この週末は、10年以上前から続けている、地元の島でのシーカヤック教室の〆となる、秋のキャンプツーリングの予定が入っている。
だが、先週末に母が入院し、その後手術を行うことになったので、実施できるかどうかわからない状況になり、先方にもその旨お伝えしていた。
その後、無事に手術が終わり、医者も心配していた後遺症もなく驚きの回復力をみせ、手術の翌日には救急病棟から一般病棟に移り、なんとか落ち着いた。
また現状では、コロナの影響で面会も原則禁止となっており、実施できる状況になったのである。
今回は、高校生の男女各1名、職員さんも男女各1名の参加であり、男子組と女子組のタンデム艇2艇、俺のシングル艇1艇というスモールなグループツーリング。
そして、ありがたいことに荷物の運搬や、いざという時の陸送を担当してくださる陸上班の職員さんもサポートして頂ける。 感謝!
ツーリング中の安全確保を考えると、ガイドする担当が安定性の高いタンデム艇2艇というのは、ちょうど良い組み合わせである。
また、昨年も参加してくれた高校生の男の子は、来年は卒業であり、今回が最後のキャンプツーリングのチャンスであったので、開催できることになったのは嬉しいことである。
***
この日は、朝こそ風が弱いものの、時間とともに西風が強くなる予報であったので、現地を確認して判断しようと早めに家を出る。
ルート近くの道をクルマで走り、海の状況を確認するとともに、クルマを止めて風の状況を体で感じる。
『うーん、これはやはり風が上がりそうだなあ』
施設に伺い、『風が強くなる予報であり、途中で中断する可能性があること』を伝えた上で、出発準備。
ここは風裏なので、穏やかな瀬戸内海の秋の海。
空は晴れて、ここだけ見ると絶好の漕ぎ日和のようだが、今日の本番はまだこれからである。
***
東に進むにつれて、徐々に風が強くなる気配が現れてきた。
定期航路に気を配り、読めない漁船の動きもしっかりワッチしながら漕ぎ進む。
防波堤も風除けに使い、
漕ぎ進むが、
西側が完全にオープンになったエリアに来ると、瀬戸内らしいチョッピーな波が押し寄せ、海岸近くではプチサーフ状態。
欲張ってこれ以上進むと、途中エスケープできる場所がないので、『今日は、ここで上陸! 上がって、クルマで陸送するよー』
***
こうなる可能性は、あらかじめ伝えていたので、想定内である。
ケータイで陸上班と連絡を取り、まずはシーカヤック部メンバーをキャンプ地まで陸送し、その後職員さんにカヤックを陸送いただいた。
待っているあいだのキャンプ地の海は、こんな状況。
この秋としては、初めてとも言える本格的な冬型の気圧配置で西風が強くなり、
瀬戸内とは思えない荒れた海である。
***
無事に陸送も終え、全員が揃う。
強風の中、テントを張る。
ここからは、コロナ感染リスクを避けるため、俺は完全単独行動。
みんなにはキャンプを楽しんでもらいながら、俺はソロキャンプモードで独り静かに秋の『とびしま海道』を楽しむ。
***
翌朝は、風も落ち、気持ちの良い晩秋の芸予諸島。
今のキャンプブーム恐るべしで、こんな無名のキャンプ地にも大勢のキャンパーが押し寄せていた。
『クワバラクワバラ』 シーカヤック部のツーリングでなければ、俺は絶対にここには来ないなあ!
***
今日はまた、遅くなると風が上がる予報なので、予定より少し早めに片付けを終えて、海に出る。
今の時間なら、引き潮に乗って順調に漕ぎ戻れるはず。
少し雲はあるが、芸予ブルーが美しいとびしま海道。
***
晩秋の穏やかな海の、朝のお散歩パドリングは、なんと気持ちの良いものよ!
手積みの石垣を眺めながら、潮に乗って漕ぎ進む。
途中、無人島にも立ち寄ってみた。
『ようし、せっかくだから、無人島でチョット休憩しようか』
ここの眺めが、また俺の好み。
***
ここからは、少し南西の向かい風となるが、しっかり練習を重ねてきた部員たちには全く問題ない。
『ようし、もうゴールは見えてきたぞ! 最後まで頑張れよ』
出発から2時間で、漕ぎ出した場所まで戻ってきた。
***
これで2回目となる島のシーカヤック部のキャンプツーリング企画。
土曜日は荒れた瀬戸内海と陸送も経験し、日曜日は芸予ブルーのお散歩漕ぎも楽しんだ。
彼ら、彼女たちが、この部活動を通じて少しでも瀬戸内の良さやシーカヤック旅の楽しさ、海での安全確保の大切さを実感してくるなら、こんな嬉しいことはない。
『浮世の難しいしがらみは、あっしには関わりのねえことでござんす。 御免なすって』
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
だが、先週末に母が入院し、その後手術を行うことになったので、実施できるかどうかわからない状況になり、先方にもその旨お伝えしていた。
その後、無事に手術が終わり、医者も心配していた後遺症もなく驚きの回復力をみせ、手術の翌日には救急病棟から一般病棟に移り、なんとか落ち着いた。
また現状では、コロナの影響で面会も原則禁止となっており、実施できる状況になったのである。
今回は、高校生の男女各1名、職員さんも男女各1名の参加であり、男子組と女子組のタンデム艇2艇、俺のシングル艇1艇というスモールなグループツーリング。
そして、ありがたいことに荷物の運搬や、いざという時の陸送を担当してくださる陸上班の職員さんもサポートして頂ける。 感謝!
