2019年1月3日(木) 天気予報をチェックすると、今日明日は晴れて風も弱い旅日和の模様。
『ちょっと、今日明日でキャンプに行ってくるよ。 キャンプ地は特に決めていないので、夕方には連絡するから』
***
ここ数回は、特に意識していなかったのだが、とびしま海道でのカヤック&バイクが続いていた。
久しぶりに、懐かしいホームグラウンドで漕いでみたいなあ。
と言うことで、やってきたのはここ。
家から1時間も掛からない、地元のお気に入りの日帰りツーリングスポット。
ここは、シーカヤックを始めた頃から通っている、本当にお気に入りのお散歩エリアなのである。
瀬戸内でも珍しくなった、自然海岸が続く美しい景色の中、のんびりまったりのお散歩ツーリングが楽しめるのだ。
ここはシーカヤッカーにもあまり知られていない場所で、これまであまり他のシーカヤッカーの方と遭遇することはなかったのだが、ここ1-2年は、SUPやシットオントップに乗った方を見かけることも何度かあった。
またネットをみると、ここから漕ぎ出されているシーカヤッカーの方も居られるようなので、残念ながら、徐々にではあるが出艇地として知られつつあるのかもしれない。。。
俺のポリシーとして、出艇地に到着した時、既に他のシーカヤッカーの方が居られたり、それらしい車が止まっていてすでに海に出られた様子であれば、お邪魔しないよう同じ場所からの出艇は控えて、他の場所に移動することにしている。
かつて横浜に住んでいた時に訪れた三浦半島では、こんなポリシーを守っていたら出艇する場所が見つからないだろうが、なんと言ってもここは芸予諸島。
シーカヤッカーの人口密度は限られており、いくらでも出艇場所はあるので、皆んながそれぞれのスタイルで楽しむことができるだけのキャパシティーがあるのである。
***
今日は幸いなことに、ここへは俺が一番乗り。
誰にも気兼ねなく、2019年最初のお散歩パドリングが楽しめそうである。
意識して少し遅めに家を出たので、ここに着いた時の気温は5℃程度。
寒すぎず、ちょうど良いツーリングコンディションだが、手にはミトンをはめて漕ぎだした。
俺の冬の手の防寒は、ミトンがお気に入り。
手のひら側はオープンではあるが、パドルを持っている限り、手が冷たくなることはない。
また、簡単にめくることができるので、防水カメラでの撮影にも支障がないのもお気に入りのポイント。
***
冬の芸予諸島の海は澄んで、とても気持ちの良い初漕ぎである。
穏やかな瀬戸内海を、長年使い込んで手に馴染んだアークティックウインドで、一漕ぎ一漕ぎ、水を掴む感覚を楽しみながらのパドリング。
漕ぐ手を止めてみると、最初はパドルから滴り落ちる水滴が海面を叩く音が聞こえるが、それが途切れると、静寂の時間が訪れる。
耳を澄ましても、『・・・』
波も穏やかな冬の芸予諸島で、真の静けさに包み込まれる至福の一時。
この贅沢な時間を楽しめるのが、瀬戸内シーカヤッカーの醍醐味である。
***
沖にある島には、いつものように砂利運搬船が停泊している。
その島の西端に進むと、芸予ブルーの景色が眼前に広がる。
バウを南に向けると、今度は島の崖と海が、まるで水墨画の世界のような、光と影の美しいコントラストを見せてくれる。
***
冬の瀬戸内は、こんなにも高い透明度。
高度経済成長期の、公害で有名だった昔の瀬戸内海のイメージとは、全くの別世界である。
***
自然海岸が残る対岸に渡り、上陸してしばしの休憩。
***
まるで南の島を思わせる、エメラルドグリーンの芸予諸島。
これで、浜が花崗岩の砂浜でなく、白い珊瑚の砕けた欠片であれば、沖縄の浜と言われても疑わないだろう。
浜を歩いてみると。。。
あまり嬉しくない足跡ではあるが、今年は亥年なので、まあこれも良しとしようか。
***
俺のお気に入りのスポット。
海の透明度は抜群である。
若い頃は、ここでシュノーケリングを楽しんだり、子供を連れてきて海水浴をしたり、本当に懐かしい場所である。
そんな浜が、25年以上もほぼ変わらない状態で残ってくれていることが、本当に嬉しい限り。
『さて、戻るとするか』
この頃には日も高くなり、気温も上がってきたので、ミトンをまくってのパドリング。
今日は、1時間半ほどのお散歩シーカヤックツーリングを堪能した。
***
シーカヤックをカートップし、洗車してから今度は『とびしま海道』へと向かう。
