ばばちゃんのチュウリップが綺麗に咲きました。
ババちゃんに言われた通りチュウリップの球根を買い求め、プランたに土を入れたのは94歳の爺いです。婦唱夫随は協同生活者(めおとではありません)の帰結です。
ばばちゃんは70歳頃から膝の痛みで町医院の整形外科に通うようになりました。治療の様子を聞くと治療は膝関節の水をぬくことと注射によって神経の遮断を時々行うことと、普段は湿布薬の塗布の対処療法みたいな治療で完治は望めないに思えたので、息子も爺いも大きな病院で人工膝関節手術をすることを進めたのですが絶対に受け付けませんでした。
ところが88歳になった頃町医院が医院を閉じることになったため、やむなく大きな病院の整形外科を受診しました。そして整形外科の先生にどんなこと言われたか知りませんが「人工膝関節手術をすることにした」というのです。
この歳になってと思ったんですけど「人工膝関節手術」の成功例をたくさん聞いていたのでまあいいかとやることにしました。手術して退院するまで2ヶ月かかりました。
留守を守る不安はありましたけどそれほどの迷いもなく私もほとんど毎日にばばちゃんの見舞いに病院に通い留守を守りました。やってみれば一人で留守を守るってたいしたことないんですよ。
ばばちゃんはすごいばばちゃんで、病院で同病の仲間をつくって結構愉しんでいた見たいなんです。手術治療はそんなに長くはんないんです。術後のリハビリが長いんです。
お陰様で歩くのが難しかったばばちゃんの今は一人で友達の家を訪れることが出来るほどになって元気です。
私はと言えば長い胆管炎で苦しんでいたんですけど85歳のころ人工の胆管のバイパス手術を内視鏡手術によってやって頂き胆管炎が完治して元気です。医療技術は素晴らしく進歩するんですよね。
しみじみと爺婆の協同で植えたチューリップの花が綺麗と眺めてシャッターを切りました。
高齢の二人とも新しい手術で素晴らし元気をもらっているんですけど、どうにも改善出来ないのは長く続いている協同生活者の婦唱夫随です。でもこればかりは爺いが心配する必要がなくて楽ですから当分続きそうです。