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宮部みゆき著「龍は眠る」を読んで

2012年01月30日 | 読書

 「蒲生邸事件」に続いて、「龍は眠る」を読みました。超能力を持って生まれた二人の少年がたどる運命を描いたミステリーで、これまでミステリーはいろいろ読みましたが、新鮮味があり、興味深い小説でした。<o:p></o:p>

 超能力者(サイキック)がいると言えるかどうかわかりませんが、預言者、占い師、霊媒師(恐山イタコの口寄せ)などはそれに近い存在かなと思います。<o:p></o:p>

 宮部さんは、好んで冒頭にエピグラムを載せています。<o:p></o:p>

「この能力は完全に隠されている。さもなければイカサマの海に氷山の一角をのぞかせながら、数世紀にわたって潜在しつづけるということはとうてい考えられない。」<o:p></o:p>

                                        デーヴィット・R・コングレス<o:p></o:p>

                                           「あばかれた影」<o:p></o:p>

 このエピグラムは、モダンホラー作家スティーヴン・キングが「キャリー」のなかで創作した書名とのこと。念動能力(テレキネシス)を持つ少女キャリーが主人公です。彼女の作品は、スティーヴン・キングの影響を大きく受けているようです。<o:p></o:p>

 林真理子さんが、「宮部みゆきは松本清張の長女である」と褒めています。松本清張の影響を受けていない推理作家はいないと思いますが、宮部さんは大きく影響を受けたと思います。<o:p></o:p>

 次は、「魔術はささやく」を読みたいと思います。<o:p></o:p>

 また、新聞連載の「ペテロの葬列」を読んでいます。これは、切り抜いて宮部みゆきファンのEPOMさんにプレゼントしたいと思います。

 

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