ツーリング中の安全確保を考えると、ガイドする担当が安定性の高いタンデム艇2艇というのは、ちょうど良い組み合わせである。
また、昨年も参加してくれた高校生の男の子は、来年は卒業であり、今回が最後のキャンプツーリングのチャンスであったので、開催できることになったのは嬉しいことである。
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この日は、朝こそ風が弱いものの、時間とともに西風が強くなる予報であったので、現地を確認して判断しようと早めに家を出る。
ルート近くの道をクルマで走り、海の状況を確認するとともに、クルマを止めて風の状況を体で感じる。
『うーん、これはやはり風が上がりそうだなあ』
施設に伺い、『風が強くなる予報であり、途中で中断する可能性があること』を伝えた上で、出発準備。
ここは風裏なので、穏やかな瀬戸内海の秋の海。
空は晴れて、ここだけ見ると絶好の漕ぎ日和のようだが、今日の本番はまだこれからである。
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東に進むにつれて、徐々に風が強くなる気配が現れてきた。
定期航路に気を配り、読めない漁船の動きもしっかりワッチしながら漕ぎ進む。
防波堤も風除けに使い、
漕ぎ進むが、
西側が完全にオープンになったエリアに来ると、瀬戸内らしいチョッピーな波が押し寄せ、海岸近くではプチサーフ状態。
欲張ってこれ以上進むと、途中エスケープできる場所がないので、『今日は、ここで上陸! 上がって、クルマで陸送するよー』
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こうなる可能性は、あらかじめ伝えていたので、想定内である。
ケータイで陸上班と連絡を取り、まずはシーカヤック部メンバーをキャンプ地まで陸送し、その後職員さんにカヤックを陸送いただいた。
待っているあいだのキャンプ地の海は、こんな状況。
この秋としては、初めてとも言える本格的な冬型の気圧配置で西風が強くなり、
瀬戸内とは思えない荒れた海である。
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無事に陸送も終え、全員が揃う。
強風の中、テントを張る。
ここからは、コロナ感染リスクを避けるため、俺は完全単独行動。
みんなにはキャンプを楽しんでもらいながら、俺はソロキャンプモードで独り静かに秋の『とびしま海道』を楽しむ。
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翌朝は、風も落ち、気持ちの良い晩秋の芸予諸島。
今のキャンプブーム恐るべしで、こんな無名のキャンプ地にも大勢のキャンパーが押し寄せていた。
『クワバラクワバラ』 シーカヤック部のツーリングでなければ、俺は絶対にここには来ないなあ!
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今日はまた、遅くなると風が上がる予報なので、予定より少し早めに片付けを終えて、海に出る。
今の時間なら、引き潮に乗って順調に漕ぎ戻れるはず。
少し雲はあるが、芸予ブルーが美しいとびしま海道。
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晩秋の穏やかな海の、朝のお散歩パドリングは、なんと気持ちの良いものよ!
手積みの石垣を眺めながら、潮に乗って漕ぎ進む。
途中、無人島にも立ち寄ってみた。
『ようし、せっかくだから、無人島でチョット休憩しようか』
ここの眺めが、また俺の好み。
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ここからは、少し南西の向かい風となるが、しっかり練習を重ねてきた部員たちには全く問題ない。
『ようし、もうゴールは見えてきたぞ! 最後まで頑張れよ』
出発から2時間で、漕ぎ出した場所まで戻ってきた。
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これで2回目となる島のシーカヤック部のキャンプツーリング企画。
土曜日は荒れた瀬戸内海と陸送も経験し、日曜日は芸予ブルーのお散歩漕ぎも楽しんだ。
彼ら、彼女たちが、この部活動を通じて少しでも瀬戸内の良さやシーカヤック旅の楽しさ、海での安全確保の大切さを実感してくるなら、こんな嬉しいことはない。
『浮世の難しいしがらみは、あっしには関わりのねえことでござんす。 御免なすって』
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?