2017年3月18日(土) 今日は、広島交響楽団の第368回定期演奏会。
これまで何度も広響のコンサートは聴かせていただいているが、今日の演奏会は特別なイベント。

そう、秋山和慶さんの広響の音楽監督として最後の指揮となる、記念すべきコンサート。
この演奏会はどうしても聞きたいと思い、かなり前から手を打っていたのは正解だったようで、何日か前の中国新聞には、チケットが完売したとの記事も出ていた。
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開演は15時からなのだが、今日は昼には広島市内に出る。
お昼ご飯を、3月末で閉店する春帆楼さんでいただくのである。

ここ数年、毎年冬の楽しみとして、ふく料理を楽しませていただいた春帆楼さん。

閉店までに、これまで貯めたポイントを使い切らないと失効してしまうので、お昼ご飯を予約しておいたのである。
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まずは、お酒を注文。

お昼から、美味しいお酒をいただける幸せ。
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今日は、シンプルな満珠のランチ。

美味しいふく刺しやから揚げなどをいただきながら、日本酒を楽しむ。
食事をしていると、店の方が席に来られ、『もしかして、ブログ書かれていますか? シーカヤック日記っていう』
俺は驚き、『ええ、書いていますよ。 ご迷惑をおかけしてないでしょうか?』 『ええ、大丈夫ですよ。 ちょっと見つけたものですから』
先週の生名島に続き、2週連続での『ブログの人』事件がここでも発生!
おそらく、先日伺った白子祭りの時の記事を見られたのだと思うが、俺は笑いながら妻に、『いやあ、驚いたね。 思わぬところでブログを知っている人が居るんだなあ』
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美味しい料理に舌鼓を打ち、大満足。

食後は、きれいな桜餅とコーヒー。
『ご馳走様でした!』
広島春帆楼さん。

残念ながら閉店されるのだが、我が家にとっては冬のふく料理の思い出が詰まった、忘れられないお店である。
美味しい料理と心遣い、ありがとうございました。
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店を出ると、買い物をしてからHBGホールへと向かう。

原爆ドームや平和公園には大勢の観光客が。

HBGホールに到着。
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最初は、ディベルティメント 二長調 K.136
続いて、クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
クラリネットは、ダニエル・オッテンザマー
クラリネット協奏曲は初めて聞くのだが、この方はなんと、ウィーン・フィルの首席奏者なのだそうである。
そして最後は、シュトラウスの『英雄の生涯 Op.40』
これがなんとも複雑で演奏が難しそうな曲であったが、大編成のオーケストラで迫力満点の演奏であった。
最後は、スタンディングオベーション。
秋山さん最後の指揮となる演奏会らしい、素晴らしい盛り上がり。
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終演後は、広響主催の交流会。
キリンビールの協賛で、ビールやお茶が供される。

ビールをいただきながら、秋山さんの挨拶を拝聴する。
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コンサートの余韻を楽しみながらHBGホールを後にする。

川沿いの道を歩いて街中へ。

今日は、広島市内で晩御飯を食べて帰ることに。

次第に暮れていく川沿いの景色。

楽しい1日であった。
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日曜日は、日帰りシーカヤックツーリング。

今日は久しぶりに坂から漕ぎ出すことにした。

坂を漕ぐのは久しぶり。

実は坂町は思い出の地。
結婚した当時、坂にアパートを借り、呉に戻ってくるまで何年か住んでいたのである。
当時はショッピングモールもなく、カキ養殖を中心とした、静かな漁師町の雰囲気が俺の好みであった。
海が近いこともあり、夏の夜には釣竿を担いで下駄を履いて波止場に行き、夜光浮きつけた仕掛でメバルを釣っていたことも、懐かしい思い出。
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晴れて穏やかな日曜日の海。

今日は、金輪島を一周するつもり。
北側には、黄金山が見える。

金輪島の造船所のそばを抜け、

大きな自動車運搬船に、自動車が積み込まれる様子を見学。
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これは、海苔でも採集するのだろうか?

金輪島をカウンタークロックワイズで漕ぎ進み、西側に回り込むと、対岸にはプリンスホテルが見えてくる。

島の西岸を南下し、

南側にある広い浜に上陸した。

ここでお昼ご飯。
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上陸すると、お湯を沸かすセットを取り出す。

今日は、固形のアルコール燃料を使うタイプ。
これが、コンパクトでシンプルなので、俺の好み。
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お湯が沸くと、コンビニで買ってきたカップラーメンを食す。

海を眺めながら食べるラーメンの、なんと美味しいことか!

食後は、再びお湯を沸かしてコーヒーを楽しむ。

春を感じる海を漕ぎ、浜でゆっくりとお湯を沸かしてラーメンとコーヒー。
『うん、良い休日だなあ』
道具を片付け、海に漕ぎ出す。

浜に戻るとシーカヤックの潮抜きをし、乾かす間にお茶とお菓子でしばし休憩。
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この週末も、土曜日は春帆楼のランチと秋山さんの一区切りとなるコンサートを楽しみ、日曜日はお散歩ツーリングと、充実した休日を過ごすことができた。
生涯不良のサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?