ「なつめ、つぼつぼ」を

よろしくお願いいたします。

 

この1月8日、おだやかな天候のなか、初釜を開きました。

(待合のお床飾り)

個人的にも大好きな「円相(円窓)」。

この言葉には深い意味があるんです。

結び柳を低く活けるのは珍しいですが、

柳の「◯」と円相の「◯」のバランスがとてもいいなぁと思いました。

 

お席の床飾りはこちら。

「日々是好日」という言葉がありますが、

このお軸の「日々」にあわせて、お茶杓の御銘が「好日」でした。

お茶の世界にはこういう「遊び」があるんですね。

 

今年は長板に皆具を使ってのお点前でしたが、

蓋置だけは三ッ兎に替えました。

社中のM地(夫)さんが年男で、

干支のものをたくさん持ち出してくださいました。

 

お席にはぴょんぴょん、かわいいうさぎたちがいっぱい。

楽しいお席になりました。

 

お客様のKさんが、新調したばかりの兎の着物(あわせて帯と帯締めも)をお召しになって

ご参加くださったのも嬉しいことでした。

 

玄関の飾りは、年女だという着付け教室のKさんが持ち出してくださったもの。

それにしても、卯年の方が羨ましい。

集めても楽しい、かわいいキャラクターですものね、

という話でお席も盛り上がりました。

 

お楽しみの食事は、今年も料亭「さえき」さんのお弁当。

一つひとつが丁寧に作られていて、今年もおいしくいただきました。

お席の主菓子は今年も「偉大なるマンネリ」で、

前のN先生から継承した「福寿草」(鶴屋八幡御製)です。

 

コロナの第八波が押し寄せるなかでの開催でしたので、

お濃茶席はお一人ずつに立てる「各服点」とし、

お菓子も縁高(ふちだか)ではなく、銘々皿でお出ししました。

水屋でも全てのお茶碗の熱湯消毒など細心の注意を払いました。

来年は通常のお席に戻れるといいなと願っています。

 

今年の記念品は、さぬき和三盆のお干菓子(ばいこう堂御製)です。

 

マスクありの画像でご来席のみなさんもご紹介いたします。

M地さんの妹さんと姪御さんをお迎えした1席目。

やはりお若いお嬢さんがいらっしゃると席もぱっと華やぎます。

そして、もうお稽古に来ていたのがン十年前だというI江さん、

今年もお運びいただきました。

T郷さんとT下さんとの3人からのおいしい贈り物もありがとうございました。

来年はまた「3人娘」で揃って、お顔を見せてくださったら嬉しいな。

いつもありがとうございます。

 

いつも素敵なお召し物でご来席くださる着付け教室のみなさん。

それぞれのお召し物のお話を伺うだけでも楽しいお席でした。

 

そして最後に成穂会の社中です。

今年も参加できなかったOさんを含めて総勢7名。

私たちは現在、サークル形式で表千家のお茶を学んでいます。

れっきとした教授の免許を取得されているY先生のもと、

和気藹々と楽しく学んでいます。

「若い時にちょっとお茶を習っていたことがあるんだけど・・・」

「今さら、正式な教室に入るのは敷居が高い・・・」

という方はぜひ、気楽にお茶を再開しませんか。

 

詳細はこちらをご覧ください。

https://blog.goo.ne.jp/seihokai/c/128861e1c36f02dca560f9b1b6299a2d

 

お稽古代もとてもリーズナブルな会費制になっています。

https://blog.goo.ne.jp/seihokai/c/8b3fa28498764285908f8b70f92f7543

 

ワンコイン(500円)でお茶とお菓子を楽しんでいただく

ご見学も受け付けています。

ご興味のある方はどうぞ、コメント欄でお知らせください。

 

(S・K)

 

 

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