あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 夏真っ盛り_夏のシーカヤック教室

2015年07月26日 | 旅するシーカヤック
2015年7月26日(日) 今年4日目となるシーカヤック教室。
今日は朝から晴れ、少し暑いが風もなくべた凪の、絶好のシーカヤック教室日和である。

Yさんもサポートしていただけるとの事で、今回は職員さん含めて合計9人となった。
いつものようにタンデムを2艇と、子供用のシングルを3艇、そしてYさんと俺のシーカヤックという組み合わせ。

準備体操をして舟割りを決める。
基本的にシングル艇に乗りたい子供が多いのだが、3艇しかないのでいつも取り合いである。
今日は、まだシングル艇を漕げない子がいるので残り4人でジャンケン。
『最初はグー、じゃんけんポン』 『あー、俺かあ』
『また後で乗り換えるからそれまで我慢しーや。 じゃあ行こうか』

***

『Yさん、最初は奥のスロープまで先導をお願いします』

もう子供達も慣れた手つき。 なんの問題もなく漕ぎ進む。

『じゃあ、今日はYさんがサポートしてくださるので、せっかくだからいつも行かない場所まで漕いでいってみようか』

漁港の出口で一旦集まり、Yさんを先頭に、俺がしんがりで外に漕ぎだした。

『やっぱり港の外に出ると気持ちいいねえ』

防波堤沿いを、一列になって漕ぎ進む。
夏バテなのか、夏休みに入ってからの遊び疲れなのか、漕ぎのペースが遅くなっている子も。
しばし様子を観察し、声を掛けてみる。 『うん、ちょっとしんどそうやなあ』

『じゃあ、ちょっとカヤックを引き揚げて乗り換えしよう』
先ほどの観察結果から、疲れている子をタンデム艇に乗せ代えるとともに、タンデム艇の前でほとんど漕げていなかった子供の後ろを男の職員さんに変わってもらう。

***

『じゃあ、せっかくだからもう少し漕いでからUターンしよう』

穏やかな海を、今年に入ってから最も長い距離を漕いでみた。

『ここからあっちを見てごらん』
『あそこに大きな橋が見えるねえ。 そしてこっちの小さな島が、今年の2回目のツーリングで行こうと計画している島だよ。 今日漕いだ距離の倍以上は漕がないと行けないぞー。 もっともっと練習して漕ぐ力を付けようね』

***

『ようし、じゃあ最初に漕ぎだした場所まで戻ろうか』
今日は午前中だけの約2時間。 天候にも恵まれ、普段行かない場所までのパドリングを楽しむ事ができた。
『やっぱり港の外が気持ちいいねえ。 お疲れさまでした』

子供達を先にシャワーに行かせると、職員さんや高校生と一緒になってカヤックや道具を運び、水洗いして干す。
二人一組でカヤックを持ち、海からの階段を足下に気をつけながら声を掛け合って登る。 これを何度も繰り返す。
実は海を漕いでいる時よりも、この片付けが一番重労働なのであるが、これも子供達の安全確保に次いでシーカヤック教室の大切な仕事の一つ。
『あー、今日は本当に暑いなあ』

子供達と一緒にお昼ご飯をいただき、施設を辞す。 『今日はお疲れさまでした。 ではまた来週!』
9月が本番の島渡りツーリング。 それまでに、島に渡れるだけの漕ぐ力と多少の波でも慌てないような経験を安全第一で積んでいきたいものである。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする