2015年7月4日(土) この週末は、3年前から毎年の楽しみにしている大谷山荘別邸『音信』に宿泊する妻との二人旅の休日。
ここ音信(おとずれ)は、50歳の誕生日を記念して良い宿に泊まってみようと企画し、いろいろと探した結果ようやく見つけた宿であった。
訪問する前は、一介のサラリーマン夫婦には少し贅沢かとも思ったが、最初に泊まった時に感じた半端ではない非日常感と、自然に涙が溢れてきた程、感動的に美味しかった吸い物に代表される最高に美味しい食事に魅了され、経済的に許されるなら60歳になるまで少なくとも10年間は毎年通おうと心に決めた宿なのである。
俺は、誰も居ない浜にテントを張ってビールとインスタントラーメンを中心とした行動食でも満足できるのだが、それとは真反対の非日常的な別世界での経験も積む事で、人生の楽しみの幅が確実に広がり、経験値も上がりつつあることを実感している。
これまで11月と9月に訪れており、妻が別の季節に行ってみたいということだったので、今回は夏のこの時期に予約したのである。
『さあ、夏の料理はどのようなものだろうか? 楽しみだなあ』
***
これまで2回の訪問もロードスターであったが、今回もロードスターの幌を開けて湯田温泉を目指す。
チェックインは14時なので、まずは青海島へ。
これまで何度か青海島一周の観光船に乗ろうとしたのだが、なぜかいつも悪天候で、一周コースではない内海コース設定のため諦めていた。
しかし今日は、一周コースだとの事。 『良かったなあ。 やっとこれに乗れるねえ!』
チケットを購入し、観光船に乗り込む。
一周コースは、青海島を時計回りで約80分の観光となる。
観音様が拝んでいるような岩や、
青海島の北側の様々な洞窟や奇岩を巡って行く。
今日は少しうねりが入っていたので、洞窟潜りはパスとなったが、それでも十分日本海らしい景色を楽しむ事ができた。
***
お昼ご飯は、観光船乗り場のすぐ近くにある浜屋さんへ。
妻は、ぜひ食べたいと言っていた『うに釜飯』
俺は、『イカ釜飯』
いつものように、シェアして堪能。 『うん、やっぱり美味しいねえ』
***
14時ちょっと前に、今日の宿、”音信”に到着。
いつものように玄関でクルマを預けると、お茶室へ通される。
夏らしい水菓子をいただき、
美味しい薄茶をいただくと、ここからはもう、非日常の音信の世界である。
***
部屋に向かうまでのスペースは、間接照明と木を上手く取り入れた広々とした非日常の空間。
見事な生け花も、特別な空間の演出に一役買っている。
***
これまでの2回は、2階の広い部屋であったが、今回は空きがなかったので3階の2人用の少し狭い部屋。
それでもルームシアターとなるロフトスペースも付いており、
もちろんバルコニーには露天風呂付き。
バルコニーからの眺めは、雨で深みを増した新緑が美しい。
***
温泉を楽しむと、ルームシアターでビールを飲みながらジャズや映画を堪能する。
午後4時半からは、バーでフリードリンクタイム。
バーのカウンターで、一番端っこの席に座ると、ここからの眺めがこれまた良い雰囲気。
今日は、宿に着いた後に雨が降り始めたのだが、ここでは宿で”のんびりまったり”の贅沢な時間を過ごすこと自体が目的なので、雨が降っても全く気にならない。
ビールを飲み、スパークリングワインを楽しむ。
***
今日は、午後6時半から夕食とした。
前日の予約確認の電話では、5月に総料理長が交代されたとの事なので、どんな料理がいただけるのかも楽しみの一つ。
前菜から、夏を感じる工夫が施されており、目と舌を楽しませてくれる。
『こんな竹の器を作ったり、葉っぱを工夫したりして、やっぱり日本料理って良いよねえ』
梶の葉なんて、知らなかった!
