さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

近頃歳相応にボケが進んでちょっと落ち込んでいたんです

2021-04-02 | 日記

でもスーパーのレジでちょっと嬉しいことあって
少しばかり明るく元気を取り戻したんです

 

スーパーのレジを長くされているKさんは綺麗で明るてくて気さくな方なんですよ。

それがKさんは私の息子と中学校の同級生だと言うことがふとしたことでわかって親しくしていただいてスーパーのレジはいつもKさんのところで、たわいないことなど話し合いならすましていたんです。

とろがスーパーでの働き場所の変更でもあったんでしょうかKさんの姿がレジから見えなくなっていたんです。それが昨日のレジでKさんの姿が久方ぶりに見えたのです、嬉しくなってKさんのレジの前に買い物籠をもって立ちました。

そのとき私はマスクをして冬もののつばのある帽子を深くかぶっていたのでたぶんKさんには私のこととは分からないだろうと思い、またレジがすごく立て込んでいることもあって言葉をかけずに黙ってレジを終わり、隣の料金精算機で会計をすまして品物をリュックにつめていると、うしろから優しくでもちょっと強く肩を叩く人がいるんです。

振り返って見るとちょっと怒ったような顔でKんが私に私の財布をつきだしているのです。ボケ爺いが札をぬいた財布を料金精算機の台の上に置き忘れていたんです。「あらら、済みません」と私が言い終わった時にはもうKさんは次の人のレジをしていました。

なにも知らない人なら「財布をお忘れですよ」と言って渡すと思います。それがなにも言わずに私の肩をたたいて黙って財布をさしだしたのは私のことを分かっていて「ボケ爺いしっかりせいよ!」と肩を温かく叩いたんだと思います。

帰り道、なんかほんわか嬉しくなって元気が出てきたんです。これってボケ爺いの小さな「?」かしらね。恥ずかし恥ずかしです。