ここ1年位は、どこかに遊びに行った、泊まりに行った、というブログを書くのも憚られるほど、息詰まるような社会の雰囲気。
幸い家でもこなせる業務なので、仕事はほぼ在宅勤務とし、重要な報告や郵便物チェック以外は出社することもなくなった。
通勤が不要になった終業後の時間は、イリコと昆布の出汁取りから始める味噌汁作りをセットとする夕食準備や、畑作業、ウオーキングなど、それなりに充実した日々である。
独りが好きなので、妻と母のために夕食を準備したり、日々成長する野菜の世話をする、そのような生活も全く苦ではないのだが、不要不急の外出をネガティブに捉える社会の雰囲気の影響か、週末にシーカヤック旅やSUP旅に出かける気力も減退していたので、なんだか心にポッカリと穴が空いたような空虚な感じが続いていた。
***
そんな中、先週末は錦川沿いの道をクルマで走る機会があり、昔は春や秋には独りで、家族と、そして友人たちと、カヤックで川下りを楽しんでいた事を懐かしく想い出したのである。
美しい景色を眺めながら、『ああ、錦川を下りたいなあ!!!』
そして家に戻ると、『決めた。 俺はまた錦川を下るよ』、と妻に宣言。
***
土曜日の朝、朝早くから家を出て、下道で行波へ。
今日の荷物は、大型の防水バッグ、パドル、PFD、そしていつも貴重品を入れているペリケース。
久々となる、錦川清流線の列車。
今日は、俺ともう一人のお客さんの2人だけの、全く密ではない車内の状況。
***
錦川清流線は、川沿いを走るので、事前のスカウティングにぴったりなのだ。
『ここの瀬は、水量が少ないからあのルートはダメで、あそこを通ろう』
『やっぱり、錦川は水がキレイだなあ。 久しぶりのパドリング、楽しみだ!』
***
南桑に到着。
懐かしい、この景色。
何十年経っても、堤防工事以外はそれほど変わっていないこの雰囲気が好きなのである。
今回は、新たに手に入れたパックラフト、ココペリのローグを持ってきた。
このコンパクトな荷物で、川下りができるのだから、驚きである!
***
パックラフト本体は、この収納サイズ。
本来は、エアバッグを用いて膨らませるのだが、俺は充電式のインフレーターを使用。
あっという間に膨らんで、最後の仕上げは息を吹き込んで完成である。
シートやコーミングをセットすると、バンジーコードで艤装も完了。
***
今回持参したパドルは、シャフトがアルミのSUP用安パドル。
アルミなら簡単に折れたりしないだろうし、軽すぎるパドルが苦手な俺には、全く問題ない。
初めてのパックラフトに乗り込み、久々の錦川に漕ぎ出した。
他のカヤッカーやカヌーイストが居ない、独り占め状態の春の錦川。
相変わらずの、水の透明度である。
途中、川岸では猿を見た。
江の川の川下りでは見たことがあるが、錦川の川下りで猿を見たのは初めてである。
***
パックラフトは、フラットボトムなので直進性は皆無で少し手を休めるとクルクルと回ってしまう。
でもそれはそれで、遊園地の遊具感覚で楽しいのである。
そうは言っても、安定性は高いので、ちょっとした瀬でも安心して下ることができる。
瀬と瀞場が交互に現れ、美しい景色の中の、他には誰も居ない静かな川下りを、久々に心底から堪能。
***
***
河原にココペリ・ローグを引き揚げ、しばし休憩。
今日は、2時間半漕いで、ゴールに到着。
初めてのパックラフトによる川下りだったが、その手軽さと安定性を実感するとともに、シートやシートバックが要改善であることが理解できた。
***
岩国まで行き、買い出しをして、今日のキャンプ地へ移動。
広い河原で、俺以外のキャンパーはもう一組のみの、これまた密にならないシチュエーション。
今回持参したのは、先日REIのキャンペーンでリーズナブルな価格で購入した、ヘリノックスのコット。
ゴツゴツとした川でのキャンプで使ってみたところ、とても快適で驚いた!
『いやあ、これから河原でのキャンプにはこれが必需品だなあ!』
***
少し遅いお昼ご飯を食べ、ビールを飲み、テントとキッチンをセットする。
河原でのソロキャンプのミニマムパッキングでのキッチンは、こんな感じである。
濡れたパックラフトも干して、片付ける。
夕方になると、簡単な夕食を食べながら、美味しいビールを独り静かに楽しむ。
小さな焚き火で暖をとりながら、静かに更けていくキャンプの夜。
***
コットのお陰で、快適な睡眠を楽しめた。
キャンプの朝は、俺の定番であるうどん。
たまごの天ぷらも入れ、暖かいうどんでキャンプの朝は体を暖める。
***
本当に久しぶりとなる、春の錦川の川下りを、密になることなく心底楽しむことができた!