今日はキャンプをするのだが、時々利用させていただく江田島のキャンプ場は、今日までお休みなのである。
下蒲刈のキャンプ場に到着し、少し遅めのお昼ご飯の準備を開始。
今日は、和歌山ラーメンにしてみた。
家から持参した、チャーシューや煮卵、ネギなども入れて、完成である。
冬のキャンプの昼ご飯には、暖かいラーメンも美味いものだ。
***
少し風はあるが、空は晴れて気持ちの良い青空。
持参してきた水でカヤック道具を洗い、天日に干す。
***
日が傾いてくると、晩御飯の準備。
晴れた日の夕暮れは、美しい夕焼けが楽しませてくれる。
ストーブを取り出し、冬のキャンプの夜のスタートである。
食後は、最近お気に入りとなった『いいちこランタン』の登場。
***
朝は風もなく、満天の星空のなか、目が覚めた。
日が昇る前の東の空の景色は、キャンプの朝の楽しみの一つ。
水平線から太陽が顔をだすその瞬間が、一番のお気に入り。
***
まずはお湯を沸かしてコーヒーを楽しみ、その後、朝食の準備に取り掛かる。
再びお湯を沸かし、昨日残しておいた長ネギと白菜を煮る。
地元の美味しいうどん出汁を入れ、肉とかまぼこ、うどんを投入。
俺の冬のキャンプの朝は、うどんが定番である。
『ハフハフ、ずるり』 『ズズズズーッ』 『うん、美味い!』
『ごちそうさまでした』
***
食後のコーヒーを楽しみ、ゆっくりと片付ける。
荷物を車に積み込み、着替えると、今度は自転車である。
先日、タイヤ、チェーン、リアディレイラー、そしてスプロケットのトップギアを交換して、リフレッシュした俺の長年の愛車である。
今日は、下蒲刈を一周する。
風も弱く、快適なペダリング。
車も自転車もほとんどおらず、快適な朝のお散歩サイクリングである。
下蒲刈一周は、少し短めではあるが、朝の運動にはちょうど良い感じ。
『いやあ、今回もまたまた最高に気持ち良いキャンプ旅であったなあ』
***
2019年の初カヤック&バイクは、芸予ブルーの好天にも恵まれ、地元のお気に入りのスポットをたっぷりと堪能することができた。
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
『ちょっと、今日明日でキャンプに行ってくるよ。 キャンプ地は特に決めていないので、夕方には連絡するから』
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ここ数回は、特に意識していなかったのだが、とびしま海道でのカヤック&バイクが続いていた。
久しぶりに、懐かしいホームグラウンドで漕いでみたいなあ。
と言うことで、やってきたのはここ。
家から1時間も掛からない、地元のお気に入りの日帰りツーリングスポット。
ここは、シーカヤックを始めた頃から通っている、本当にお気に入りのお散歩エリアなのである。
瀬戸内でも珍しくなった、自然海岸が続く美しい景色の中、のんびりまったりのお散歩ツーリングが楽しめるのだ。
ここはシーカヤッカーにもあまり知られていない場所で、これまであまり他のシーカヤッカーの方と遭遇することはなかったのだが、ここ1-2年は、SUPやシットオントップに乗った方を見かけることも何度かあった。
またネットをみると、ここから漕ぎ出されているシーカヤッカーの方も居られるようなので、残念ながら、徐々にではあるが出艇地として知られつつあるのかもしれない。。。
俺のポリシーとして、出艇地に到着した時、既に他のシーカヤッカーの方が居られたり、それらしい車が止まっていてすでに海に出られた様子であれば、お邪魔しないよう同じ場所からの出艇は控えて、他の場所に移動することにしている。
かつて横浜に住んでいた時に訪れた三浦半島では、こんなポリシーを守っていたら出艇する場所が見つからないだろうが、なんと言ってもここは芸予諸島。
シーカヤッカーの人口密度は限られており、いくらでも出艇場所はあるので、皆んながそれぞれのスタイルで楽しむことができるだけのキャパシティーがあるのである。
***
今日は幸いなことに、ここへは俺が一番乗り。
誰にも気兼ねなく、2019年最初のお散歩パドリングが楽しめそうである。
意識して少し遅めに家を出たので、ここに着いた時の気温は5℃程度。
寒すぎず、ちょうど良いツーリングコンディションだが、手にはミトンをはめて漕ぎだした。
俺の冬の手の防寒は、ミトンがお気に入り。
