あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 晩夏の休日に江田島で初SUP体験

2019年09月14日 | 旅するシーカヤック
2019年9月14日(土) とある事情により、ワゴンがしばらく使えない状態なので、先週はバイクで江田島の陀峯山へドローン撮影ツーリングに行ったのだが、その時に見つけたのが『BOON』
ここではウェークボードもやっておられるが、調べてみるとSUP体験もできるらしい。

最近気になっていた、SUP。
せっかくカヤックを運べない今のタイミングだからこそ、これも縁だと考えて、SUP体験を申し込んでいた。

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今日は、10時から体験の予定。
ワゴンが使えないので、ロードスターをオープンにして江田島へと向かう。

ワゴンも11万キロを超えて少し調子を崩したが、このロードスターはもう22.5万キロ!

それでもエンジンもトランスミッションも、まだまだ絶好調である。

ダッシュボードには、ヤンゴン方式で小さな仏像を。
これは、ヤンゴン旅での自分への土産である。

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少し早めに到着し、ウェークボードを担当されているらしい女性スタッフの方から、いろいろとお話を伺った。

SUPにも、インフレータブルとハードボードがあるらしい。

しばらくすると店長さんも到着し、パドルも準備されていた。

これまたお話を伺うと、安価なプラスチックから、高価なフルカーボンまでピンキリということで、この辺りもシーカヤックと同じような状況のようである。

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今日は、俺一人かと思っていたら、三連休ということで江田島を訪れておられた女性グループも参加されることになったとのこと。
まずはSUPの種類や、乗り方、立ち方、漕ぎ方などを教わってから、海に出る準備。

俺は最初はインフレータブルに乗ることに。

バンジーがついているので、そこにペリカンケースとクロックスをセットして、まずは正座状態で海に漕ぎ出す。

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女性グルーブは、みなさん何度も漕がれているとのことで、初SUPは俺だけである。
それでもなんとか正座での漕ぎをクリアし、立って漕ぐことにも成功。

シーカヤックでも漕ぎ慣れた、お気に入りのエリアであるが、立って漕ぐ新鮮な視線での海の散歩は新鮮な気分。

『どうですか』
『はい、思ったよりも安定性がなくて、なんだか膝がぷるぷるします』
『あ、これは女性が乗ることを想定して、少し空気圧を低くしているんですよ。 その影響かもしれませんねえ』
『確かに。 漕ぐと、少し撓んで力が逃げている感じがします』
『後で休憩の時、こっちのボードに乗ってみてください』

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いつもシーカヤックで漕ぎ抜けている洞窟を、今日はSUPで潜ることに。


ここからは、しばらく真面目に漕いで、少し離れた浜へと向かう。

ここは、俺がいつもシーカヤックを漕ぎだしているお馴染みの浜。
持参した、ペットボトルのお茶を飲み、しばし休憩。

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再び漕ぎ出し、少し南下してみる。

俺は、ここからハードボードに乗せていただいたのだが、さっきとは全く異なる乗り味である。

『おお、これは全く違いますねえ。 これなら安定していて、とても漕ぎやすいですよ』

それにしても、SUPの場合は裸足でボードに乗り、足の指も使いながら微妙なバランスを取る感覚が新鮮であった。
まさに、スタンドアップ・パドルである。

そして、浜に降りても危なくない場所であれば、その裸足のまま砂浜を歩き、海に入る。
これだけのことなのだが、いつもより深く自然に触れている感じが面白い。

いつもシーカヤックから観る景色だが、今日は違って見える。

到着した浜で、再び休憩。


遠くから来られたという仲良し4人組は、綺麗な芸予諸島の海にSUPを浮かべ、楽しそうに海遊びを楽しんでおられる。

俺は、海に浸かって体を冷やす。


***

『じゃあ、そろそろ戻りましょうか』

途中からは、店長さんにカーボンパドルを拝借し、テスト漕ぎ。
『おお、これはいいですね』
『シーカヤックと違って、SUPはパドルを空中で持っている時間が長いんで、軽いパドルがいいんですよ』
『なるほど。 このハードボードとカーボンパドルの組み合わせが、今日のベストです』

***

海から上がり、シャワーを浴びて着替える。
『今日は楽しかったです。 お世話になりました』

人生初のSUP体験。
これは良いトレーニングになるんだなあ。

***

風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
生涯不良の人生、さて、明日はどこ行こう?

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