『ああ、なんだか生き返った感じがするなあ!』
手軽に川下りを楽しめるココペリのパックラフト、ローグも手に入れたし、錦川も昔と比べて川下りするカヤッカーも減っていることから、これから俺の息抜きとして錦川の川下りに嵌りそうな予感。
***
『浮世の難しいしがらみは、あっしには関わりのねえことでござんす。 御免なすって』
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
幸い家でもこなせる業務なので、仕事はほぼ在宅勤務とし、重要な報告や郵便物チェック以外は出社することもなくなった。
通勤が不要になった終業後の時間は、イリコと昆布の出汁取りから始める味噌汁作りをセットとする夕食準備や、畑作業、ウオーキングなど、それなりに充実した日々である。
独りが好きなので、妻と母のために夕食を準備したり、日々成長する野菜の世話をする、そのような生活も全く苦ではないのだが、不要不急の外出をネガティブに捉える社会の雰囲気の影響か、週末にシーカヤック旅やSUP旅に出かける気力も減退していたので、なんだか心にポッカリと穴が空いたような空虚な感じが続いていた。
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そんな中、先週末は錦川沿いの道をクルマで走る機会があり、昔は春や秋には独りで、家族と、そして友人たちと、カヤックで川下りを楽しんでいた事を懐かしく想い出したのである。
美しい景色を眺めながら、『ああ、錦川を下りたいなあ!!!』
そして家に戻ると、『決めた。 俺はまた錦川を下るよ』、と妻に宣言。
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土曜日の朝、朝早くから家を出て、下道で行波へ。
今日の荷物は、大型の防水バッグ、パドル、PFD、そしていつも貴重品を入れているペリケース。
久々となる、錦川清流線の列車。
今日は、俺ともう一人のお客さんの2人だけの、全く密ではない車内の状況。
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錦川清流線は、川沿いを走るので、事前のスカウティングにぴったりなのだ。
『ここの瀬は、水量が少ないからあのルートはダメで、あそこを通ろう』
『やっぱり、錦川は水がキレイだなあ。 久しぶりのパドリング、楽しみだ!』
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南桑に到着。
懐かしい、この景色。
何十年経っても、堤防工事以外はそれほど変わっていないこの雰囲気が好きなのである。
今回は、新たに手に入れたパックラフト、ココペリのローグを持ってきた。
このコンパクトな荷物で、川下りができるのだから、驚きである!
***
パックラフト本体は、この収納サイズ。
本来は、エアバッグを用いて膨らませるのだが、俺は充電式のインフレーターを使用。
あっという間に膨らんで、最後の仕上げは息を吹き込んで完成である。
シートやコーミングをセットすると、バンジーコードで艤装も完了。
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今回持参したパドルは、シャフトがアルミのSUP用安パドル。
アルミなら簡単に折れたりしないだろうし、軽すぎるパドルが苦手な俺には、全く問題ない。
初めてのパックラフトに乗り込み、久々の錦川に漕ぎ出した。
他のカヤッカーやカヌーイストが居ない、独り占め状態の春の錦川。
相変わらずの、水の透明度である。
途中、川岸では猿を見た。
江の川の川下りでは見たことがあるが、錦川の川下りで猿を見たのは初めてである。
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パックラフトは、フラットボトムなので直進性は皆無で少し手を休めるとクルクルと回ってしまう。
でもそれはそれで、遊園地の遊具感覚で楽しいのである。
そうは言っても、安定性は高いので、ちょっとした瀬でも安心して下ることができる。
瀬と瀞場が交互に現れ、美しい景色の中の、他には誰も居ない静かな川下りを、久々に心底から堪能。
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河原にココペリ・ローグを引き揚げ、しばし休憩。
今日は、2時間半漕いで、ゴールに到着。
初めてのパックラフトによる川下りだったが、その手軽さと安定性を実感するとともに、シートやシートバックが要改善であることが理解できた。
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岩国まで行き、買い出しをして、今日のキャンプ地へ移動。
広い河原で、俺以外のキャンパーはもう一組のみの、これまた密にならないシチュエーション。
今回持参したのは、先日REIのキャンペーンでリーズナブルな価格で購入した、ヘリノックスのコット。
ゴツゴツとした川でのキャンプで使ってみたところ、とても快適で驚いた!
『いやあ、これから河原でのキャンプにはこれが必需品だなあ!』
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少し遅いお昼ご飯を食べ、ビールを飲み、テントとキッチンをセットする。
河原でのソロキャンプのミニマムパッキングでのキッチンは、こんな感じである。
濡れたパックラフトも干して、片付ける。
夕方になると、簡単な夕食を食べながら、美味しいビールを独り静かに楽しむ。
小さな焚き火で暖をとりながら、静かに更けていくキャンプの夜。
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コットのお陰で、快適な睡眠を楽しめた。
キャンプの朝は、俺の定番であるうどん。
たまごの天ぷらも入れ、暖かいうどんでキャンプの朝は体を暖める。
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本当に久しぶりとなる、春の錦川の川下りを、密になることなく心底楽しむことができた!
『ああ、なんだか生き返った感じがするなあ!』
手軽に川下りを楽しめるココペリのパックラフト、ローグも手に入れたし、錦川も昔と比べて川下りするカヤッカーも減っていることから、これから俺の息抜きとして錦川の川下りに嵌りそうな予感。
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『浮世の難しいしがらみは、あっしには関わりのねえことでござんす。 御免なすって』
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?