お造り。
ビールの後は日本酒で刺身をいただく。
ここでは毎年、妻と二人で獺祭を楽しむ事にしているのである。
鮎。
頭からシッポまで、美味しくいただいた。 『あー、夏やなあ!』
そしてご飯と味噌汁、お漬け物。
『いやあ、味噌汁が美味しいよ!』
デザートで〆である。
『ごちそうさまでした』 妻と二人でゆっくりと夕食を楽しんだ、最高の一時。
***
翌朝は、風呂に入った後朝食をいただいた。
まずは蜜柑ジュース。
そして朝食。
干物はイサキだそうである。
イサキの干物も、仙崎のイカも最高に旨い。 『ごちそうさまでした!』
***
部屋に戻ると、
少し休憩してお風呂へ。
朝から岩盤浴を楽しみ、サッパリサッパリ。
『今年もお世話になりました。 また来年も来たいと思います。 今度はやっぱり2階の広い部屋で、ゆったり部屋食が良いなあ』
***
ロードスターの幌を開けて川棚温泉へ。
1時間ほどで河原そばの店、”たかせ”さんへ。
20分ほど待ってお店に入り、
美味しい瓦そばをいただいた。
その後は、本州再西端の毘沙ノ鼻へ。
駐車場にクルマを停め、歩いて最西端へ。
燧灘を眺め、『俺はこのすぐ下の海も漕いだんだよ。 その時には、福岡県の地震があって大変だったんだ』
すると妻は、『へえ、やっぱり大抵の所は漕いでいるんだねえ』と、感心した様子。
『ようし、じゃあ家に戻るとしようか』
***
途中、騎兵隊の本陣があったという場所を発見したり、
栗が名産という町で、栗を使ったパンや売っているお店を発見したりして、
少しだけ寄り道しながら家に戻った。
『今年も音信に行く事ができて良かったね。 また来年も絶対行こうや』
今年で3年目となった俺たち夫婦の毎年の楽しみ。 こんな楽しみがあるからこそ、仕事も頑張れるというものである。
さあ、来年はいつの季節に訪問しようかな? 楽しみだ!
ここ音信(おとずれ)は、50歳の誕生日を記念して良い宿に泊まってみようと企画し、いろいろと探した結果ようやく見つけた宿であった。
訪問する前は、一介のサラリーマン夫婦には少し贅沢かとも思ったが、最初に泊まった時に感じた半端ではない非日常感と、自然に涙が溢れてきた程、感動的に美味しかった吸い物に代表される最高に美味しい食事に魅了され、経済的に許されるなら60歳になるまで少なくとも10年間は毎年通おうと心に決めた宿なのである。
俺は、誰も居ない浜にテントを張ってビールとインスタントラーメンを中心とした行動食でも満足できるのだが、それとは真反対の非日常的な別世界での経験も積む事で、人生の楽しみの幅が確実に広がり、経験値も上がりつつあることを実感している。
これまで11月と9月に訪れており、妻が別の季節に行ってみたいということだったので、今回は夏のこの時期に予約したのである。
『さあ、夏の料理はどのようなものだろうか? 楽しみだなあ』
***
これまで2回の訪問もロードスターであったが、今回もロードスターの幌を開けて湯田温泉を目指す。
チェックインは14時なので、まずは青海島へ。
これまで何度か青海島一周の観光船に乗ろうとしたのだが、なぜかいつも悪天候で、一周コースではない内海コース設定のため諦めていた。
しかし今日は、一周コースだとの事。 『良かったなあ。 やっとこれに乗れるねえ!』
チケットを購入し、観光船に乗り込む。
一周コースは、青海島を時計回りで約80分の観光となる。
観音様が拝んでいるような岩や、
青海島の北側の様々な洞窟や奇岩を巡って行く。
今日は少しうねりが入っていたので、洞窟潜りはパスとなったが、それでも十分日本海らしい景色を楽しむ事ができた。
***
お昼ご飯は、観光船乗り場のすぐ近くにある浜屋さんへ。
妻は、ぜひ食べたいと言っていた『うに釜飯』
俺は、『イカ釜飯』
いつものように、シェアして堪能。 『うん、やっぱり美味しいねえ』
***
14時ちょっと前に、今日の宿、”音信”に到着。
いつものように玄関でクルマを預けると、お茶室へ通される。
夏らしい水菓子をいただき、
