あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 2013年の初漕ぎは『とびしま海道カヤック&バイク』芸予ブルーの雪中ツーリング

2013年01月05日 | 旅するシーカヤック
2013年1月3日(木) 2013年の初漕ぎは天気が安定する予報の4日5日の一泊ツーリングとし、今日は妻と映画へ。
運動がてら、家から40分ほど歩いて映画館に到着。

『レ・ミゼラブル』

いやあ、良い映画だった。 観に来てよかったな。
葛藤、絶望と希望、出会いと別れ。 歌で綴られる、心に染み入るシーン、心が奮えるシーン。 感涙。

昨年末に見た007に続き、この冬は良い映画との出会いに恵まれている。

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2013年1月4日(金) 天気予報とにらめっこしながら、今年の初漕ぎの日と決めた今日。

目指すは、地元であり、お気に入りのエリアの一つでもある『とびしま海道』
今回は正月連休中なので、日帰りツーリングではなく、泊付きツーリングに。 とは言え、天気予報によると気温が低いとのことなので、テント泊はすぐに諦め、屋根の下を選択した。

『じゃあ、行ってくるよ』 『気をつけて』

途中、最近定番の撮影スポットに立ち寄り、

岡村島へ。 今回も、カヤック&バイクのフル装備である。

宿泊の手続きを済ませると、さっそく海へ。 少しあった風も、午後から次第に穏やかになって来た。

何年か前に妻がプレゼントしてくれた、冬のツーリング用のあったかアンダーウエアの上にドライスーツを着用し、準備完了。

今日は、潮流を確認した結果、岡村島&小大下島をカウンタークロックワイズでグルリと周遊するルートに決定。

激潮で知られる観音崎も、今日は穏やかな上げ潮に乗って、快適なパドリング。


どうやら四国本土では雪が降っているようだ。


小大下島との間の瀬戸に到着。 ちょうどこの頃から、海でも雪がチラつき始めた。


この辺りはかつて石灰の切り出しが行われていた場所で、波打ち際のイロドリも、普段見る瀬戸内の花崗岩の砂浜とはちょっと違う。

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小大下島の東岸を漕いでいる頃から、雪は激しくなる一方。

『いやあ、こりゃあなかなか初漕ぎらしいツーリングになったなあ』

小大下島の北岸を西進し、岡村島の北岸を漕ぎ進む頃から、次第に晴れ間も覗くようになって来た。

『気持ちええなあ』




ふと、上を眺めると『彩雲』が!

『2013年が良い一年になりますように』

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『芸予ブルー』に彩られた海と空。 約2時間のツーリングを終える頃には、気持ちの良い瀬戸内の景色が眼前に広がった。

これだ、この色。 俺のブログのテーマカラーは『芸予ブルー』にしよう!

『いやあ、絶景絶景! 雪も降ったし、彩雲も観ることができたし、こりゃあええ漕ぎ初めになったなあ』

今日は写真撮影以外は休憩無しでの2時間だったが、体の切れも良く、グイグイと漕ぎ進むことができた快調なパドリング。 うん、いいぞ!

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シーカヤックを引き揚げ、潮抜きをし、道具を洗って物干し竿へ。


お風呂で自分の潮抜きをし、一日の疲れを癒す。 『最高じゃのお。 あと、これでビールを飲みゃあ天国じゃ』

暮れていく瀬戸内の景色を眺めながら、シーカヤックツーリング用に購入したバカラのグラスでエビスビール。

独り乾杯! 『ゴク、ゴク、ゴクリ。 プハーッ。 こりゃ最高じゃ!』 そしてもう一口『グビリ』


日没。 さあ、食事にしようか。

今日のメインはちゃんこ鍋。

『いただきます』

夜は音楽を聴きながらビールを飲み、そして夜の瀬戸内海を眺め、再びビール。
『ごちそうさまでした』 そして、『おやすみなさい』

***

2013年1月5日(土) 朝は6時に起床。 まだ暗い外を眺めると、風もなく穏やかな様子。
朝ご飯は、きつね蕎麦。 『あー、芯から暖まるなあ』

7時には、準備を完了して自転車へ。

朝日が拝めそうなので、早朝お散歩ツーリングである。


次第に明るくなるなか、岡村島をカウンタークロックワイズでゆったりと漕ぎ進む。

どうやら日が昇りそうだ。





これぞ、泊付きツーリングの楽しみ。





岡村島を一周し、宿泊施設に戻る。

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自転車をカートップし、お湯を張っておいたお風呂にドボン! 『あー、気持ち良い』 冷えた手足がジンジンと温まってくるのが実感できる。

『お世話になりました』







帰りには、お気に入りのラーメン屋さん、『ムツゴロウ』へ。

『ジャンラーメンお願いします。 チャーハンとセットで』

ここのジャンラーメンは昨年夏に始めて食べたのだが、結構インパクトがあって旨いのだ。 夏だと、食べながら滝の様な汗が流れ出してくる。
『ごちそうさまでした』 今日も、途中から額に汗が噴き出し、家に帰るまで汗が引かなかった。

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今年の初漕ぎは、せわしない日帰りではなく、私が大好きな、のんびりまったり泊付きのカヤック&バイクツーリングをたっぷりと堪能することができた。
これぞ、芸予諸島スタイル!

最近、カヤック&バイクの装備で『しまなみ海道』や『とびしま海道』に出掛けることがほとんどなのだが、私の地元である芸予諸島を遊び尽くすには最高の組み合わせだと感じている。

2013年もカヤック&バイクで芸予諸島を渡り歩き、芸予諸島のシーカヤック情報&文化風俗情報なら『瀬戸内シーカヤック日記』と言っていただけるようになる事を目指して、これまで以上に真面目に遊んでいきたいな。

そして今年はとうとう50歳を迎える。 カヤックを漕いで上半身を鍛え、自転車を漕いで脚を鍛え、旅から様々な事を学びつつ、『生涯不良』を座右の銘に、自分に素直に生きる事で『天命を知る』50歳を目指したい。

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