たーさんの気ままなシニアライフ!

待望のグランド・ジェネレーション(人生最上の世代)へ。
ギター・ピアノ・英会話・囲碁など第二の青春を謳歌中!

宮部みゆき著「蒲生邸事件」を読んで

2012年01月18日 | 読書

 久し振りに小説を読みました。ニコニコさんの親友(EPOMさん)お勧めの一冊で、宮部みゆき著「蒲生邸事件」。<o:p></o:p>

 序章として、「ススメ ススメ ヘイタイ ススメ」とあり、おやっと思いました。ストーリーの中心となる二・二六事件を暗示した言葉だったようです。<o:p></o:p>

 読み始めた時は、不思議な小説だと思いました。久し振りに小説を読むこと。著者が推理作家と思っていたところ、タイムスリップというSF的要素が入っていたことへの戸惑い。事件につながるプロローグがやや長く感じたこと。<o:p></o:p>

 読み終わっての感想は、「面白かった」です。彼女の他の作品も読んで見たいと思いました。<o:p></o:p>

 平成4年2月26日、高校生尾崎孝志が時間旅行者平田次郎と、56年前の昭和11年2月26日の二・二六事件が勃発した日にタイムスリップする。場所は、二・二六事件が勃発した麹町・永田町に近い蒲生邸。陸軍大将蒲生憲之の自決に遭遇し、その謎を追うことになる。<o:p></o:p>

 時間旅行者平田次郎が語る。「歴史が先か人間が先か。永遠の命題だな。だけど私に言わせれば結論はもう出てるよ。歴史が先さ。歴史は自分の行きたいところを目指す。そしてそのために必要な人間を登場させ、要らなくなった人間を舞台から降ろす。だから、個々の人間や事実を変えてみたところでどうにもならない。歴史はそれを自分で補正して、代役を立てて、小さなぶれや修正などをすっぽりと呑み込んでしまうことができる。ずっとそうやって流れてきたんだ」というあたりから、俄然興味がわいてきて、一気に読み終えました。<o:p></o:p>

 孝志が、父親の太平に語る。「俺ね。過去を見てきたの。それで判ったんだ。過去は直したってしょうがないものだし、未来のことを考えて心配したって無駄なんだってことがね。なるようにしかならないんだから。だけど、だからこそ俺、ちゃんと生きようと思ってさ。言い訳なんかしなくていいようにさ。そのときそのとき、精一杯やろうってさ。だから父さんは学なんかなくっても、そのときそのとき精一杯やってきたんだからいいんだよ」 この言葉は、著者が一番書きたかったこと、伝えたかったことではないかと思いました。

 

<o:p></o:p>


1月としてはまれな大雪で思うこと!

2012年01月18日 | 暮らし

 1月15日付けの地元紙東奥日報の「真相実相」で、今冬の除排雪状況などを取り上げている記事を読みました。<o:p></o:p>

 市と除雪業者の契約は、①住宅街の生活道路はシーズン契約 ②幹線道路は出動ごとの出来高払い-と、形態が異なること。市が定める出動の目安も15センチ以上、幹線道路は同10センチ以上。ただ実際の出動は、生活道路は業者が交通状況などに応じて自主判断、幹線道路は市の指示に基づくとのこと。<o:p></o:p>

 1月14日の積雪が128センチと今冬最高を更新し、1月としてはまれな大雪に見舞われています。特に、生活道路の除雪に当たっては、原則にとらわれず柔軟な対応が必要ではないでしょうか。例えば、①夜に行う除雪作業を、日中に行う。町内会と連携し、町内会員と一緒に除雪作業を行う。 ②夜の除雪日時を早めに決めて、町内の回覧板で周知する。その日時に、協力できる町内会員が一緒に除雪作業を行う。

 

<o:p></o:p>