手のひら側はオープンではあるが、パドルを持っている限り、手が冷たくなることはない。
また、簡単にめくることができるので、防水カメラでの撮影にも支障がないのもお気に入りのポイント。
***
冬の芸予諸島の海は澄んで、とても気持ちの良い初漕ぎである。
穏やかな瀬戸内海を、長年使い込んで手に馴染んだアークティックウインドで、一漕ぎ一漕ぎ、水を掴む感覚を楽しみながらのパドリング。
漕ぐ手を止めてみると、最初はパドルから滴り落ちる水滴が海面を叩く音が聞こえるが、それが途切れると、静寂の時間が訪れる。
耳を澄ましても、『・・・』
波も穏やかな冬の芸予諸島で、真の静けさに包み込まれる至福の一時。
この贅沢な時間を楽しめるのが、瀬戸内シーカヤッカーの醍醐味である。
***
沖にある島には、いつものように砂利運搬船が停泊している。
その島の西端に進むと、芸予ブルーの景色が眼前に広がる。
バウを南に向けると、今度は島の崖と海が、まるで水墨画の世界のような、光と影の美しいコントラストを見せてくれる。
***
冬の瀬戸内は、こんなにも高い透明度。
高度経済成長期の、公害で有名だった昔の瀬戸内海のイメージとは、全くの別世界である。
***
自然海岸が残る対岸に渡り、上陸してしばしの休憩。
***
まるで南の島を思わせる、エメラルドグリーンの芸予諸島。
これで、浜が花崗岩の砂浜でなく、白い珊瑚の砕けた欠片であれば、沖縄の浜と言われても疑わないだろう。
浜を歩いてみると。。。
あまり嬉しくない足跡ではあるが、今年は亥年なので、まあこれも良しとしようか。
***
俺のお気に入りのスポット。
海の透明度は抜群である。
若い頃は、ここでシュノーケリングを楽しんだり、子供を連れてきて海水浴をしたり、本当に懐かしい場所である。
そんな浜が、25年以上もほぼ変わらない状態で残ってくれていることが、本当に嬉しい限り。
『さて、戻るとするか』
この頃には日も高くなり、気温も上がってきたので、ミトンをまくってのパドリング。
今日は、1時間半ほどのお散歩シーカヤックツーリングを堪能した。
***
シーカヤックをカートップし、洗車してから今度は『とびしま海道』へと向かう。
今日はキャンプをするのだが、時々利用させていただく江田島のキャンプ場は、今日までお休みなのである。
下蒲刈のキャンプ場に到着し、少し遅めのお昼ご飯の準備を開始。
今日は、和歌山ラーメンにしてみた。
家から持参した、チャーシューや煮卵、ネギなども入れて、完成である。
冬のキャンプの昼ご飯には、暖かいラーメンも美味いものだ。
***
少し風はあるが、空は晴れて気持ちの良い青空。
持参してきた水でカヤック道具を洗い、天日に干す。
***
日が傾いてくると、晩御飯の準備。
晴れた日の夕暮れは、美しい夕焼けが楽しませてくれる。
ストーブを取り出し、冬のキャンプの夜のスタートである。
食後は、最近お気に入りとなった『いいちこランタン』の登場。
***
朝は風もなく、満天の星空のなか、目が覚めた。
日が昇る前の東の空の景色は、キャンプの朝の楽しみの一つ。
水平線から太陽が顔をだすその瞬間が、一番のお気に入り。
***
まずはお湯を沸かしてコーヒーを楽しみ、その後、朝食の準備に取り掛かる。
再びお湯を沸かし、昨日残しておいた長ネギと白菜を煮る。
地元の美味しいうどん出汁を入れ、肉とかまぼこ、うどんを投入。
俺の冬のキャンプの朝は、うどんが定番である。
『ハフハフ、ずるり』 『ズズズズーッ』 『うん、美味い!』
『ごちそうさまでした』
***
食後のコーヒーを楽しみ、ゆっくりと片付ける。
荷物を車に積み込み、着替えると、今度は自転車である。
先日、タイヤ、チェーン、リアディレイラー、そしてスプロケットのトップギアを交換して、リフレッシュした俺の長年の愛車である。
今日は、下蒲刈を一周する。
風も弱く、快適なペダリング。
車も自転車もほとんどおらず、快適な朝のお散歩サイクリングである。
下蒲刈一周は、少し短めではあるが、朝の運動にはちょうど良い感じ。
『いやあ、今回もまたまた最高に気持ち良いキャンプ旅であったなあ』
***
2019年の初カヤック&バイクは、芸予ブルーの好天にも恵まれ、地元のお気に入りのスポットをたっぷりと堪能することができた。
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?