美味しい薄茶をいただくと、ここからはもう、非日常の音信の世界である。
***
部屋に向かうまでのスペースは、間接照明と木を上手く取り入れた広々とした非日常の空間。
見事な生け花も、特別な空間の演出に一役買っている。
***
これまでの2回は、2階の広い部屋であったが、今回は空きがなかったので3階の2人用の少し狭い部屋。
それでもルームシアターとなるロフトスペースも付いており、
もちろんバルコニーには露天風呂付き。
バルコニーからの眺めは、雨で深みを増した新緑が美しい。
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温泉を楽しむと、ルームシアターでビールを飲みながらジャズや映画を堪能する。
午後4時半からは、バーでフリードリンクタイム。
バーのカウンターで、一番端っこの席に座ると、ここからの眺めがこれまた良い雰囲気。
今日は、宿に着いた後に雨が降り始めたのだが、ここでは宿で”のんびりまったり”の贅沢な時間を過ごすこと自体が目的なので、雨が降っても全く気にならない。
ビールを飲み、スパークリングワインを楽しむ。
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今日は、午後6時半から夕食とした。
前日の予約確認の電話では、5月に総料理長が交代されたとの事なので、どんな料理がいただけるのかも楽しみの一つ。
前菜から、夏を感じる工夫が施されており、目と舌を楽しませてくれる。
『こんな竹の器を作ったり、葉っぱを工夫したりして、やっぱり日本料理って良いよねえ』
梶の葉なんて、知らなかった!
お造り。
ビールの後は日本酒で刺身をいただく。
ここでは毎年、妻と二人で獺祭を楽しむ事にしているのである。
鮎。
頭からシッポまで、美味しくいただいた。 『あー、夏やなあ!』
そしてご飯と味噌汁、お漬け物。
『いやあ、味噌汁が美味しいよ!』
デザートで〆である。
『ごちそうさまでした』 妻と二人でゆっくりと夕食を楽しんだ、最高の一時。
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翌朝は、風呂に入った後朝食をいただいた。
まずは蜜柑ジュース。
そして朝食。
干物はイサキだそうである。
イサキの干物も、仙崎のイカも最高に旨い。 『ごちそうさまでした!』
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部屋に戻ると、
少し休憩してお風呂へ。
朝から岩盤浴を楽しみ、サッパリサッパリ。
『今年もお世話になりました。 また来年も来たいと思います。 今度はやっぱり2階の広い部屋で、ゆったり部屋食が良いなあ』
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ロードスターの幌を開けて川棚温泉へ。
1時間ほどで河原そばの店、”たかせ”さんへ。
20分ほど待ってお店に入り、
美味しい瓦そばをいただいた。
その後は、本州再西端の毘沙ノ鼻へ。
駐車場にクルマを停め、歩いて最西端へ。
燧灘を眺め、『俺はこのすぐ下の海も漕いだんだよ。 その時には、福岡県の地震があって大変だったんだ』
すると妻は、『へえ、やっぱり大抵の所は漕いでいるんだねえ』と、感心した様子。
『ようし、じゃあ家に戻るとしようか』
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途中、騎兵隊の本陣があったという場所を発見したり、
栗が名産という町で、栗を使ったパンや売っているお店を発見したりして、
少しだけ寄り道しながら家に戻った。
『今年も音信に行く事ができて良かったね。 また来年も絶対行こうや』
今年で3年目となった俺たち夫婦の毎年の楽しみ。 こんな楽しみがあるからこそ、仕事も頑張れるというものである。
さあ、来年はいつの季節に訪問しようかな? 楽しみだ!